海外派遣留学生の声 小椋さん

研修先での授業とアクティビティについて

基本的には午前中は授業、午後は自由時間というプログラムでした。私の所属していたクラスは日本人13名、ペルー人1名という構成でした。
授業の内容は文法やリスニング、長文読解など日本での英語の授業と比較的近いものでした。ディスカッションの頻度が非常に高く学生が聴講に徹することはほとんどないことが日本の授業との最大の相違点です。あまり体験したことのない形態の授業はとても刺激的でした。
放課後の過ごし方は、現地の学生が企画したバーベキューなどのアクティビティに参加したり友人同士でカフェ巡りや食べ歩きに勤しんだりと学生によって様々でした。まさに自由時間といった感じで、各々が有意義な時間を過ごしていました。
研修先で苦労した点、努力した点

店員さんや運転手さんなど街の方との会話で相手の発言が聞き取れなかったりこちらの発音を聞き取ってもらえなかったりした際は苦労しました。
少しでも円滑にコミュニケーションを取れるようになるために、分からなかった単語たちで英単語帳を作る、英語で日記を書く、独り言や考え事は英語でするなど自分なりに楽しく工夫して勉強をしていました。ホストファミリーや現地の学生など身近な方との会話の中で彼らの発音を真似してみたことも身になったのではないかと思います。
研修を受けて感じた効果、自分自身の変化について

コミュニケーションを取ることに対し貪欲になったと強く感じます。
もちろん留学前に英語は勉強しましたし現地でも授業を受けていましたが、日本語と同じように会話しようとするとなかなか難しいものがありました。そこで自分の考えや感じたこと、要望を相手に正確に伝えるために表現方法を工夫するようにしました。使用する語彙や文法を変えたり、伝わりやすいように切り口を変えたり、手段は様々です。
かなり気さくに話しかけてくださる現地の方々の助けもあり、自分の意見を伝えることや分からないことを質問することへの心理的ハードルはなくなったと思います。
研修経験を帰国後の学生生活にどう活かしたか、活かしていきたいかについて

今回の研修で世界は自分が想像しているよりずっと広いということを、身をもって体感したように思います。カナダは日本と比べ個人の人種や文化などがかなり多様です。そのような環境での生活を経て、皆が様々な事情を持っているからこそ柔軟な姿勢でいるべきだし、互いに理解し合うためにもコミュニケーションをとることを恐れるべきではないと考えるようになりました。
研修を通して感じたことを忘れずに様々な人と関わっていきたいし、その手段の一つとして英語の勉強を継続したいと思っています。
今後短期語学研修の参加を検討している後輩へ一言

言語や文化が違っても人の優しさは変わらないし、英語力などの不安要素もその場に置かれれば意外とどうにかなります。想像以上に充実した留学生活がそこにはあるはずなので、もしも決断に迷っているなら思い切って踏み出してみても良いのではないでしょうか。
My favorite!
留学先での忘れられないお勧めスポットや食べ物などを紹介します。

Cadboro-Gyro Park
帰国する数日前にホストマザーが連れて行ってくれた公園にある海岸です。8月なのに肌寒く20時過ぎなのに明るいという日本での常識とは異なる環境で見た景色は、美しすぎて現実味がありませんでした。大学から徒歩で向かえる距離にある公園なのでお時間のある方はぜひ一度訪れてみてください。