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海外派遣留学生の声 加藤さん

「英語を使って誰かとつながる楽しさ」に気づいた!

オーストラリア
短期語学研修(渡航型プログラム)

加藤 杏奈さん
(人間科学部人間科学科)

留学先大学:西オーストラリア大学
留学期間:2年生春季(2024年度) 5週間
       2025年2月7日~3月16日

研修先での授業とアクティビティについて

授業は先生との会話や使用する教材まですべて英語で行われるため、まさに英語漬けの日々でした。先生はとても明るく、話し上手な方で、毎日楽しく学ぶことができました。クラスは研修前のテスト結果に基づいてレベル分けされており、希望すれば途中で変更も可能です。また、武蔵野大学以外の大学からも多くの学生が参加しており、全国の学生との交流もこの研修の大きな魅力の一つでした。授業以外にも、大学主催でパースの観光地を巡るバスツアーや動物園訪問などのアクティビティが充実しており、現地の文化や自然に触れる貴重な体験ができました。

研修先で苦労した点、努力した点

オーストラリア研修に向けて、私は出発前からほぼ毎日大学の英会話に参加し、基礎的な英語力を少しでも高めるよう努力していました。現地でも毎日欠かさず英語学習アプリを使い、実際の会話の中で覚えた表現を復習したり、新たな単語を学んだりすることを継続していました。それでも、会話のテンポや文化の違いに戸惑う場面もあり、特に最初のうちは自分の言いたいことをうまく伝えられず、悔しい思いをすることも多かったです。そんな中でも、笑顔を絶やさず「まずは話してみる」ことを自分に課し、毎日一回でも多く話しかける機会を作るように意識していました。努力を積み重ねた結果、少しずつ現地の人とのやり取りに自信が持てるようになり、英語に対する心理的なハードルも下がったと感じています。

研修を受けて感じた効果、自分自身の変化について

研修を通じて最も実感したのは、英語で考え、伝えようとする思考回路への変化です。ホストマザーや店員との会話では翻訳アプリを極力使わず、自力で伝えることに挑戦しました。間違っても誰もが笑顔で応じてくれる環境の中で、英語への苦手意識が和らいでいきました。また、生活上の問題で悩んだ際に、自分での解決に限界を感じて担任の先生に相談した結果、無事解決できた経験は、「一人で抱え込まず助けを求めることの大切さ」を教えてくれました。さらに、異なる文化で暮らしてきた人々との交流を通じて、自分の価値観を見直すきっかけにもなりました。

研修経験を帰国後の学生生活にどう活かしたか、活かしていきたいか

今回の研修を通して、文法的に正確な英語に固執するのではなく、「相手に伝えようとする気持ち」が何よりも大切であることを実感しました。研修前から利用し、オーストラリア滞在中も毎日欠かさず続けていた英語学習アプリは、帰国後も継続しています。また、大学内の英会話プログラムにも再び参加する予定です。研修前にはなかなか実感できなかった「英語を使って誰かとつながる楽しさ」を知ったことで、今では研修を思い出しながら、前向きに日々の学習に取り組んでいます。この経験を糧に、今後も生活の一部として英語を学び続け、将来的には留学や英語を使った仕事にも挑戦してみたいと考えています。

今後短期語学研修の参加を検討している後輩へ一言お願いします

短期語学研修は、英語を学ぶだけでなく、現地の文化や環境を五感で体験できる貴重な機会です。英語が流暢である必要はまったくなく、単語だけのカタコト英語でも十分に意思疎通ができました。少しでも興味がある方はぜひ挑戦してみてください。パースは風土や人々、生活習慣など、何もかもが日本と異なり、毎日が発見の連続でした。一生の思い出になるはずです!

My favorite!

留学先で忘れられないお勧めスポットや食べ物などを紹介します。

私の忘れられない場所はロットネスト島です。元々ロットネスト島にしか生息していないクアッカワラビーが好きで訪れましたが、真っ白な砂浜と透き通る青い海、どこまでも高い空に圧倒されました。島内を自転車で5時間かけて一周した体験も含め、忘れられない特別な場所となりました。島で買ったポストカードに自分宛のメッセージを書き、日本で無事届いたそれは、今も私の宝物です。写真や動画を見返すたび、あの感動がよみがえります。なお、現地で見たクアッカワラビーは写真の100倍かわいかったです!