幼児教育学科 学科ポリシー
ディプロマ・ポリシー
幼児教育学科では、所定の卒業要件を満たし、以下の能力を修得した者に学士 (幼児教育学)の学位を授与します。
1 知識・専門性【学びの基礎力を基盤とした専門能力】
- 自ら基礎学力を修得し、自立的・主体的に学ぶことができる。【教養・基礎力】
- 自ら子供の成長や発達を理解し、社会環境の変化や子供の個別性に対応しながら発達の支援ができる知識と実践力を身につけている。【専門性】
- 自ら幼児教育・保育の原理や方法を身につけ、集団的及び個別的に実践できる専門的能力を修得している。【専門性】
2 関心・態度・人格【他者と自己を理解し、自発的に踏み出す力】
- 自ら問題意識を持ち、幼児教育・保育を実践することができる。【主体性・実行力】
- 社会の幸せに貢献できるような柔軟性、創造性と心身を自己管理する力を身につけている。【ストレスコントロール力】
- 幼児教育者・保育者としての倫理観、使命感を持っている。【人格形成・使命感】
3 思考力・判断力【課題を多角的に捉え、創造的に考える力】
- 自ら幅広い分野の知識を身につけ、多種多様な環境にある教育・保育の領域にまたがる課題を、総合的、多面的に理解し、論理的に分析できる。【情報分析・論理的思考力】
- 様々な幼児教育・保育、家庭及び社会の状況に応じて、新たな方法を模索することができる。【創造的思考力】
4 交感力・発信力【多様な人々のなかで、自らの考えを表現・発信する力】
- 幼児教育・保育の場面で言語・非言語メッセージを読み取り、豊かなコミュニケーションができる。【コミュニケーション力】
- 保育計画を立て、環境や援助に表すことができる。【表現力】
- 自らの考えを明確に話したり、書いたりすることができる。【表現力】
カリキュラム・ポリシー
幼児教育学科では、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を実現するために、以下の方針に基づいて教育課程を編成・実施します。
1 知識・専門性【学びの基礎力を基盤とした専門能力】
<学科基礎科目>で本学科の基礎となる科目を必修科目として学び、<学科基幹科目>では幼児教育・保育のベースとなる教育関連科目や心理学関連科目を学びます。<学科展開科目>である<保育・幼児教育関連科目群><発達・子育て支援科目群><領域及び保育内容指導法関連科目群><領域関連専門科目群>では教育・保育の内容と方法を学びます。その後、幼稚園教諭免許および保育士資格取得に必要な実習及び周辺科目を配した<実習関係科目>にて、教育者・保育者となる自分を見つめ、社会に貢献できる実践力を身につけます。また、<グローバル教員養成科目群>を履修することにより、国際感覚を身につけ、国際バカロレアを理解し実践できる世界標準の教員に必要な能力を涵養します。
2 関心・態度・人格【他者と自己を理解し、自発的に踏み出す力】
保育者・教育者となる自分を見つめ、問題意識を持つことができるように、「プレ実習」「保育・教育実習」「保育インターンシップ」等の多数の<実習関係科目>を履修することで、保育・教育現場を直に体験し、社会に貢献できるような柔軟性と心身を自己管理する力を身につけます。さらに、実習と理論の循環的学びを通して自ら問題意識を持ち、教育・保育を実践できるように「幼児教育学入門ゼミ」「幼児教育学基礎ゼミ」「幼児教育学発展ゼミ」「幼児教育学総合ゼミ」といった少人数のゼミナールを通して、専門性を深めるとともに卒業研究としてまとめます。教育者・保育者となる自分を見つめ、さらに倫理観や使命感について考えるために、「教職論」や「保育・教職実践演習(幼)」を学びます。
3 思考力・判断力【課題を多角的に捉え、創造的に考える力】
1年次の教育・保育プレ実習、2年次の見学実習及び施設での実習、3年次の保育所及び施設での実習、4年次の幼稚園教育実習と、1年次から4年次まで段階的に教育・保育の現場に触れ続けるカリキュラムにより、大学での講義・演習によって会得した理論・知識を実践と相互連動させ、教育・保育状況を多角的に捉え、分析する能力を獲得します。さらに、<学科展開科目>では<発達・子育て支援科目群><領域関連科目群><グローバル教員養成科目群>を履修し、保護者の理解と支援に理解を深め、多面的に教育保育について検討し、豊かな人間性の育成と様々な場面に臨機応変に対応できる能力を獲得します。
4 交感力・発信力【多様な人々のなかで、自らの考えを表現・発信する力】
幼児教育学科全科目を通して、様々な教員や他の学生と積極的に関わり、幼児教育・保育における豊かなコミュニケーション力を身につけます。特に「実習科目」と事前・事後指導を行う「実習指導科目」を相互連動させるカリキュラムにより、グループ討議を通じて学生一人ひとりが体験的に学んだことを言語化して整理・発表し、他者との相互理解、体験の共有化を図りながら、自らの考えや今後の自己の課題を明確にします。幼稚園教諭・保育士に求められる資質・能力・技術について、模擬保育や演習・実習を行うなどの実践に即した学修から、表現力を身につけます。
アドミッション・ポリシー
本学科は、保育士資格、幼稚園教諭免許、小学校教諭免許(オプション)取得できるカリキュラムを設けています。
次のような志を持つ専門家を育成します。
- 保育・幼児教育の原理や本質を理解し、広い視野と深い洞察力を持った保育者
- 専門知識・技術に加え、豊かな人間性やコミュニケーション能力を持ち社会に貢献できる者
- 保護者や地域の方々と連携する保育者
志向性:将来の進路
- 認定こども園 保育教諭・保育士・幼稚園教諭、保育所保育士、幼稚園教諭、児童福祉施設保育士、小学校教諭、及び保育・教育に関する研究者を目指す者
期待する能力:知識・専門性
- 幅広い分野の学問や社会の動向に関心を持つ
- 保育や教育に関心を持つ
高等学校で履修するのが望ましい教科・科目
国語、地理歴史(日本史・世界史・地理)、公民(現代社会・倫理・政治・経済)、数学、理科(理科・物理・化学・生物・地学)、保健体育(体育・保健)、芸術(音楽・美術・工芸・書道)、外国語、家庭、情報等の科目をバランスよく学んでいること
高等学校で取得するのが望ましい資格等
実用英語技能検定(2級以上)、日本漢字能力検定(準2級以上)など
期待する能力:関心・態度・人格
- 自律した生活ができる
- 人や社会への思いやりや共感、配慮ができる
- 課題意識を持ち、前向きに取り組むことができる
期待する能力:思考力・判断力
- 物事を多面的にとらえようとする
- 物事を論理的に分析しようとする
- さまざまな事象に対して新たな方法を模索することができる
期待する能力:交感力・発信力
- 自らの考えを明確にし、話したり書いたりすることができる
- 他者と豊かなコミュニケーションができる
- 豊かな感性を育てようとしている