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学科紹介

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概要

バランスのとれた実践的教育を目指して

武蔵野大学に経営学科が生まれたのは、2012年にさかのぼります。現在は一橋大学名誉教授を務める小松章教授が中心となって、実践的な経営学教育を目指して設置されました。その後、幾度かの改組を経て、2018年にカリキュラムを刷新し、現在に至ります。
 
武蔵野大学の経営学科の特色は、設置以来、一貫して実践的な経営学教育を志向しているところにあります。2018年のカリキュラムからは、より有意義で効果的な実践的教育を実現するために、実践の前に教室や机上で知識や技能をしっかりと学ぶことをより強調しています。「まず学び、実践し、反省する」ことで、若者は知識や技能の意義を感じ、自分たちのできることとできないことを知り、生涯にわたる学修の意欲を燃やすようになる。このように考えて、私たちは実践に偏重しない、バランスのとれた実践的教育を目指しています。


特色

響創的学び

こうした教育を実現するにあたって、私たちは「響創的学び」を理念として掲げています。響創とは、武蔵野大学が掲げるブランドの重要な一要素であり、以下のように記されています。

課題を解決する。世界の幸せをカタチにする。
 
人々と連帯して課題を解決する。誠実さと行動力をもって、価値観や言語の境を越えていく。このように、異なる力を響き合わせて課題を解決する「響創力」が世界から求められています。私たちは、「響創力」を高め合う教育研究を実践します。

(リンク:武蔵野大学のブランド

 
私たちは、「響創」というコンセプトは、課題解決のためだけではなく学修にとっても大切であると考えています。学生と学生、学生と教員、学生と社会、そして教員と教員や社会が連帯しながら学び続けていくような未来は、きっと世界の幸せをカタチにしてくれるに違いありません。私たちは、《グループコミュニケーション1》等の特徴的な科目を配するだけでなく、少人数科目を中心にさまざまな場面で響創的学びが生じるように工夫しています。
 →「響創的学び」を詳しく知る

机上の学び、臨場の学び

「響創」の一つのカタチとして、私たちは「机上の学び」と「臨場の学び」の響創も目指しています。教室の中、机の上で教員や教科書から静かに学ぶことと、教室の外、現場を体験しながら脳と身体を動かしながら学ぶことを組み合わせると、知識や技能はより深く根付くはずです。これは、武蔵野大学が掲げる「アクティブな知」の修得にとっても大切な響創です。
私たちは、響創的学びの理念の下、知る学びと動く学びを組み合わせて、学生がゆっくりアクティブな知を育むことができるように、カリキュラムを工夫しています。
 
「机上の学び、臨場の学び」を詳しく知る

積み上げるカリキュラム

私たちは、学びは「積み上げるもの」だと考えています。汎用的で安定的な知識と技能の基盤を構築した上に、より発展的な知識や技能を積み上げます。基盤となる知識や技能がしっかりしていなければ、積み上げた知識や技能はゆがみ、壊れてしまうかもしれません。そこで私たちは、学生が積み上げ型の履修計画を自分の力で練られるように、いくつかの工夫をしています。
 
第一に、基礎的・汎用的な知識や技能を養う科目を多く設定しています。経営学の全体像を俯瞰する科目、PCやスマートフォンを学びに活用する方法を知る科目、グループディスカッションやグループワークに役立つ技能を学ぶ科目、アンケートやインタビューの技能を学ぶ科目などは、より発展的な科目のみならず、生涯続く学びの道のりの基礎にもなります。
 
第二に、科目の難易度を明示しています。例えば、経営学科の全ての学生が履修することを期待される《マーケティング1》には、そのより難易度の高い科目として《発展・マーケティング1》が設置されています。マーケティングを専門的に学びたい学生は、発展科目を履修することで学びを深めることができます。
 
第三に、学生が自ら主体的に「4年間の学びの計画(履修計画)」を練られるように、科目間の繋がりをわかりやすくするために、関連性の高い科目群を「モジュール」と呼ばれる単位にまとめています。例えば「経営戦略モジュール」は、《経営戦略1》《経営戦略2》《イノベーションマネジメント》などの7科目から構成されています。

育成する人材

未来に挑戦できる人材を育てる

広い視野と優れた人格を持ち、経営学を中心とした社会科学の知識と技能を活用して自己の願いや世界の幸せの実現に向けて挑戦できる人材を育成する。
 

育成する人材像に込めた思い

このような人材は、以下の4つのような力を備えていると私たちは考えています。
 
①多様な人々と楽しみつつ真摯に響創する力
人々は、一人では成し得ない何事かを成すために、手を取り合って協働します。協働の意義や巧みさを追い求めた先に、響創があります。意思や希望や考え方が異なる人々との協働には苦労も伴いますが、それを厭っていては響創には至りません。私たちは、できるだけ苦労しなくて良いようにマネジメントできる知識や技能を教授するだけではなく、苦労さえも楽しめるような姿勢や態度を育みたいと考えています。
 
②生涯、好奇心と学修意欲を灯し続ける力
大学で最新の知識と技能を身につけても、10年後にはきっと時代遅れになっています。そうなってしまったときに困らないように、私たちは自らを教育する姿勢を養って欲しいと考えています。好奇心と学修は車の両輪のようなもので、双方がかみ合ったときにはじめて知識や技能を前進させます。私たちは、好奇心を刺激し、自ら学修を重ねるための姿勢や態度を伝えたいと考えています。
 
③普遍的な知識や技能と、それを適切に使う力
科学的な思考法、研究調査の技法は、細かな枝葉の発展はあるにせよ、その幹は大きく変化していません。願望や期待に頼らない思考や意思決定を行うために、私たちは経営学のみならず社会科学の基本的な知識や機能も教育します。
 
④最新の知識や技能と、それを適切に使う力
経営学はまだ歴史の浅い学問であるため、日進月歩のさなかにあります。私たちは、古典的な名著や教科書を基礎に、最新の知見も努めて教育に反映させていきます。そのため、研究活動にも力を注いでいます。
 
私たちは、こうした4つの力を養えるよう、ディプロマポリシーとカリキュラムポリシーを設定しています。
「ポリシー」についてはこちら

学科ポリシー

育成したい人材像

私たちは、「広い視野と優れた人格を持ち、経営学を中心とした社会科学の知識と技能を活用して自己の願いや世界の幸せの実現に向けて挑戦できる人材」の育成を目指します。

 
このような人材には、以下の4つの力が必要です。
①多様な人々と楽しみつつ真摯に響創する力
②生涯、好奇心と学修意欲を灯し続ける力
③普遍的な知識や技能と、それを適切に使う力
④最新の知識や技能と、それを適切に使う力
 
これらの「育成したい人材像」と、それに求められる4つの力を養うために、私たちは以下のようなディプロマポリシーとカリキュラムポリシーを設定しています。

ディプロマ・ポリシー

1 知識・専門性 【学びの基礎力を基盤とした専門能力】

a. 自らの知識や教養を高める意欲を持ち、自立的・主体的に学ぶことができる。【教養】
b. 経営学を中心とする社会科学の知識や技能を体系的に修得し、課題発見や課題解決に活用することができる。【専門性】

2 関心・態度・人格 【他者と自己を理解し、自発的に踏み出す力】

a. 「共生」の意味を理解し、自他の価値観や文化を尊重することができる。【他者理解力】
b. 常に問題意識や好奇心を持って世界を眺め、取り組むべき課題を見つけることができる。【課題発見力】
c. 社会において責任ある意思決定を行い、臨機応変に調整しながら貫くことができる。【実行力】
d. 職業人として恥ずかしくない人格、倫理感、使命感を有している。【使命感】

3 思考力・判断力 【課題を多角的に捉え、創造的に考える力】

a. 必要な情報を自ら収集し、吟味し、論理的に分析し、根拠を持って判断を下すことができる。【判断力】
b. 取り組むべき課題を調査し、理解し、論理的に分析し、根拠を持って解決策を考えることができる。【課題解決力】
c. 固定観念や成功体験にとらわれず拡散的・創造的に思考することができる。【創造的思考力】

4 交感力・発信力 【多様な人々のなかで、自らの考えを表現・発信する力】

a. 適切な表現手段や道具を用いて他者と意思疎通をはかることができる。【コミュニケーション力】
b. 集合的な目的達成に向けて、自他の意思や価値観を尊重しながら自らの役割を積極的に果たすことができる。【チームワーク力】

カリキュラム・ポリシー

1 知識・専門性 【学びの基礎力を基盤とした専門能力】

知識や技能として、”経営学科ディプロマ・ポリシー”に記した【教養】【専門性】の2つの力の涵養を重視します。
1年次は、経営学を中心とする社会科学の概要や現実の世界とのつながりを学ぶ「経営学への招待」「経営戦略1」「マーケティング1」など、学びの意義や目的を考える授業を多く設置します。
2年次は、経営学を中心とする社会科学の基礎を学ぶ「経営のための会計入門」「経営組織」「組織行動」など、3年次以降の発展的な学びの準備を整える授業を多く設置します。
3~4年次は、少人数制のゼミナールを中心に、「エリアマネジメント」「発展・企業経営とESG」など、発展的な専門科目を深く学ぶことができる授業を多く設置します。

2 関心・態度・人格 【他者と自己を理解し、自発的に踏み出す力】

広い視野や優れた人格として、”経営学科ディプロマ・ポリシー”に記した【他者理解力】【課題発見力】【実行力】【使命感】の4つの力の涵養を重視します。
これら4つの力から構成される広い視野や優れた人格は、特定の科目において短期間で学ぶものではなく、4年間の学びや経験を通じてゆっくりと涵養していくものです。学生が様々な人々と触れ合い響創的学びを進める中でゆっくりと視野や人格を涵養できるように、少人数制のゼミナールなど教員と学生のコミュニケーションの機会が多い科目、「グループコミュニケーション1A/1B」「グループコミュニケーション2A/2B」など学生相互のグループディスカッションやグループワークの多い科目、「アート&テクノロジーA/B」など日常生活で触れることの少ない芸術や先端技術を学ぶ科目、「キャリアマネジメントB」など社会人と学生が触れ合う機会の多い科目などを、1年次からバランスよく設置します。

3 思考力・判断力 【課題を多角的に捉え、創造的に考える力】

専門的な知識や技能を適切に活用するための素養として、”経営学科ディプロマ・ポリシー”に記した【判断力】【課題解決力】【創造的思考力】の3つの力の涵養を重視します。
【判断力】については、社会科学の思考法や研究調査の方法を学ぶ「質的研究調査の方法」「量的研究調査の方法」などの専門科目を設置します。
【課題解決力】については、現実の経営学的な課題の分析方法の基礎を学ぶ「戦略データ分析1/2」や、「経営フィールドワークA/B」などの学外学修を念頭に置いた専門科目を設置します。
【創造的思考力】については、経営学を応用して今後の社会課題を考える「経営学と未来」などの専門科目を設置します。
また、その他の科目においてもこれらの力が涵養できるよう、課題やクラス・ディスカッションなどの工夫を多くの専門科目で実施します。

4 交感力・発信力 【多様な人々のなかで、自らの考えを表現・発信する力】

専門的な知識や技能を多くの機会で活用するための素養として、”経営学科ディプロマ・ポリシー”に記した【コミュニケーション力】【チームワーク力】の涵養を重視します。
「研究調査のためのICT基礎」など現代のコミュニケーションの重要な道具である情報通信技術(ICT)を学ぶ科目、「経営フィールドワーク入門」などチームで協働しながら課題解決を目指す過程を学ぶ科目などを1年次に設置します。これら基礎的な学びをベースに、少人数制のゼミナールなどを中心に様々な科目で、教員と学生、学生と学生の対話を促進する工夫を実施します。

アドミッション・ポリシー

武蔵野大学のブランドビジョンに共感し、経営学科の理念(響創的学び)に則って学修する意欲をもち、経営学を中心とした社会科学の知識と技能を獲得して、自ら事業を経営する、あるいは自ら事業を経営する人物を扶けることで、自己や世界の幸せの実現に挑戦する、具体的な進路として以下の将来像を描く者

志向性:将来の進路

期待する能力:知識・専門性

高等学校で履修するのが望ましい教科・科目
英語、国語、数学、地理歴史・公民(日本史、世界史、政治・経済)
特に「国語(現代文)」または/かつ「数学」において十分かつ深く学習していることを期待する
高等学校で取得するのが望ましい資格等
情報処理系資格(MOS等)、英語アセスメントテスト(TOEIC、TOEFL、IELTS、実用英語技能検定等)

期待する能力:関心・態度・人格

 
期待する能力:思考力・判断力

期待する能力:交感力・発信力

学科DATA

取得できる学位

学士(経営学)

入学定員数(2024年度)

220名

キャンパス

1年2年3年4年
有明キャンパス

学生男女比 (2023年5月1日現在)

男子485名女子400名

55% 45%

将来の職業イメージ

マネジメント
経営戦略や組織論を学び、企業のマネージャーを目指す
● ベンチャー企業 ● 国内外優良企業( 営業・企画・人事・総務)など

起業
経営学全般を幅広く学び、起業家や事業継承者を目指す
● 経営者 ● 事業後継者

企画
メーカー  ●ベンチャー企業  ●国内外優良企業

エリアマネジメント
 ●ベンチャー企業  ●国内外優良企業(地域発展に特化)

先輩たちの就職・進学先

タダノ/ミスミグループ本社/アキレス/アツギ/ワコール/良品計画/島忠/ぐるなび/楽天グループ/ KDDI /ソフトバンク/セラク/大塚商会/大王製紙/大東建託/大成建設/ NIPPO / 大和ハウス工業/ 東急リバブル/東建コーポレーション/スターツコーポレーション/飯田産業/全日本空輸/東日本旅客鉄道/近畿日本ツーリスト/日本郵便/共同印刷/東芝テック/セブン-イレブン・ジャパン/富士通ゼネラル/アパホテル/インテック/エイブル 他

就職率(2022年度実績)

95.2 %


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