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ゼミナールとは

ゼミナールとは、「演習」と呼ばれる特殊な形態の授業です。教員が壇上に立って講義する通常の授業と異なり、教員と学生、学生と学生のコミュニケーションが重視されます。通常、ゼミナールでは、10~20人程度の学生と教員1名が3~4年生の2年間、一緒に学び続けます。


 
経営学科のゼミナール

武蔵野大学の経営学科の教員と学生は、ゼミナールを重視しています。学生は2年生の中頃からゼミナールの情報を集め始め、選考に備えます。各ゼミナールには定員が定められているため、ゼミナールごとに特色ある選考が実施されます。学生は複数回の選考を経て、最終的に1つのゼミナールに必ず配属されます。
 
ゼミナールでは、教員ごとに個性豊かな授業を展開しています。高度な専門書の輪読、ビジネスプランコンテスト等への参加、他大学との合同ゼミナール、研究発表など、多様な学びを通じて、学生は実力を培っていきます。
 
少人数の学生が2年間を共に過ごすために、ゼミナールで新たな友人が生まれることも少なくありません。中には、卒業後も継続して遊んだり互いに悩みを相談したりすることもあるようです(リンク:響創の余韻)。

 

教員・ゼミナール紹介


 武蔵野大学 経営学部 経営学科 学部長 教授
古川 一郎
(研究分野:商学・マーケティング)

 研究業績 
ゼミナール紹介
 こんにちは。まずは、お名前と、簡単なプロフィールを教えてください
古川一郎です。東京生まれ東京育ち、第二次オイルショックの直撃で就職活動らしきものがなかった年に、東京銀行(当時)に入りました。その後、大学院にもどり、1988年から東北大学、大阪大学、一橋大学を経て、2018年から武蔵野大学に来ました。生まれてはじめての私立大学勤務、それも初代経営学部長になり、新たな気づき(?)の毎日です。
 研究について、教えてください
私の専門は、マーケティングです。マーケティングの役割は、売れる仕組みづくりだといわれます。「つくったものを売るのではなく、売れるものをつくる」というのも、マーケティング的な発想ですね。つまり、社会の中で生産された製品・サービスが適切に消費され次の生産に続いていくという循環が、スムーズに継続する仕組みを構築しそれを管理していく、ということがマーケティングには求められています。社会の経済活動は、とても複雑で多くの人々による分業と協業により成立していますが、これが上手くいくことがマーケティングのテーマだと思ってもらえればいいです。
 もう少し詳しく、教えてください
経済的な活動がテーマになるので、マーケティングの研究領域・関連領域は極めて多岐にわたります。
最近は、SNS、AIやIoTがいよいよ社会に実装される中で、エキサイティングでわくわくするような現象が生まれてきています。ICTの発展はとどまるところを知りませんが、1 0年スパンで見れば私たちのライフスタイルは大きく変わってきています。しかも、少子高齢化、SDGsといった現代社会が直面する課題に向き合うのは、企業ばかりでなく、地域コミュニティ、行政、非営利組織など多様な組織であり、マーケティングの応用範囲も広がってきているからです。
 ご趣味とか、特技とか、少しプライベートなことも教えてください
八ヶ岳でボーっとしているのが好きですが、学会長を務める日本マーケティング学会の仕事などは、趣味(の仕事)かもしれませんね。趣味の仕事って面白いコンセプトだと思いませんか?人生100年時代、世の中は大きく変わっていきますよ。
 大学では、どんな授業をご担当されているんですか?
マーケティング1, 2などを担当しています。
 授業で教えるときには、どういうことを大切にしていますか?
マーケティングの現象は面白いのですが、皆さんには、現象の背後にある論理を考えてもらいたいと思います。
また、客観的なデータにより現象を説明するのはかなり大変です。少しでも皆さんには、数理的な知識に触れてもらいたいと考えています。文系的な知識と理系的な知識の両方が必要です。
 先生のゼミではどのようなことを学べますか?
まずはやってみようということで、Sカレという、20を超える大学からゼミ単位で集まった数百名の学生が100を超えるグループに分かれて商品企画を競うというイベントに参加しています。Sカレには、具体的なテーマを出してくれる10社を超える企業が協力してくれているので、かなり実践的な体験をすることができます。
上手くいっても、失敗しても、一生懸命取り組めば必ず大事なことが学べます。
 先生のゼミでは、どのような人材を育てたいと考えていますか?
新しいアイデアで難しい課題を解決できる人に育ってもらいたいと思います。
 最後に、「学び」の楽しさについて教えてください
大学での「学び」が面白いか面白くないかは、学び方に関わっています。高校までの学び方では、大学では楽しく学ぶことは出来ません。どうすれば楽しく学べるのか、一生懸命試行錯誤してください。人生100年時代といわれるようになりました。皆さんは、大学を卒業してもずっと学び続けることになるでしょう。そうしなければ、時代の変化についていけないはずです。大学では、知識よりも自分に合った学び方を身につけることを心掛けてもらいたいと思います。私は、大切なことは体験からしか学べないと思っています。

 武蔵野大学 経営学部 経営学科 学科長 教授
渡部 訓
(研究分野:経済学 / 金融・ファイナンス)(研究キーワード:国際金融、金融システム)
 研究業績 
ゼミナール紹介
 こんにちは。まずは、お名前と、簡単なプロフィールを教えてください
渡部 訓(わたなべ さとし)と言います。教育に関しては、日本の大学を卒業した後、20歳代後半に米国の大学院に留学してMBAを取得しました。また、大学教員になるために、50歳を過ぎて再び日本の大学院で学び、博士(経営学)を取得しました。職業に関しては、日本銀行やBank for International Settlementsなどでの勤務を経て、2010年から武蔵野大学で教職に就いています。
 研究について、教えてください
私の専門分野は国際金融です。特に、国際金融の中でも、通貨価値の安定と金融システムの安定を図るために役立つシステム設計を主たる研究対象にしています。最近は、ビットコインのような、どこの国にも属さない暗号通貨(Cryptocurrencies)が登場していますので、これから国際金融システムがどのような形で発展していくのかというテーマに大きな関心を寄せています。
 ご趣味とか、特技とか、少しプライベートなことも教えてください
舞台芸術を鑑賞することが好きです。若いころはミュージカルやオペラなどが中心でしたが、最近は、能、歌舞伎、文楽といった日本の伝統芸能を観る機会が多くなっています。また、ハイキングしながら四季折々に移り行く自然を観賞するのも好きです。さらに、Pokemon GO(トレーナー・レベル40)やポケ森(キャンパー・レベル177)はサービス開始時からゲームを続けていますが、最近はツムツムも始め、ガストンをスキルマに育てて技を磨いています。
 大学では、どんな授業をご担当されているんですか?
国際金融論1・2とフィナンシャル・プランニング論1・2を担当しています。国際金融論1・2では、世界経済をお金の流れを通じて理解できる能力を習得することを目指しています。フィナンシャル・プランニング1・2では、目標となる人生を設計して、それを実現するための資金計画を立てるスキルを習得することを目指しています。その成果として、在学中に国家資格の1つであるFP技能士を取得することもサポートしています。
 授業で教えるときには、どういうことを大切にしていますか?
世の中で実際に起こっている事象を取り上げて、①何が問題なのか(Problem)、②問題が生じている原因は何か(Analysis)③問題を解決するためには何をすればいいのか(Prescription)④その解決策はどのように働くのか(Prognosis)という思考ルーティンを繰り返しながら、実践的な問題解決能力を身に付けるための知的トレーニングを行っています。
 先生のゼミではどのようなことを学べますか?
ノーベル経済学賞を受賞した学者の著作などクラシックな名著を読んで偉大な先人の深い知恵に触れる機会が得られるほか、グループワークの成果として学生論文コンテストに応募し、思考ルーティンを通じて得た問題解決能力を発揮することも実践できます。
 先生のゼミでは、どのような人材を育てたいと考えていますか?
私自身、スイス所在の国際機関に勤務して、上司、同僚、部下が多国籍な環境で働いた経験がありますので、ゼミ生の皆さんには、日本に限らず、世界中のどこでも、臆することなく働けるガッツとスキルを身に付けてくれることを期待しています。
 最後に、「学び」の楽しさについて教えてください
経済学や経営学を学ぶことは、世の中を理解することに大いに役立ちます。例えば、ギリシャは財政赤字から対外的な債務危機に陥り、ユーロ危機の引き金となりました。これに対し、日本はギリシャを上回る深刻な財政赤字であるにもかかわらず対外的には大幅な黒字を続けています。この違いは、マクロ経済学の基本的な概念を使った簡単な計算式(民間貯蓄―民間投資+政府収入―政府支出=対外収支)だけで説明できます。これは、国際金融論1で勉強するテーマの一つですが、「学ぶことによって世界が見えてくる」ことの素晴らしさ=楽しさの一例に過ぎません。

 武蔵野大学 経営学部 経営学科 准教授
石川 実令
(研究分野:グローバル・ロジスティクス、流通経済、国際経営、経営情報)
 
研究業績
ゼミナール紹介
 こんにちは。まずは、お名前と、簡単なプロフィールを教えてください
石川実令(いしかわみれい)です。武蔵野大学には2014年に着任しました。
 研究について、教えてください
「物流」「ロジスティクス」です。必要な時に、必要なモノ、必要な場所へ運ぶ「物流」「ロジスティクス」が機能してこそ、私たち消費者は必要な時に、必要なモノを、必要な場所で購入することができるのです。
 「物流」と「ロジスティクス」は簡単にどう違うのですか?
製品が生産されて、私たち消費者の手に渡るまでには、様々なモノの流れがあります。例えば、工場で製品を作るためには原材料や部品を調達する必要があります。また、製品ができあがると、工場から出荷する必要があります。「物流」とはそうした流通を中心とした企業のモノの管理を、調達や販売などの各部門で最適化することです。ロジスティクスはモノの管理を企業内で全体最適することです。
 なるほど…、ご趣味とか、特技とか、少しプライベートなことも教えてください
映画鑑賞や観劇が好きです。以前は洋画しか観ませんでしたが、最近は邦画も観るし、また歌舞伎も観に行きます。
 大学では、どんな授業をご担当されているんですか?
「流通経済」を担当しています。先ほど言った「物流」は、流通の機能の一つです。
 授業で教えるときには、どういうことを大切にしていますか?
抽象的な話しになりがちな時には、身近な例を挙げるようにしています。
 流通というと、身近な感じがしないのですが、例えばどんな身近な例があるのでしょうか?
流通の分析アプローチには「機関的アプローチ」というものがあります。つまり、流通の担い手は誰かに焦点を当てます。流通の担い手とはすなわち卸売業者や小売業者です。小売業者とは「最終消費者に対して商品を再販売する者」ですから、私たち消費者が買い物をするお店と考えればいいでしょう。私たちは毎日のようにコンビニエンスストアなどで買い物をしていますから、流通とは身近な存在なのです。
 先生のゼミではどのようなことを学べますか?
小売業者や卸売業者について学べます。最近はアパレル産業の本を使用しています。今の3年生は山田敏夫(2018) 『ものがたりのあるものづくり:ファクトリエが起こす『服』革命』日経BP社を輪読しています。
 先生のゼミでは、どのような人材を育てたいと考えていますか?
自分とは違った意見を楽しめる人材です。人それぞれ意見は異なるので、それを否定したり馬鹿にしたりするのではなく、「そういう考えもあるのね」って楽しめる人。
 最後に、「学び」の楽しさについて教えてください
視野が広がることです。いろいろな授業を受講することで、いろいろな「ものの見方」を身につけてほしいです。

 武蔵野大学 経営学部 経営学科 准教授
姜 雪潔
(研究分野:国際経営、地域経済、中小企業)
 研究業績
ゼミナール紹介
 こんにちは。まずは、お名前と、簡単なプロフィールを教えてください
はい。姜雪潔(きょうせつけつ)と言います。中国山東省の出身です。大学では日本語が専攻で、副専攻として経営学を学びました。2004年に日本に留学に来て、2011年に一橋大学大学院商学研究科で博士(商学)を取得しました。
 研究について、教えてください
専門は一言でいうと「中小企業経営」です。大学院では多摩地域の中小企業集積について研究し、博士論文のテーマにしました。多摩地域に世界トップレベルの技術を持つ中小企業が多く立地しています。なぜ多摩に立地したのか、今後どのように成長していくのかが非常に興味深いです。また、都市部だけではなく、競争条件が不利な地域に立地する企業にもよく足を運びます。最近は復興過程にある東北地域や、東南アジアに進出する中小企業にも訪れています。
 ご趣味とか、特技とか、少しプライベートなことも教えてください
食べ(飲み)歩きや旅行が大好きです。(そのための)ホットヨガを続けています。ときには山登り、マラソンもします。
 国内外、どんなところに旅行するのですか?
日本では、独自の文化が残る離島や、海外には友人が住んでいる町などによく行きます。
 大学では、どんな授業をご担当されているんですか?
中小企業経営論、中小企業マネジメント、国際経営論、質的調査研究などを専門科目として教えています。
 授業で教えるときには、どういうことを大切にしていますか?
日本に来た当初に、中小企業のことや地域のことは何もわかりませんでした。いま身に付けている知識のほとんどが、訪れた現場の中小企業経営者や、それを支援する行政の方々から生の声を聞き、教えていただいたものです。経営者の思いや凄まじい努力、経営を学ぶ若い学生諸君にぜひ伝えておきたいものばかりです。この点を意識して授業設計しています。
 先生のゼミではどのようなことを学べますか?
ゼミでは「中小企業経営」を学んでいますが、中小企業経営は精神論ばかりではうまくいきません。とくに起業や事業承継に悩む学生の皆さんにとって、経営環境の把握がとても大切です。「ローカル」と「グローバル」といった二つのキーワードから、事業の可能性や地域の未来を考えていきます。また課外活動として、現場訪問や経営者へのインタビューも取り入れています。皆さんにとって仕事や人生を考えるきっかけになれたらと思います。
 中小企業経営というのは、組織的なことを学ぶのでしょうか?資金繰り的なことを学ぶのでしょうか?
どちらの内容も触れますが、いまの経営環境に置かれた中小企業の経営課題を取り上げることが多いです。
 先生のゼミでは、どのような人材を育てたいと考えていますか?
どのような人材を育てたいか・・・難しい質問ですね(笑)。皆さん誰もが、学びを通して自分自身を成長させ、誰かの役に立ちたいと思っているのではないでしょうか。ゼミは、こういう思いを持った人への手助けになれる場であってほしいです。
 最後に、「学び」の楽しさについて教えてください
"Ever tried. Ever failed. No matter. Try Again. Fail again. Fail better." (なんども挑戦した。失敗ばかりした。気にしない。また挑戦。また失敗。よりいい失敗をするんだ。)という名言があります。このプロセスの中にfailbetterができたときに、学んだことを実感し、喜びや楽しさを実感するのではないでしょうか。授業の課題やグループワークも就職活動も、何度もfailbetterを繰り返していくうちに、成功につながっていき、皆さんが目指した自分、成長した自分に出会えるのです。

 武蔵野大学 経営学部 経営学科 准教授
宍戸 拓人
(研究分野:経営学)(研究キーワード:コンフリクト・マネジメント)

 研究業績
ゼミナール紹介
 こんにちは。まずは、お名前と、簡単なプロフィールを教えてください
宍戸拓人です.一橋大学商学研究科で博士号(商学)を修得しました.博士論文のテーマは,職場における社員同士の対立のマネジメントです.
 研究について、教えてください
定量調査と定性調査を組み合わせることで、 ヒトと組織の問題を研究しています、例えば、最近では,社員が率先してクリエイテイプに働けるような組織をつくりたいと考えている会社に対して、インタビュー調査とアンケート調査を行いました、現在、その調査結果をもとに、その会社の人事の方やコンサルタントの方と一緒に、クリエイティブな文化を浸透させるための施策について検討しています。
 ご趣味とか、特技とか、少しプライベートなことも教えてください
ワインと旅行が好きです。
 旅行はどんな場所に行くのですか?
食べ物とお酒の美味しい場所が好きです。あと、シュノーケルができるような海の綺麗な場所も好きです。
 大学では、どんな授業をご担当されているんですか?
《組織行動》という授業を主に担当しています。心理学の理論を応用することでヒトやチームのパフォーマンスを改善させるための方法について扱っています。
 パフォーマンス向上のために必要な心理学の理論とは、具体的には、どのような理論があるのですか?
例えば、部下の叱り方の違いによって、叱っている上司に対する周りの評価が変わるという事実が、 Wangという研究者達によって確認されました。具体的には、道徳的・倫理的に問題がある行動をとったという理由で部下を叱ると、‘‘できる上司"と周りから評価されます。それに対して、能力が劣っているという理由で部下を叱ると、‘‘できない上司"と周りから見なされてしまいます。 したがって,皆さんが部下や後輩を持ち,彼(女)等を叱らなくてはならない場合には,その理由の違いによって、人前で叱るのか個人的に叱るのかというように、その方法を変える必要があります。
 アルバイトやサークルでもすぐに活用できそうですね。
授業で教える時には、どういうことを大切にしていますか?
理論を抽象的に理解するだけではなく具体的な事例と関連付けて理解することと、理論をパフォーマンスに結
びつけるための応用方法について理解することです。
 先生のゼミではどのようなことを学べますか?
ヒトは何故蝙されるのかという問題を、心理学を使って理解できるようになることを目的としています。
 心理学も学ぶことができるのですね。実際にはどんな本をゼミでは読むのですか?
ゼミでは『影響力の正体』という本を読んでいます。例えば、 「試食したら、買わないと悪い気がしてしまい、そこまで欲しくないものを買ってしまった」といったような経験の背後には、重要な心理学の理論があり、その理論を悪用することで蝙そうとする人がいるといった議論がなされています。
 先生のゼミでは、どのような人材を育てたいと考えていますか?
心理学の理論を応用することで、ヒトやチームのパフォーマンスを改善できる人材です。
 最後に、「学び」の楽しさについて教えてください
一見すると驚くことだけれども、詳しく理解すると腹落ちすることが、「学び」の楽しさだと理解しています。

 武蔵野大学 経営学部 経営学科 教授
高瀨 央
(研究分野:経営学 / 会計学 / 財務会計論)

 研究業績
ゼミナール紹介
 こんにちは。まずは、お名前と、簡単なプロフィールを教えてください
高瀬央(たかせひさし)と申します。埼玉生まれの埼玉育ち(今は東京在住)です。慶應義塾大学商学部を卒業後、中央大学の大学院に進み、大学院修了後は、大学教員として、北海道の私立大学、岩手の国立大学に勤務し、武蔵野大学には2011年からお世話になっています。
 研究について、教えてください
私の専門は、会計、とくに財務会計とよばれる分野です。みなさんが学ぶ「経営」は、主に営利(もうけるために事業を営むこと)を目的とした‘企業’の経営ですが、企業(事業)を始める/続けるためには、その元手となる資金が必要になります。その‘元手を集め、使い続けるために、元手を出してくれたひと達に企業の経営状況を説明するこどが‘財務会計’です。元手がないと事業が行えないという点で、財務会計は企業(の経営)にとって
欠かせない行為であるとも言えますが、私はこの財務会計の機能(やくわり)や構造(しくみ)について研究しています。
 ご趣味とか、特技とか、少しプライベートなことも教えてください
「これが趣味だ」とはっきり言えるようなものはない気がしますが、シカゴ・ベアーズ、クイーン、ビール、盛岡、あたりが(ってどのあたり??)好きです、というか、偏愛しているものです。
 大学では、どんな授業をご担当されているんですか?
お話ししたとおり、会計が専門なので、会計にかかわる科目を担当しています。主なものは、2年次に配当されている《経営のための会計入門》、《財務会計1》、《財務会計2》です。
 授業で教えるときには、どういうことを大切にしていますか?
会計を学ぶ、と言って、良いイメージを持たれることはあまり(というか、ほとんど)ないので、会計に悪いイメージを持ってもらわないような、理解しやすいような授業をしたいと思っています。
 先生のゼミではどのようなことを学べますか?
会計そのものを深く理解するというよりも、‘会計という側面(切り口)から企業の経営状況や経営のしかたを理解する’ことを目的として学んでいます。
 先生のゼミでは、どのような人材を育てたいと考えていますか?
難しい質問ですね……。そもそも‘こういう人材を育てたい’と思ったことがないし、自分自身に人材を育てる十分な能力があるのかも怪しいと思っているので。個人的には、ゼミでの学びを通して学生を育てる、というよりも、ゼミで学生のみなさんと一緒に私も学んでいく、というスタンスでやっています。
 最後に、「学び」の楽しさについて教えてください
(山登りが趣味ではないので正しいかどうかわからないのですが) 「学び」って山登りに似ているのかなって思います。山を登っている途中は、鬱蒼と木々が生い茂って周りが良く見えなかったり、行く道も見えなかったりしますが、ある程度の高さまで登ってくると、急に視界が開けて、「さっき渡った川はあの海に続いているんだ」とか「この山のふもとにはあんなに広い街があるんだ」といった新たな気づきや文字どおりの広い視野が得られることがあると思うんです。「学び」も同じように、あることを学んでいる途中は、いま学んでいることがこの先どこにつながっていくのか/関わっていくのか、どの程度まで理解できているのかなど、わからないことが多いですが、がんばって継続して学んでいくと、あるとき急に周りの景色(新たなものの見1方・考え方、他の分野とのつながりや学びの体系)が見えてくることが(経験的に言って)あります。そういう経験が得られると、また、そういう経験をたくさんすると「学び」が楽しく感じられるようになると思いまので、みなさんにもぜひ大学で「学び」の山登りにたくさん、そして粘り強く、チャレンジしてもらえればと思います。

 武蔵野大学 経営学部 経営学科 特任教授
高橋 克徳
(研究分野:人材マネジメント)
 研究業績
ゼミナール紹介
 こんにちは。まずは、お名前と、簡単なプロフィールを教えてください。
高橋克徳(たかはしかつのり)と言います。プロフィールを簡単にお話するのが難しいのですが、大学を卒業し
てまず、野村総合研究所に研究員として就職しました。社会への提言ができる仕事をしたいと思ったからです。
でも、実際に働いてみると、もっと自分の専門性、土台づくりが必要だとも思うようになりました。そこで、休
職して一橋大学商学研究科の修士課程に、さらに復職して働きながら慶應義塾大学政策メディア研究科の博士課
程に通いました。
 働きながら大学院に行くのは、大変だったのではないですか
正直、大変でした。でも、学びながら働き、働きながら学ぶことで、起きている現象を切り取り、解釈する力がついたと思います。その中で特に感じたのは、多くの問題の根幹には、人の問題があるということです。そこで、「組織と人の変革」を専門としているワトソンワイアットという外資系コンサルティング会社に転職をしました。ここで自分の想いや考えを発信することの大事さを学びながら、もっと人の感情と関係性に働きかける仕事をしていきたいと思うようになりました。
 先生は今、会社の経営者でもありますよね
そうです。この想いを実現するために、2007年、仲間たちとジェイフィールという新しいコンサルティング会社を起業しました。良い感情の連鎖を、職場に、企業に、社会に起こしていくお手伝いをする会社です。大学教育も並行して携わってきました、多摩大学、早稲田大学ビジネススクールで非常勤講師を行ったあと、2013年から東京理科大学大学院イノベーション研究科で専任教員となり、2018年に武蔵野大学に移ってきました。
 研究について、教えてください
プロフィールでもお話しましたが、わたしの専門は組織論、人材マネジメント論です。組織とは、人の生活を豊かにするために生まれた一つの道具です。ところが、組織には固有の論理、力学が生まれます。その論理や力学がときに、人を追い込み、人を不幸せにしてしまいます。どうしたら人は組織という場で幸せになれるのか、どうしたら人を幸せにする組織をつくれるのか。これがわたしの研究テーマです。
 ご趣味とか、特技とか、少しプライベートなことも教えてください。
私の人生のかなり部分を占めているのが野球で、しかも生粋の広島カープファンです。ここ数年は強くなりましたが、人生と同じで良い時もあれば悪い時もあります。それでもファンとして、選手たちの苦しさに共感しながら、彼らの成長を信じ、見守り、応援し続けています。自分の生き方にもつながるような気がしています。また、剣道も続けています。人との間合い、自分との対峙、気を合わせるなど、組織の中で人が生きていくために必要な考え方の原点が剣道の中にあり、そういう意味でも勉強させていただいています。
 大学では、どんな授業をご担当されているんですか?
3つの科目を担当しています。一つ目は、セルフマネジメント。社会に出る、組織で働くと、自分で自分を動かしていく力が問われるようになります。どうしたら自分で自分を動かせるかを考えます。二つ目は、人材マネジメント論。組織がより創造性や生産性を発揮して、世の中に大きな貢献をしていくために、どのように人の意識や行動を引き出していくかを考えます。三つ目は、ベンチャービジネス論です。私自身が起業し、経営者でもあるので、人や組織を動かすだけでなく、事業や仕事をつくるということについても考えてほしいと思います。
 授業で教えるときには、どういうことを大切にしていますか?
授業は先生が一方的に教える場ではなく、参加するみんなで一緒につくる場だと思っています。できるだけ周囲の人と対話をしながら、自分の感じたこと、考えたことを少しずつシェアし、自分なりの見方、意見が言えるように、サポートしていきたいと思っています。いろいろな知識やフレームをお伝えしますが、大事なのはそれを使って自分で考え、自分の行動とつなげていく力です。大学の授業を通じて、知らないこと、新しいことにどう向き合うか、どう学び、どう自分の力にしていくか、そのための方法論をぜひ身に着けてほしいと思っています。
 先生のゼミではどのようなことを学べますか?
コンサルタントとしての思考の仕方を身に羞けられるように、さまざまなトレーニングを行っています。トレーニングといっても、みんなでワイワイ楽しく、一緒に問題と格闘していく方法です。その上で、人を幸せにする組織とはどういうものなのかをいろいろな本を読みながら、そのカギを探していきます。そこで感じたこと、気づいたことと、自分のこれまでの想い、経験と重ねて、自分が探究したいテーマを見つけていきます。4年生では自分の想いとつながるテーマを設定し、調査、分析、論文作成を行っていきます。
 先生のゼミでは、どのような人材を育てたいと考えていますか?
「コンサルタントになろう!」ということを掲げているのですが、わたしの考えるコンサルタント像は、人の心に寄り添い、その人の真の問題に一緒に向き合い、その人が幸せになる応援ができる人です。そのために、論理的に思考したり、本質を見出したり、具体的な解決策に落とし込む力は必要です。でももっと大切なのは、共感する力であり、ともに考え、ともに悩む力です。そんな力をもって、これからの未来を切り拓ける人になってほしいと思っています。
 そうした人材になるには、何が一番大切なのでしょうか?
わたしは、授業だけでなく、たわいのない会話の中にも、本やネットやテレビからも、街中を歩いているときにも、たくさんの学びがあると思っています。自分の中に素直な気持ちがあれば、触れるものすべての中に、小さな発見、気づきがあると思うからです。その時に大切なのは、その小さな発見、気づきから意味や本質を見出せるかです。「何でそうなっているんだろう」「何が根幹にあるんだろう」と一歩深めて考えてみる、周囲と対話してみる、探究してみる。そんなプロセスが、学ぶことを楽しいものに変えてくれるのだと思います。
 最後に、「学び」の楽しさについて教えてください

 武蔵野大学 経営学部 経営学科 准教授
高橋 大樹
(研究分野:経営学)(研究キーワード:経営戦略、イノベーション)
 研究業績
ゼミナール紹介
 こんにちは。まずは、お名前と、簡単なプロフィールを教えてください
高橋大樹(たかはしたいき)といいます。岩手県の奥州市というところの出身です。地元の水沢高校を卒業した後、一橋大学商学部に入学しました。商学部経営学科卒業後に商学研究科経営学修士コースでMBAを取得後、一旦社会経験を経て、また大学院に戻って博士号を取得しました。武蔵野大学では2016年から働いています。
 社会人経験があるのですね。どのようなお仕事をされていたのですか
東証一部上場のとあるメーカーで働いていました。皆さんも知っているような会社です。会社では「経営企画」という仕事をしていました。会社の新しいビジネスを考えたり、会社全体の方針を立てるような仕事をしていましたね。
 とてもスケールの大きなお仕事をされていたのですね
そうですね。20代前半にあのようなチャンスをもらえて本当にラッキーだったと感謝しています。今の仕事で研
究や教育をする際にも、当時の経験はよく活かせています。
 研究はどのようなことをされているのですか
3つほどテーマをもって研究しています。1つは、ある業界で大きな環境の変化が生じたときに企業行動にどのような影響を与えるのかの研究です。これは20代前半からずっと関心を抱いているテーマですね。2つ目は最近特に興味がある分野で、大量の文献データをもとにある研究分野の理論の発展を解き明かす研究です。この2つがいわゆる経営学分野の研究ですが、それとは別に3つ目のテーマとして経営学科の学生の実態を分析する研究も行っています。
 3つ目の研究は、学生として個人的にもとても興味があります。どういった研究かもう少し詳しく教えていただけますか?
学生の皆さんにご協力いただいて質問票調査を行い、そのデータの分析を行っています。睡眠のスタイルと学業成績の関係など、面白い研究結果がいくつか得られています。この研究はそもそも学生のみなさんの実態をきちんと把握して、それに甚づいたカリキュラムや支援を行うのが目的です。自分でいうのもなんですが、うちの経営学科は結構みなさんのことを考えて、いろいろがんばっているんです(笑)。
 それは感じています(笑)。いつもありがとうございます(笑)
いえいえとんでもないです(笑)。私の両親がたまたま教師で、その姿を見てきたのもあって、個人的には結構楽しんでいます、皆さんと一緒に学ぶのを(笑)。
 具体的にはどんな授業を担当されているのですか
専門が経営戦略分野ですので、《経営戦略1》《経営戦略2》《発展・経営戦略2》などですね。もちろん、ゼミも担当しています。
 「戦略」って難しそうですね。わかりやすく教えてもらえますか
難しいなあ(笑)。簡単に言えば「目的を達成するためにどうするかという具体策」が戦略です。戦略というと仰々しいですが、別に日常生活に溢れています。例えば、寝坊しちゃったとき、どうすれば学校に間に合うか一生懸命考えますよね。スケールは小さいですが、それも戦略です。
 なるほど!では私たちの生活は戦略だらけですね
そのとおりです。私の授業では企業が考える戦略を中心にお話しています。比較的身近な例だと、コンビニで売っているような商品をいかにうまく売るか、そういう話ですね。結構難しいんです。だって皆さんコンビニで1回数百円しか使わないですよね。その数百円の中にどう自分の商品を入れてもらえるか、企業の間でし烈な競争が繰り広げられているんです。私の授業ではそんな秘密を解き明かしています。
 なんだか、戦略が身近なものに思えてきました。先生は授業をする際、どんなことを大切にしていますか
特に大切にしているのは「なぜこの内容を学ぶのか」を明確にすることです。この授業を受けると(大変だけど)こんな世界が見えてくるとか、将来こんな仕事に活かせるとか、そういう学ぶ意義をなるべくわかりやすく伝えるようにしていますね。実際に企業にいた経験があるので、それも踏まえて色々な形で学びの意義をお話するようにしています。
 先生のゼミではどんなことがを学べますか
「根性」かなあ。ゼミ生に聞くと、かなり課題がしんどいらしいので(笑)。それは(半分は)冗談として、私のゼミは、課題などの「アウトプット」の量産を通じてビジネスパーソンとして役立つ知識やスキルを得ることを重視しています。自分で企業について調べて分析したり、外部のビジネスコンテストに出場したり、ここで説明するにはスペースが足りなすぎるので、オープンキャンパスや大学祭で研究展示をぜひ見に来てください!
 よくわからないので行きます!(笑)
それが一番わかりやすいです。アウトプットの現物を見てもらうのが一番わかりやすいと思いますよ。成果物を就職活動の面接に持っていく学生も多いです。
 就職活動の話が出ましたが、先生のゼミではどのような人材を育てたいと考えていますか
日本のビジネスの第一線で活躍できるビジネスパーソンを育てたいですね。というか、今まさに育てています(笑)。
そのために重視しているのは目の前の仕事の「意義」を理解できるようになってほしいということです。
 なるほど。先ほどもそういえば「意義」の話をされていましたね
そうです。重要なんです。今自分が取り組んでいる仕事にはどんな意義があるのか、それをきちんと理解できるか否かは、仕事の成果やモチベーションに大きく影響するはずです。仕事の意義は常に教えてもらえるわけではないけれど、私のゼミで学ぶ戦略的思考があればきっと多くの仕事に関して自分で意義を見出せるようになるはずです。
 それは、先生の専門の「戦略」と関係しているということですか
もちろんですよ。繰り返しになりますが、戦略とは「目的を達成するためにどうするかという具体策」です。それを突き詰めて考えられるようになれば、反対に目の前の具体策からその背景にある「目的」を読み解いて、仕事の意義を自分で考えられるようになるはずです。そうなれば、仕事が少し楽しくなるはずです。楽しめれば、自然に活躍できますよ。すみません、少し難しい話を熱く語ってしまいましたね(笑)
 最後に、「学び」の楽しさについて教えてください
世の中の見え方が変わるということですかね。経営戦略を学べば日常生活に企業の戦略が見えるようになって楽しいですよ。例えば、何気ない電車の中吊り広告を見ても、「このキャッチコビーはライバル製品を意識しているんだろうな」とか「このタレントさんが起用されているので商品のターゲット顧客と関係しているんだろうな」といったことが考えられるようになります。友人や家族に思わず話したくなるような新しい世界が、経営学科では見えるようになると思います。

 武蔵野大学 経営学部 経営学科 准教授
積田 淳史
(研究分野:経営学)(研究キーワード:エリア・マネジメント、オンライン・コミュニティ、情報通信技術、クリエイティビティ・マネジメント、イノベーション・マネジメント)

 研究業績
ゼミナール紹介
 こんにちは。まずは、お名前と、簡単なプロフィールを教えてください

はい、積田淳史(つみたあつし)といいます。千葉県の東の方の田舎が出身です。一橋大学大学院商学研究科で博士(商学)を取得しています。武蔵野大学には2012年に着任しました。
 

 研究について、教えてください
私の専門は、広く言うと「イノベーションマネジメント」です。イノベーションとは、ざっくり言うと「誰かに大きな恵みをもたらす新しいものごと」というような意味です。企業がイノベーションを創造するためにはどうしたらいいかという、今の日本ですごく大切だと言われている問題に取り組んでいます。
 イノベーションについて、もうちょっと詳しく教えてください
具体例をお話しましょう。例えば、Apple社のiPhoneをはじめとするスマートフォンは、イノベーションの典型例だと言われています。二つ折りの携帯電話、いわゆるガラケーの時代と比べて、インターネットやコミュニケーションがとても身近になりました。スマートフォンは、いまでは欠かせないツールとなって世界の姿を変えましたね。こういう「新しいものごと」をイノベーションといいます。
 なんとなくわかりました。先生は、そのイノベーションをどう研究しているのですか?
私は、色々な人たちがイノベーションを目指して努力するプロセス、アイデアを探したり、研究したり、開発したり、テストしたり…といった部分を研究しています。まだ始めたばかりですが、最近では「クリエイティビティ(創造性)」に感心があります。創造性とは、新しくて役に立つアイデアを生み出す能力、と理解されていますが、創造性がどこからくるのか、どうやって発揮されるのか、どうやってビジネスに結びつくのか、などを研究し始めています。
 次は、ご趣味とか、特技とか、少しプライベートなことも教えてください
読書が好きです。歴史小説とか、村上春樹さんとか。漫画もたくさん読みます。最近(2019年3月)だと、『はたらく細胞』がなんか面白くて好きですね。あとは、美術館巡りも頑張っています。これまでずっとアートとは縁の無い生活を送ってきたのですが、イノベーションを扱う以上、勉強しなくちゃなと思って、まずはいろいろ足を運んでいます。趣味と呼べるほどではないですが、趣味にしたいと思っています。
 アートとイノベーションは関係あるんですか?
理論・論理・合理性だけではなく、感性や感覚が、これからのビジネスには必要だと言われています。かの有名なスティーブ・ジョブズも、「アートとテクノロジー」の重要性をいろいろ言っています。
 なるほど…。大学では、どんな授業をご担当されているんですか?
《イノベーションマネジメント》という授業が中心です。イノベーションやクリエイティビティについて学びます。ビジネスパーソンとして、企業の創造性や革新性に貢献できるような人材を育成できれば良いなと思って、それに役立つ知識や技能を教えています。《発展・イノベーションマネジメント》という授業では、より高度なことを体験的に教えたいと考えています。
あとは、《アート&テクノロジー》という授業も担当しています。これからの時代、新しいものごとを考えるためには、アートやテクノロジーに対するリテラシーや感受性がとても大切だと思います。この授業では、アートの大切さ、テクノロジーの可能性、アートやテクノロジーを自分で探したり学んだりする方法を学びます。
 美大でもないのに≪アート&テクノロジー≫なんですね
アートやテクノロジーそのものを教えるわけではないです。それはむりです。アートやテクノロジーを好きになったり、理解しようと努力したりする大切さを教えようとしています。
 先生のゼミではどのようなことを学べますか?
イノベーションについて学びますが、とりわけクリエイティビティを身につけるということを重視しています。天才的なクリエイティビティはなかなか身につきませんが、ちょっとした習慣や姿勢を変えるだけで、人間にはクリエイティブになれる可能性があると私は考えています。だから、一緒に勉強したり、遊んだり、美術館にいったり、いろいろな経験を積みながら学ぶように心がけています。
 なんかゼミっぽくないですね。そんな先生のゼミでは、どのような人材を育てたいと考えていますか?
いや、ゼミっぽいですよ。授業の半分はみっちり本を読んだり、要約を書いたり、レポートを書いたり、ディスカッションしたりします。「自分で学ぶことができる」というのは、クリエイティビティの大事な要素だと考えているからです。クリエイティブな人材を育てたいと考えていますので、その基礎となるような部分をみっちりやっているんです。
 最後に、「学び」の楽しさについて教えてください
勉強は、楽しくもあり、苦しくもありますが、総合的にみると凄く楽しいです。勉強自体はつまらないことが多いけれども、勉強で身につけた知識や技能は、世界をより鮮やかでより複雑に見せてくれます。簡潔には表現できないんですけど、とにかく、勉強すると世界がもっと楽しくなります。卒業生はみんな「もっと勉強すればよかった」と言うくらいです笑 ぜひオープンキャンパスなどに足を運んで、武蔵野大学経営学科の学びの楽しさを調べにきてください。

 武蔵野大学 経営学部 経営学科 講師
新津 泰昭
(研究分野:経営学)

 研究業績
ゼミナール紹介
 こんにちは。まずは、お名前と、簡単なプロフィールを教えてください。
新津泰昭(にいつやすあき)です。高校までは秋田で育ち、大学から東京に来ました。学部は中央大学商学部、大学院は一橋大学大学院商学研究科です。2010年に同大学院の修士(商学)を取得し、 2014年に同大学院の博士後期課程を単位取得退学しました。2014年から2018年3月までは流通経済大学に勤務していました。武蔵野大学には2018年4月に来ました。
 研究について、教えてください
専門は、「経営戦略」です。最近は,経営学の知見を医療業界に導入することに興味があります。そこでは,経営
戦略に限らず、経営組織やマーケティングなどの知見も扱いたいと考えています。医療の公共性や公平性を考え
ると、医療業界と経営学という組み合わせは、あまり馴染まない印象を持たれることがありますが、医療費や地
域医療などの様々な問題に直面する医療業界では、経営学の知見が役に立つのではないかと信じ、日々研究して
います。
 ご趣味とか、特技とか、少しプライベートなことも教えてください。
趣味は、「こだわり」や「技」に触れることです。例えば,美しい建築物や自動車、家電、靴を見る、一貫一貫丁寧に仕事がしてある江戸前鮨を食べる、などです。これらの「こだわり」や「技」に触れると、もれなく「感動」もするので、日々の生活の中で「感動」を追い求めているのかもしれません。特技は、映像記憶です。人の顔は一度見たらだいたい覚えます。ただその一方で、名前はなかなか覚えられません。
 大学では、どんな授業をご担当されているんですか?
カリキュラム(2018年度以降)でいうと、「経営の広がり」に属する「経営史」や「経営者と社会」をメインに
担当しています。
 授業で教えるときには、どういうことを大切にしていますか?
なるべく複数の知能を刺激できるように工夫しています。ハーバード大学の認知心理学者ハワード・ガードナーさんは、人間にはIQだけでは測れない様々な知能が備わっているという考え方を提唱しました(マルチプル・インテリジェンス理論)。ガードナーさんによれば、人間に備わっている知能には、①言語的知能、②論理・数学的知能、③空間的知能、④音楽的知能、⑤身体運動的知能、⑥対人的知能、⑦内省的知能、⑧博物的知能の8つがあるのですが、私の授業では、文字や数字だけでなく、画像や映像、音といった惰報を多用することで、学生の持つ多様な知能を刺激できるように心がけています。
 先生のゼミではどのようなことを学べますか?
経営戦略を中心に学びますが,経営戦略と関連の強い経営組織やマーケティングの領域にも触れます。全体の8割近い時間をグループワークに使い,経営戦略や経営組織、マーケティングに関連する様々な課題に取り組んでもらいます。
 先生のゼミでは、どのような人材を育てたいと考えていますか?
経営戦略や経営組織の深い知識を獲得してもらうというのは最低限担保したいですが、私が重視しているのは+αの部分です。それは、自信を持って「これは得意」とか「これについては任せて」と言えるものがあるかどうか、ということです。なんでもいいんです。計算が得意、人付き合いが得意、調べるのが得意、等々。キャラが立っているとか一芸があるとか、そんな表現も当てはまるかもしれません。いずれにせよ、周りから「あの人はこれがすごいよね」といったものがあれば、どこかでチャンスが舞い込んでくる、 と私は信じています。ゼミでのグループワークを通じて様々な課題に取り組む中で、またゼミ生との濃い人間関係の中で、そうしたものを見つけてほしいなと考えています。
 最後に、「学び」の楽しさについて教えてください
「学び」の楽しさには2種類あると思っています。1つは、いままで知らなかったことを新しく学んだときに感じる楽しさ。もう1つは、学んだことがどこかで役立ったと認識するときや、あのとき学んだことってこれだったんだと思い起こすときに感じる楽しさ。初対面の人と意気投合したときに感じる楽しさ(例:好きになる映画のパターンやジャンルがお互い同じであることがわかる)と、しばらくしてその人と再会して会話したときに感じる楽しさ(例:以前話したパターンやジャンルに当てはまる最近公開された映画について盛り上がる)が違うように、「学び」にも「初対面」の楽しさと「再会」の楽しさがあると私は思います。特に,学んだことがどこかで役立ったり、つながったりする「再会」の楽しさを一度味わうと、「学び」はもっと楽しくなります。少し難しい言い方をするなら、理論を現実に当てはめてみる、ということを日々意識してやっていれば、この2つの「学
び」の楽しさを存分に味わうことができるようになるでしょう。

 武蔵野大学 経営学部 経営学科 准教授
渡部 博志
(研究分野:経営学)

 研究業績
ゼミナール紹介
 こんにちは。まずは、お名前と、簡単なプロフィールを教えてください。
こんにちは。渡部博志(わたなべひろし)です。2019年4月からキャリア開発部長も務めています。
私は一橋大学経済学部を卒業後に、当時の松下電工(現パナソニック)という会社に4年間勤務していました。
その後、一橋大学大学院商学研究科経営学修士コースヘ進学し、博士後期課程へ進んで、2011年4月から武蔵野大学に在籍しています。
 研究について、教えてください
現在取り組んでいるテーマは、フォロワーシップの視点からのリーダーシップの継承というものです。フォロワーというのはリーダーの下にいる人だと思って下さい。巷では「リーダーとは(X)であるべきだ」といった類いの言質の中に、リーダーシップに関するものも多いと思いますが、実際には自らがフォロワーの時に、リーダーの行動から様々な影響を受けて、その人のリーダーシップというものが形作られているのではないか、ではどのょうな時に、どのような内容が引き継がれたり、引き継がれなかったりするのか、ということを調査しています。
 ご趣味とか、特技とか、少しプライベートなことも教えてください。
一応、趣味はクラシック音楽です。息子と娘が一人ずついますが、彼らがピアノを習っていて、年に1度のピアノの発表会で私も連弾をしています。息子がだんだん難しい曲を弾き始めたので、私も年々、しつかり準備しなくてはならないのですが、それはそれで嬉しいことですね。
 大学では、どんな授業をご担当されているんですか?
武蔵野大学に着任して9年目ですが、これまでは本当に色々な授業を担当してきましたねぇ…。今でも、専門というわけではなく全学で担当している授業としては、1年生向けに今年開講される「共生社会」。これは、昨年まで私が学生部長だったことから、全学の立場で担当します。同様の科目として、2年生以上の「しあわせを考える」。大学のブランドステートメントについて全学で考える授業ですね。経営学科の中では、「経営組織」を2年次に、3年次には「組織コミュニケーション」を、それぞれ担当する予定です。
 授業で教えるときには、どういうことを大切にしていますか?
できるだけみなさんがイメージを持って理解できるように、具体例を挙げることを心がけています。もちろん、知識として覚えてもらうことは非常に重要なのですが、その知識を使えるようになることはより重要なことです。経営学においては、習った内容をどのように現実社会に適応することができるのだろうか、ということを受講生のみなさんが考えて、授業後に活かしてもらえることが真の意味での学修だと思っています。そのような学修の一助になるように、具体例を挙げて授業を行うようにしています。
 先生のゼミではどのようなことを学べますか?
そうですね、今は経営学科で組織論と呼ばれる領域の授業を担当することになっているので、組織にまつわることを学べる、ということになりますかね。ただ、これまでに色々な授業を担当していたこともあり、組織にまつわることといっても、例えばリーダーシップの話だけではなく、経営戦略であるとかマーケティングであるとか、そのような企業のマネジメントにかかわることであれば、ゼミのみなさんが望むのであれば、比較的幅広く学ぶことはできると思います。
 先生のゼミでは、どのような人材を育てたいと考えていますか?
少し風呂敷を拡げさせてもらうとすれば、「諌言できる参謀」を育てたいですね。もちろん、組織のトップに立つような人材になってもらえればとは思うのですが、こればかりは時の運とか色々あります。ただ、仮にトップに立たなくても、もしもトップがおかしな事をしているときに「それは違いますよ」と勇気を持って言えて、しかもトップからは信頼の厚い参謀役になるような人材は育てられるように思っています。もちろん、そのためには多くの知識も身につけておかなければなりません。私の夢としては、そんな人材を育てることですね。
 最後に、「学び」の楽しさについて教えてください
学ぶことで世の中が理解できるようになる。これが「学び」の楽しさだと思います。たしかに覚えることが多くて大変な時期もあると思うのですが、それは筋トレと一緒です。強くなりたかったらトレーニングの辛い時期を乗り越えるのと同じです。ある程度の知識がセットになってくると、世の中の見え方が少しずつ変わってきます。そうすると、より能動的に世の中を見据えて行動できるようになるはずです。
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