学科ポリシー
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ディプロマ・ポリシー/カリキュラム・ポリシー
学科のディプロマ・ポリシー概要/育成する人材の方針
「人の集まり」たる社会において、法は社会の安全を維持し、個人の自由な活動を保障するための「ルール」としての役割を果たしています。法律学の専門知識を修得し、活用できる能力は、自分と他者とが共に幸福になる社会を形成するうえで重要なものといえます。
本学科では、単にルールを知るにとどまらず、自らルールの必要性を考え、最適なルールを創り、ルールを使いこなせることを教育の目標としています。柔軟な「発想力」「創造力」「実行力」とともに高い倫理観を併せ持ち、日常生活・個人・社会における集団・企業・地域・地方公共団体・国・世界というあらゆる段階と相互関係のなかで、「共生」と「社会の持続性」という視点から、現代社会における複雑な問題や今後発生が予見される危険性に適切に対処することができる人材、理想の社会を実現するために真摯な努力を重ねることができる人材を育成します。具体的には在学中に一定の人数が国家資格等を取得できるよう指導します。
本学科では、単にルールを知るにとどまらず、自らルールの必要性を考え、最適なルールを創り、ルールを使いこなせることを教育の目標としています。柔軟な「発想力」「創造力」「実行力」とともに高い倫理観を併せ持ち、日常生活・個人・社会における集団・企業・地域・地方公共団体・国・世界というあらゆる段階と相互関係のなかで、「共生」と「社会の持続性」という視点から、現代社会における複雑な問題や今後発生が予見される危険性に適切に対処することができる人材、理想の社会を実現するために真摯な努力を重ねることができる人材を育成します。具体的には在学中に一定の人数が国家資格等を取得できるよう指導します。
学科のカリキュラム・ポリシー概要
法律学科は、「新世代法学部」の学科として、法学および法律学を単なる知識ではなく「⽣きていく知恵」として活⽤し、ルールを創ることのできる⼈材の育成を⽬的とします。このため、1年次から、武蔵野INITIALで教養・基礎学⼒を⾼めつつ、同時に主要な法律科⽬(法学・憲法・⺠法(総則))の学修を開始し、効果的に学べるよう、法律科⽬を体系的に配置するとともに、基礎科⽬群、基幹科⽬群、展開科⽬群に分類した教育課程(カリキュラム)の編成を⾏っています。また、ルール創り教育の実践として、⼤教室でも双⽅向型の授業を展開しています。具体的には、4学期制の導⼊に対応して、⺠法(総則・物権・債権)を2年次までに履修する「⺠事基本法先⾏集中学習」のカリキュラムを採⽤しています。3年次で学修する法律科⽬の理解に繋がるほか、宅地建物取引⼠、司法書⼠、⾏政書⼠など、⼠業試験の早期合格を可能にします。学⽣の志向については、多数派であるビジネス志向、公務員志向、法曹資格志向を念頭に、必要かつ⼗分な法律科⽬のほか、⺠事法科⽬の充実、「資格ガイダンス」「地⽅公務員特殊研究」「企業エクスターンシップ」「キャリア開発」等の科⽬を配置しています。また、国家公務員(総合職・⼀般職)、地⽅公務員(上級職)合格のための特別プログラムである「育成プログラム」を設置しています。さらには、学⽣の志向性に応じて、政治学・経済学・経営学の科⽬を隣接科⽬として設置し、履修・学修の便宜を図っています。講義科⽬のほか、演習科⽬として「プレゼミ」「ゼミナール」を設置しています。法情報リテラシーをはじめ、修得した法律学の知識を基礎に、現代社会の課題を多⾓的に発想する姿勢、課題解決のための論理的思考⼒を養成します。また、卒業論⽂の執筆を指導することで、表現⼒の向上を図ります。
知識・専門性 【学びの基礎力を基盤とした専門能力】
⾃ら教養・基礎学⼒を修得し、時宜に応じ発揮することができる。【教養・基礎学⼒】
対応するカリキュラム・ポリシー
- 専門的な分野を学ぶための基礎学力を養うために、「武蔵野INITIAL」では、「知識・専門性」「関心・態度・人格」「思考・判断」「実践的スキル・表現」の分野を横断的に学修します。「建学」「スポーツ・身体」「情報」「外国語」「教養日本語」「Creating Happiness Program(CHP)」「フィールドスタディーズ」「インターンシップ」「全学教養ゼミナール」「寄付講座」などの科目群があり、中でも「SDGs基礎」「SDGs発展」が配置されるCHPは最も重要な柱となります。少人数制のゼミナールや授業を通じて、グループワークやプレゼンテーションなどの訓練を重ね、より実践的なコミュニケーション力やチームワーク形成力などを養成します。社会人として必要な礼儀・マナーについて、1年次の「法学1」、2年次の「プレゼミ」、3年次の「ゼミナール」「企業エクスターンシップ」を通じて体得します。
法学および法律学の専⾨知識を修得し、「⽣きていく知恵」として実践することができる。【専⾨能⼒】
対応するカリキュラム・ポリシー
- 法律学科の学⽣に必要な科⽬(必修科⽬)のほか、学⽣の志向性・進路の実現に応じた科⽬(選択科⽬)を履修します。すべての学⽣は基礎科⽬(必修)である「法学1・2(法学の基礎・法学概論)」「憲法1・2(統治・⼈権)」「⺠法1A・B(総則)」「刑法1(総論)」を履修し、法学および法的思考の基礎を学びます。また、「⽇本⺠事法1・2・3・4」では、中国語で講義をすることを通じ、留学⽣の理解度向上に⽀援します。
- ビジネス志向の学⽣は、基幹科⽬である「⺠法2A・B(物権・担保物権)」「⺠法3A・B(債権各論)」「⺠法4A・B(債権総論)」を2年次終了までに学修します(早期先⾏集中学習)。3年次には「⺠法5A・B(親族法・相続法)」「商法1・2」「会社法1・2」「⾦融法」「知的財産法」「IT関係法」「消費者法」「マーケティング法」「⽐較取引法」「租税法1・2」「キャリア開発」などを履修します(宅地建物取引⼠、司法書⼠を受験する学⽣も同じ)。また、必要に応じて、経済学・経営学・会計学の関連科⽬を履修します。
- 公務員志向の学⽣は、ビジネス志向の場合に加え、1年次に「地⽅公務員特殊研究1」、2年次に「⾏政法1・2」「地⽅公務員特殊研究2」、3年次に「⾏政救済法」「租税法1・2」「情報法」「地⽅公務員特殊研究3・4」などの法律科⽬を修得します(⾏政書⼠を受験する学⽣も同じ)。また、試験科⽬に応じて、政治学・経済学の関連科⽬を履修します。
- 法曹資格志向の学⽣は、法曹養成⼤学院進学(受験)または予備試験受験に必要な法律科⽬を中⼼に履修し、⼿続法(「⺠事訴訟法1・2」「刑事訴訟法1・2」)も学修します。また、「憲法演習」「⺠法演習」「刑法演習」を通じて、説得⼒のある倫理構成の⽅法を学修します。
- 法律学の専⾨知識を「⽣きていく知恵」として社会において実践するため「企業エクスターンシップ」を履修します(必修)。⺠間企業・官公庁等の派遣先において、法の意味や役割を確認します。
関心・態度・人格 【他者と自己を理解し、自発的に踏み出す力】
「共⽣」の意味を理解し、他者に対して寛容になることができる【⾃⼰認識⼒・他者理解⼒】
社会現象に関⼼を持ち、問題・課題を認知・発⾒することができる【課題発⾒⼒】
⾃⼰決定・⾃⼰責任の考え⽅を貫くことができる【主体性・実⾏⼒】
正義感・リーガルマインドを重んじ、公共の福祉に寄与することができる【使命感】
対応するカリキュラム・ポリシー
- 個別の法律科⽬を学修することで、現代社会における様々な問題点・課題を⾃ら発⾒、認識することができます。「共⽣の法律学」では、共⽣と持続可能性をキーワードに各法律学をオムニバス形式で学修します。また、「プレゼミ」「ゼミナール」では、問題点・課題に対する⾃⼰の⽴場を明確にするとともに、他者との共⽣の視点に⽴ち、多様な⽴場・主張を受容することを学び、ルールメーキングを通しての問題解決を可能にします。
- 公務員志向、法曹資格志向の学⽣が⾃⼰の将来について考えるための端緒として「資格ガイダンス」を設置するとともに、実社会での体験を他者理解や課題発⾒につなげることを⽬的として「企業エクスターンシップ」を設置し、必修としています。教育⽅法においても、個⼈参加型をコンセプトとし、⼤教室においても双⽅向授業の形態をとることで、学⽣の⾃主性と実⾏⼒を強化します。
思考・判断 【課題を多角的に捉え、創造的に考える力】
法律問題を多⾓的に分析し、批判的な視点から論理的な結論を導くことができる【論理的思考】
法令、学説、判例等の調査・分析によって、法的問題の解決策を導き出すことができる【課題解決⼒】
問題の発⽣を予測して、予防的な対応策を講ずることができる【創造的思考⼒】
既存の法制度にとらわれず、適切なルールを創り出すことができる【創造的思考⼒】
対応するカリキュラム・ポリシー
- 「プレゼミ」において、法律学情報処理の基礎を学びます。判例・論⽂等の情報ソースの理解、情報収集の⽅法、新法制定や法改正などの変化へ対応できるようにします。
- 「ゼミナール」では、各⾃の興味・進路に応じた専⾨分野について指導を⾏います。現⾏の法制度の理解に留まらず、法的課題の発⾒・予測といった視点から、法令・判例・学説等を⽤いての多⾓的分析や批判的検討の⽅法を学ぶとともに、課題解決⼒や創造的思考⼒を修得します。
- 「卒業論⽂」は学⽣⾃らが課題の設定を⾏い、⾃⼰の⾒解を適切に表現するものです。「プレゼミ」「ゼミナール」で修得した能⼒を論⽂作成において実践します。
実践的スキル・表現 【多様な人々のなかで、自らの考えを表現・発信する力】
外国語⽂献を読み、内容を理解することができ、また交渉の基礎となるコミュニケーションをはかることができる【語学⼒・コミュニケーション⼒】
法律レポート・論⽂・報告書を執筆のルールに従って作成することができる【表現⼒】
⽬標を実現するため、他者を理解・尊重し、適切な指⽰・指導を⾏うことができる【リーダーシップ⼒・チームワーク⼒】
対応するカリキュラム・ポリシー
- 英語の基礎⼒(読解⼒・リスニング⼒・記述⼒等)については、武蔵野INITIALの「英語」を履修します(必修)。なお、法律学科では学科教育にTOEICスコアを活⽤するため、その取得を推奨しています(⾼得点者に対する学科表彰制度があります)。語学⼒を⽣かし、外国語⽂献・判例等を通じて外国の法制度を学ぶ学⽣のために、「国際法1・2」「法律学⽂献講読(英語)」を設置します。⽐較法において主流とされてきた英⽶法(「英⽶法」)・⼤陸法以外に「アジア法(中国法・韓国法)」「アジア法(東南アジア法)」を学修します。
- ビジネス志向の学⽣に対しては、渉外実務における英語⼒の向上を⽬的とした「ビジネス法律英語」を設置しています。他者理解、異⽂化理解の実践を考える学⽣は、「International Lectures(Law)」を学修するほか、4学期制(主として第2学期)を活⽤して語学研修プログラムないし留学プログラムへ参加します。「プレゼミ」「ゼミナール」では、学⽣が中⼼となって報告や質疑応答を⾏うことで、「相⼿⽅の⽴場」を理解する、⾃⼰の主張を明確にする、議論を円滑に進⾏するための能⼒を修得します。また、法律論⽂、レポート、報告書等の作成についても併せて学習し、「卒業論⽂」へとつなげます。
アドミッションポリシー
本学科は、法律学の専門知識を生かして、ルールを創り、周囲の人々に幸福を与えられるリーダーを育てることを目標にしています。
もって、以下のような者の入学を求めます。
もって、以下のような者の入学を求めます。
志向性:将来の進路
周囲の人も自分もともに幸福を追求する、という考え方を基本として、現代社会の多様な危機に対処して、企業や地域社会というレベルから国、地球、というレベルまでの持続可能性を考えられる、柔軟な発想を持ち誠実な努力を重ねるリーダーとなることを目指す、強い意欲を有している者
- 国内外リーディングカンパニー、ベンチャー企業等のビジネス分野で国際的に活躍したい者
- 地方公務員として地域社会の市民の幸福に貢献したい者
- 国家公務員として中央官庁で活躍したい者
- 法曹やその他の国家資格を取得して市民生活を支援したい者
- 高い倫理観と共生の視点を持って国際社会で活躍したい者
期待する能力:知識・専門性
高等学校で履修するのが望ましい教科・科目
英語、国語、地理歴史・公民(日本史、世界史、政治・経済)
高等学校で取得するのが望ましい資格等
実用英語技能検定(2級以上)、TOEICなど
英語、国語、地理歴史・公民(日本史、世界史、政治・経済)
高等学校で取得するのが望ましい資格等
実用英語技能検定(2級以上)、TOEICなど
期待する能力:関心・態度・人格
- 相手の立場で物事を考えられる
- 異なる価値観を受け入れられる
- 正義感が強いが他人に寛容である
- 自己決定、自己責任の考え方が貫ける
期待する能力:思考・判断
- 相手の立場に立てること、異なった価値観で考えられる
- 良識を身につけた上で規範にとらわれず柔軟に考えられる
- 生起するさまざまな可能性を想像できる
期待する能力:実践的スキル・表現
- 説得的なプレゼンテーションができる
- 周囲の人々が納得できるルールを創れる
- 実際に人々を率いるリーダーシップが取れる