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工学部

数理工学科 学科の特長

トピックス

「数学語」で社会や自然のあらゆる現象を理解し コンピュータを活用して問題解決

数値や数式でしか処理できないコンピュータの世界では、色、形、大小などを数値に置き換えます。数理工学とは、社会や自然のあらゆる現象をそうした数字や記号などの「数学語」で理解し、問題解決を図る学問です。実際に問題解決を実行する際には、「プログラミング」に代表されるコンピュータの活用が重要となります。本学科では、現象をモデル化して理解する力を身に付け、システム設計に応用できる人材や、大規模データから問題の本質を見抜くデータサイエンティストなど、持続可能な社会の実現に向けて主体的に取り組む人材を育成します。

数学のおもしろさと可能性を教えられる 中学・高等学校の数学教員も目指せる

数理工学の必修科目に加え、応用代数、応用幾何など基礎的な数学と他学科とともに学ぶ教職課程の科目を履修することで中学・高等学校教諭一種免許状(数学)の取得が可能です。数理工学の広範な分野を専門とする教員陣から数学の多種多様な可能性とおもしろさを学び、基礎的な数学と応用数学の知識をバランスよく身に付けることで、「いかにして社会の問題を数学で解決していくのか」、数学の楽しさや奥深さを子どもたちに教えられる教員を目指せます。

プロジェクト

「プロジェクト」活動で社会に応用できる能力を身に付ける

学生が学年の枠を越えて自主的に企画から携わり実行する実践型授業が「プロジェクト」活動です。学生が主体となってプロジェクトチームをつくり、数理工学の力を用いて、課題解決・目標達成を目指します。教科書や技術書を苦労しながら読み込み、実装に移すスキルを磨きながら、自らの考えを明確かつ論理的に組み立て意見交換することによって、課題解決のための試行錯誤を繰り返します。主体的に考える力と実行力、他者の考えを傾聴する姿勢、リーダーシップ、チームワーク力などを、高い次元で総合的に身に付けることを目標としています。

2020年度最優秀賞

最優秀賞を受賞した人感センサー式の液体噴射デバイス

最優秀賞受賞チーム

コンテスト入賞実績

数理工学科での学習を通して得た知識を活用して、各種コンテストに積極的に応募し、高い評価を得ています。

第11回データビジネス創造コンテスト 審査員特別賞
「ライフ with コミックチェイン」

令和2年度パテントコンテスト/デザインパテントコンテスト
優秀賞 「フェンシングエペ競技における可視化及び判定システム」 

卒業研究テーマの例

2021年度
  • ネットワーク上での同期現象
  • エコーチェンバー現象の数理モデルによる分析と緩和メカニズムの解明
  • コロナ禍におけるBike Sharing System の統計則
  • ソーシャルフォースモデルを用いた歩行者モデル
  • 雪の結晶の可視化
  • Lorenz 方程式のカオス
  • 人口の増減による数理モデル
  • 反応拡散系の解の挙動
  • ライフゲームの全滅条件
  • ホッジポッジ機械の解析
  • ボロノイ分割を用いた横浜市鶴見区における学区分割とその評価
  • 混合整数計画法による折り返し運転を考慮した運行計画の変更に関する研究
2020年度
  • 気づき体験を重視した教育システムの構築 〜発見力、組み合わせ力、応用力を伸ばす教材の開発〜
  • 進化計算による粒子運動ルールの作成
  • 円筒ねじり折りを用いたペットボトル容器の作成とその安定性
  • SIRモデルを用いた感染症シミュレーション
  • EURO2016におけるサッカーのパスネットワークの統計的特徴
  • オーロラ励起状態に関する研究
  • FreeFEMを用いたき裂進展シミュレーション
  • 酔いに関する協調運動のばねを模した微分方程式のモデル