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グローバルコミュニケーション学科

グローバルコミュニケーション学科 教員紹介

グローバルコミュニケーション学科教員の詳細、研究業績についてはこちらをご覧ください。

教授
学部長
グローバルスタディーズ研究所長

島田 徳子

シマダ ノリコ

異文化コミュニケーション
日本語教育
学習環境デザイン

研究内容

大学では英文学、修士課程では日本語教育学、博士課程では学際情報学と、学問と学問の「際(きわ)」を越境しながら、「ことば・文化・コミュニケーションと、その学びのデ ザイン」に興味関心を持って、研究と教育を続けてきました。現在は、多文化化する日本社会 における、日本人と外国人とのコミュニケーションのあり方や、コミュニケーション能力の育成についての研究に取り組んでいます。

ゼミナール紹介

島田ゼミでは、他者へのリスペクト、自己開示、知的好奇心の 3 つを大切にし ながら、「人材の多様性が、付加価値を生み、社会の豊かさや個人の幸せの実現に作用するメカニズムと学習デザイン」について探究します。ミニリサーチを通して、データに基づき結論を導き出すための方法論を学びます。また、ワークショップやコミュニケーションゲームの開発など、チームで取り組むアクティブな学びを通して、ファシリテーションスキル、チームワーキング、リーダーシップなど実践的なコミュニケーション能力を育みます。

研究テーマ例

・SNS上での方言———20代と北海道地方に焦点をあてて———
・大学生におけるLINE上でのコミュニケーションが与える感情への影響
・大学生の楽観性とレジリエンスの関連性
・自分自身の俳優としての熟達化について———オートエスノグラフィーを用いて———
・大学進学に伴う地理的移動が帰属意識と居場所感に与える影響

教授
学科長

櫻井 千佳子

サクライ チカコ

言語習得研究
英語教育
社会言語学
認知言語学

研究内容

現代のコミュニケーションは、文字や言葉だけでなく、画像や記号など多様なモードで世界中に広がっています。こうしたマルチモーダルな使用を含む実際の言語データを分析し、語彙や表現スタイル、文脈に応じた微細なニュアンスの違いを明らかにしています。コーパスやSNS投稿、広告文、教育現場での観察など多様な素材を用い、母語話者と学習者の比較から、言語習得過程における認知的・文化的影響について理解を深めることを目指しています。また、英語教育や異文化コミュニケーション、アイデンティティ研究に役立つ知見の創出も視野に入れています。

ゼミナール紹介

櫻井ゼミでは、「ことばを身近に感じ、仕組みを学び、広がりを知る」ことを目指します。学生は留学経験を生かし、ゼミ内で仲間と協働しながら学びを深めます。3年次には、言語と文化の関係について意見を交わしつつ、実際の言語データを多様な方法で分析します。学びは教室にとどまらず、幼稚園・こども園での「えいごであそぼう」や中学校での「Liberal Arts Project」など外部の現場でファシリテーターとして実践的に体験します。4年次には卒業論文で、自分が関心をもつ現代の課題をことば・文化・コミュニケーションの視点から探究します。

研究テーマ例

・デジタル空間における文化戦争———X上の #WokeDisney 言説とポリティカル・コレクトネス批判の考察———
・ソーシャルメディアが生む多様な共感表現———日本語と英語の若者ことば———
・マンガで学ぶオノマトペ———生成AIを活用した日本語学習者向け4コママンガの作成と教育的応用———
・アメリカ大統領選の演説における非言語行動の特徴———ELANを用いた動画分析——
・グローバル化が母子関係に与える影響の分析———共依存型『いい子』の傾向———
・Diversity and Inclusion in Australia: Addressing the Challenges of a Multicultural Society

准教授

井上 亜紗

イノウエ アサ

英米・英語圏文学
表象文化論
国際社会
エスニシティ
マイノリティ

研究内容

ジェンダーや人種・エスニシティなどの観点からみた「マイノリティ」にかかわる諸問題に関心があり、アメリカを中心とする20世紀の英語圏文学を軸に、衣装、音楽、絵画、建築、広告などにも射程を広げた学際的な文化研究を進めています。現在は、ノーベル賞作家ソール・ベロー(Saul Bellow 1915-2005)の作品に描かれているユダヤ系移民の〈家〉へのまなざしや表象に着目しながら、「マイノリティ」をめぐるナラティヴの可能性を探求しています。

ゼミナール紹介

主に英米の文化的創作物(小説、映画、TV・配信ドラマ、広告、ミュージックビデオなど)を社会的な文脈で読み解く力を磨きます。文化的創作物には、人種・エスニシティ、ジェンダー、階級などをめぐるその時代の社会のまなざしが映し出されています。例えば一つの広告にも、衣装や化粧、撮影場所に差別の歴史が刻まれているかもしれません。映画のヒットに政治的な力が働いていることもあります。プレゼンテーションやディスカッションを重ねてグローバル・イシューとの接点をさぐりながら、多文化共生社会の実現に向けて考察します。

卒業論文の研究テーマ例

・アンテベラム期のアメリカ自由黒人のアイデンティティ―Twelve Years A Slave に注目して―
・画一的な美の支配構造―『ミーン・ガールズ』における美の神話―
・Hip-hopが表象する黒人社会のリアリティ―Kendrick Lamarのスーパーボウル ハーフタイムショー
・「透明化」の考察―アメリカの女性差別をめぐって―
・『クマのプーさん』にみる第一次世界大戦のトラウマと非暴力世界の象徴的構築

准教授

Ohri Richa

オーリ リチャ

Intercultural Communication Studies
Multiculturalism in Japan
Language and Identity
Social justice

研究内容

My research focuses on critical intercultural communication, social justice, language and identity, and critical pedagogy. I examine how critical engagement with culture can be cultivated in the classroom and emphasize the role of reflexivity in fostering inclusion, equity, and intercultural understanding. My project New Face of Japan (Instagram: @new_face_of_japan) amplifies the voices of individuals from diverse cultural and linguistic backgrounds, challenging unconscious bias and promoting social inclusion. More broadly, my work explores how critical pedagogy and applied linguistics can empower learners to become reflective and socially engaged participants in an increasingly globalized Japanese society.

ゼミナール紹介

This bilingual (ENGLISH-JAPANESE) seminar is built around the “Four Cs”: COMMUNICATION (express ideas, emotions, and reasoning), CHANGE (be open to transformation), CRITICAL THINKING (question the status quo), and CREATIVE (be original). Its goal is to cultivate critical understanding of “intercultural communication” by examining the meanings of “異-difference,” “文化-culture,” and “コミュニケーション-communication,” and challenging conventional assumptions. We focus on topics such as identity, stereotypes, prejudice, unconscious bias, racism, social justice and cultural differences. Through active discussions and mutual feedback, students encounter new perspectives, foster creative thinking, and apply insights to their own research and theses which can be written in English or Japanese. This seminar connects classroom learning with broader social engagement.

研究テーマ例

・SNS時代のフェミニズム運動と若者文化
・日本の広告におけるジェンダー表現の変化
・英語学習が日本人学生の自己イメージに与える影響
・Identity Negotiation among International Students in Tokyo
・How Media Representations Shape Attitudes Toward Immigrants

講師

木村 風雅

キムラ フウガ

宗教学
多文化共生
イスラーム思想研究
中東地域研究

研究内容

私は、イスラームの宗教思想(特に近年では政治思想)を研究しています。一口にイスラームと言っても、多数派のスンナ派と少数派のシーア派で信じている内容に異なりがあったり、広い中東・イスラーム圏において、スンナ派内部にも多くの文化的な違いが存在したりします。そのような違いに目を向けながら、ユダヤ教やキリスト教、あるいは東アジアの宗教とイスラームの違い(または似ている点)は何か、彼らがどのように共存しているかを考えています。

ゼミナール紹介

2030年には世界人口の約1/4を超えるとも言われるイスラーム教徒の人々は、一括りにできる存在ではありません。「中東」の宗教と思われがちなイスラームも、現在では南アジアや東南アジアにおける人口が大きく、「アジア」の宗教という側面を持っています。
当ゼミでは、比較宗教や比較文化の側面から少しでも中東・イスラーム圏に関心のある学生が自分の興味にもとづきこれからの研究を進めるはじめの一歩を手助けします。異なる文化的背景を持つ隣人と接する機会が増えてきた今日、異文化共生における社会課題について考えてみましょう。

研究テーマ例

・日本におけるイスラーム教徒との共生に関する研究:移民や観光を背景に
・日本の近代教育導入に与えた宗教の役割に関する考察:キリスト教や仏教の事例を通じて
・巡礼文化と観光政策:サウジアラビアを事例として
・日本各地におけるイスラームの歴史
・中東における日本文化の需要と輸出

講師

小塚 高志

コヅカ タカシ

シェイクスピア
英国ルネサンス
英国宗教改革
アダプテーション
表象文化論

研究内容

イギリスの学際的ルネサンス研究センターを基点に、英国初期近代の演劇および宗教改革を専攻した後、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)の台本編纂プロジェクトへアシスタントとして携わりました。シェイクスピアの戯曲・伝記と16–17世紀の出版物・手稿を横断的に分析し、演劇と言説の相互作用や社会的実践の表象を研究しています。文献学的手法による歴史的研究に加え、現代の舞台や映像等のアダプテーションも対象とし、歴史的文脈と現代的受容の両義的な視座から、ルネサンス演劇の文化的位置付けを探求しています。

ゼミナール紹介

シェイクスピアをはじめとする英国ルネサンス演劇を、執筆・上演・映画化された各時代の言説空間におけるポピュラー・カルチャーとして再定義し、ジェンダー、身体性、人種・民族等の観点から多角的に分析します。多様な批評理論を用いて戯曲の社会文化的背景を考察し、多元的な解釈を提示します。演劇は日常に潜在する矛盾や歪みを露呈させる空間です。演劇表象に刻まれた不平等や不公正を顕在化させ、社会構造と文化の相関関係を究明することで、自明視された日常への批判的洞察力を養い、歴史と現代社会を捉え直す視座を涵養します。

研究テーマ例

・King Learにおけるカーニバルと道下 ― 道下が暴露する社会制度の不安定性
・Romeo and JulietにおけるSexual Language ― 言語による登場人物の造形
・イギリスと日本の融合文化 ― Shakespeare劇と能の融合を中心に
・初期近代イングランドにおける女性の挑戦 ― Twelfth Nightにおける家父長制と男装の関係
・悲劇としてのThe Merchant of Venice ― ユダヤ教徒の迫害とシャイロック

講師

櫻田 怜佳

サクラダ レイカ

社会言語学
語用論
談話分析
異言語文化比較研究

研究内容

ことばと文化・社会のかかわりを探究する社会言語学を専門領域としています。特に、人の心に響くパブリックスピーチにはどのような修辞的特徴があるのか、会話参加者がお互いに心地よいと感じるコミュニケーションにはどのような言語的特徴があるのか、さらにそれらが文化によってどのように異なるのかに関心があります。現在は、英語母語話者と日本語母語話者によるスピーチの分析を通して文化によって好まれる話の型を考察しています。また、グローバル時代において求められる母語または外国語による発信の在り方を考えています。

ゼミナール紹介

ことばから文化・社会の在り様を探究することを通して、異なる背景を持つ人々の思考や価値観に出会い、異文化への理解を深めるとともに、普段何気なく使用していることばから自文化を再認識することを目指します。具体的には、身のまわりの疑問から国際的な時事までさまざまな切り口から自分の興味関心に基づいてテーマを設定し、映画、広告、音楽、SNSなどの生きたことばを分析して、その言語使用の背景にある文化・社会的要因を考察します。さらに、ことばにかかわる社会的課題に目を向け、その解決の可能性を検討します。

研究テーマ例

・日米メディアにおける人種・エスニシティの表象———テレビCMにおけるステレオタイプの表現に着目して———
・イギリス映画の日本語字幕における階級格差の演出———言語使用から読み解くイギリスの社会階級———
・役割語に映し出される日米のジェンダー観の時代変遷———ディズニー映画『アラジン』の英語版と日本語版の比較を通して———
・「笑い」の構造と表現の日米文化比較———日本のピン芸人とアメリカのスタンダップコメディアンによるお笑い———
・授賞式のスピーチにおける日本語母語話者と韓国語母語話者の言語使用———感謝を誰にどのように伝えるか———

教授

ZHOU, Albert R.

チョウ アルバート

language and identity
language and intercultural communication
foreign language education and language policy
linguistic/cultural imperialism

研究内容

Professor Zhou specializes in language and intercultural communication studies. He lectures and researches on the language dimension of intercultural communication with a focus on language, identity, and interculturality, and on the linguistic and cultural representation of social transformation in 21st-century China. His research interests in recent years include identity construction/reconstruction in multilingual and multicultural classroom settings, language in intercultural movements among Chinese, Japanese, and English, the presence of Chinese in the global ecology of languages, and linguistic/cultural imperialism.

ゼミナール紹介

Exploiting the life experiences of each and every participant, the seminar classes are designed and delivered to sensitize students to the language dimension of intercultural communication and the impact of social and political forces on language choice, language use, and intercultural communication process. Key concepts and issues of concern include language and culture, context and power, language and identity, second language socialization, language in intercultural movements, and intercultural competency as an essential construct of global citizenship. The geographical and cultural space for questioning is the Asia Pacific region, and the linguistic landscape for observation includes Japanese, English, and Chinese.

研究テーマ例

・Understanding Friendship as a Cultural Construct: A Case Study of Japanese and Chinese Students at a Japanese University
・Living in a Second Language: A Case Study of Three International Students in Japan
・Colors and Emotions: A Study on the Differences in Color Perception Between Japanese and Chinese People
・日米における相槌の有効的な打ち方に関する一考察———日米のトーク番組をもとに———
・グローバル・シティズン育成のための必要な教育とは———日本の若者の視点から———

講師

山本 貴之

ヤマモト タカユキ

移民研究
グローバル・スタディーズ
移動の人類学
トランスナショナリズム

研究内容

私の研究は、高度に移動性の高い移民が移住先社会においてどのように祝祭や休日を祝うのかを、社会学・人類学的視点から考察するものです。特に「家族」や「コミュニティ」との関わりに注目し、祝祭の実践がアイデンティティ形成や社会的つながりに与える影響を考えています。また、移民が祝祭を通して「ホーム」をどのように構築し維持しているのかを明らかにすることを重視しています。トランスナショナルなネットワークやデジタル・メディアの活用にも着目し、グローバルな視点から祝祭と「ホーム」の関係を分析しています。

ゼミナール紹介

私のゼミでは、社会学や人類学における基本的な概念を学び、日常の出来事や社会現象をより丁寧に見る視点を養います。また、質的研究とは何かを理解し、インタビューや参与観察といった方法を実際に体験しながら、理論と実践の両面から研究の基礎を学んでいきます。学生は自らの興味や関心に基づき自由にテーマを設定し、自分自身の問いを深めながら研究を進めていきます。ゼミを通じて、身近な現象を新たな視点から捉える力と、自律的に学びを発展させる姿勢を育むことを目指しています。

研究テーマ例

・サードプレイスとしての銭湯の社会的意義
・アート分野における障害者雇用の現状と課題
・お笑いファン文化におけるジェンダー化のあり方

教授
国際センター長

欒 殿武

ラン ヒロタケ

日中比較文化論
日中翻訳技法
近代中国人留学史

研究内容

私の研究は、近代中国文学と日本文学の接点に焦点を当て、主に魯迅と夏目漱石を中心とした比較文学の視点から、文学的思考の交錯と相互影響を明らかにするものであります。また、日中間の翻訳実践を通して文化受容と意味生成の過程を検討し、言語変換が両国の近代知識形成に与えた影響を考察しています。さらに、日華学堂を中心とする清末・民国初期の留学生生活史にも取り組み、当時の留学生が日本でいかに学び、思想形成を遂げたのかを歴史資料から読み解きます。これらの研究を通じて、日中の文化循環の実態とその現代的意義を多面的に明らかにすることを目指しています。

ゼミナール紹介

本ゼミでは、グローバル化の進展とともに多様な文化や背景をもつ人々が生活するようになった現代日本の多文化化に焦点を当てます。日本は長らく「単一民族国家」として語られてきましたが、現在では外国人労働者、留学生、難民、観光客など、多様な人々が社会のさまざまな場面で関わっています。こうした社会の変化を「共生」「文化理解」「多言語社会」といった視点から考え、政策、教育、地域社会、メディアなどの分野でどのような課題と可能性があるのかを探ります。また、中国をはじめとする他のアジア諸国の事例にも触れながら、アジアの中の多文化日本という位置づけを考察します。

研究テーマ例

・米中日におけるパブリック・ディプロマシーとパワーバランスの比較———日本がとるべき広報文化外交政策とは何か———
・消費大国・中国に向けての日本の医療ツーリズム———成功を遂げたシンガポール・タイトの比較———
・在日中国人学生の運動部活動が学校生活適応に及ぼす影響とその構造的課題———日本の中学校における教育的実践の視点から———
・ソーシャルメディアの発展と個人のブランド力———インフルエンサーから見る日中韓での違い———
・Z世代における消費行動の特徴———日中両国の若者を比較して———