日本語コミュニケーション学科 学科の特長
本学科では、グローバル化が進む世界各地および日本国内において多文化共生の実現を担う人財を育てます。そのために、3言語[英語+ 中国語+日本語]の豊かなコミュニケーション力を持つトライリンガルを目指し、日本語教育学や観光学の専門的知識を身に付けます。留学生が約半数の多文化・多言語共修環境で学べることも魅力です。
多文化・多言語 共修環境で学び、「グローカル」な視点で考える
日本人学生(日本語を母語とする学生)と留学生(日本語以外を母語とする学生)がほぼ同数ずつ在籍し、共に学ぶ環境がこの学科の大きな特長の一つです。日常生活の中で常に多文化・多言語に触れられ、英・中・日のトライリンガル人財を目指す上で理想的な環境で、4年間学ぶことができます。外国語能力、異文化コミュニケーション力、多文化共生力を日々育み、この環境で自信を付け、海外留学や海外インターンシップに挑戦している先輩たちも多くいます。
また、「グローバルスタディーズ」「グローバルプロジェクト」などの授業を通じて、国内外における課題をグローバルとローカルの視点から捉え、解決していく力を養います。学内のMusashinoSDGs Award では、第1回から本学科の学生の皆さんの取り組みが認められ、最優秀賞をはじめ多くの賞を受賞しています。
日本語教育人材になるための「資格」を得る
これまでの日本語教員養成課程(副専攻担当)にかわり、新たに「登録実践研修機関・登録日本語教員養成機関」(令和6年度申請予定)として「登録日本語教員」を養成します。日本語教育に関する専門科目群では、身近な用例・事例と結びつけながら専門知識を身につけます。そして、国内教育実習「共生日本語教育実習」では、留学生と日本語母語学生が共に学び合いながら、関係性構築を重視した日本語教育力を養います。国内教育実習だけでなく、海外インターンシップに参加し、アジア諸国の現場で腕を磨くこともできます。 海外インターンシップ・プログラムの詳細については下記サイトをご覧ください。
日本語教育実習 × 国内・海外
国内での日本語教育実習(日本語教員養成課程必修)や日本語教育能力検定試験合格に向けた手厚い指導・サポートがあり、合格者も輩出しています。令和4年度は3年生から3名が合格しました。また、国内だけではなく、海外協定大学で日本語教育の現状を学んだり教えたりする機会も充実しています。日本語や日本文化を「教える」立場に立つことで、何を、なぜ、 どうやって教えるのか、学習者にどう学んでもらうのかを深く考えることができます。これは、将来の活躍の場を考える上でも貴重な経験となることでしょう。さらに海外での実習を通じて異文化を肌で感じることもできます。
観光や日本の文化・歴史について学び、国際交流や地域活性化のあり方について理解を深める
観光学は自然景観や歴史、文化、政治、経済などさまざまな研究アプローチが可能であり、観光産業は社会的なつながりや影響力が大きいことが特長です。本学科では、日本の観光資源や観光産業・観光地の概要、旅行マーケットの状況等について学ぶことで、「観光」がもたらす効果・影響を理解します。国内外に縁を持つ学生が集う環境で多様な価値観に触れながら学ぶことで、将来、様々な場面で活躍できる人財となることを目指します。
地域連携・海外連携 × 実践
学科で学んだことを実践するさまざまな場があります。対面では、大学のある江東区の地域住民や行政機関と連携しながら、多様なルーツの住民やその子どもたちへの日本語学習支援、さまざまな家庭の子どもたちに対する学習支援、市民芸術祭の企画・実施、大学附属有明こども園での異文化体験授業の提供などに取り組んでいます。また、オンラインでは、海外協定大学などとの連携による共同作業やディスカッションなどを行っています。授業で学び、学んだことを活かして社会的な実践に取り組み、その取り組みを通してまた学びを深めていき社会にも貢献するということに学科全体で取り組んでいます。