武蔵野文学館
「武蔵野」と関係する文学者並びに文学作品、また、武蔵野大学に関係した文学者・文学研究者の資料収集とその研究を行い、地域文化の継承と発展に寄与することを目的としています。文学部の歴史と研究実績の総括を行い、公開講座や資料・研究成果の公開などを実施します。また、研究成果を公開する目的で、文学部紀要『武蔵野文学館紀要』を刊行しています。
武蔵野大学国文学会
武蔵野大学文学部日本文学文化学科では、学科長を会長として、「武蔵野大学国文学会」を組織して毎年、「研究発表」大会と「武蔵野文学賞」の表彰式を開催しております。
研究発表
主に教員と大学院生が研究発表を行い、研究成果を公開しています。
武蔵野文学賞
毎年12月に開催される大会において、その年の「武蔵野文学賞」を発表し、表彰しています。武蔵野文学賞は、本学に在籍するすべての学生・院生・そして本学卒業生を対象としています。平成5年に国文学会が主催する賞として創設されました。文学部門と書道部門に分かれています。文学部門・書道部門とも本学に在籍する教授陣が審査をします。また、平成24年度より高校生部門も創設され、現在は小説と俳句の応募作品を募集しています。
第28回武蔵野文学賞・受賞作品(令和2年度)
文学部門
今年度も残念ながら文学部門の応募作品は少数でした。在学生は1年生と2年生。そして、卒業生からの応募です。小説の他にシナリオもあり、いずれも創作への意欲がひしひしと感じられる作品でしたが、受賞には至りませんでした。
新人賞に求められる要件は、つきつめれば、次の二つです。飛び抜けて新しいか、飛び抜けてうまいか。なにが新しいのかは、これまでの文学の蓄積を学ばなければ、わかりません。うまさを実現するには技術が必要です。つまり、技術と感性と知性の日常的で持続的な鍛練が重要です。学びつつ、情熱を失うことなく、野心を抱いて書き続けてください。
書道部門
本年度の書道部門への出品数は62点。新型コロナ感染症の流行により、応募数は減りましたが、オンライン授業中心の中で、自宅で一生懸命努力し鍛錬した作品が光彩を放っていました。
本年度の書道部門の特徴は、「テーマ・武蔵野」を選び、その中で、国木田独歩『武蔵野』の好きな一節を題材として揮毫したものが実に多かったことです。青墨での抒情的なものは少なかったですが、濃墨で余白を生かしたものや達筆な漢字仮名交じりの作品が多かったことも本年度の特徴です。古典に基づいた個性的な書表現を目指した作品を期待しています。
大賞 | 漢仮交「武蔵野」(国木田独歩) | 山本菜々子(日本文学文化学科3年) |
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準大賞 | 漢仮交「武蔵野」(国木田独歩) | 百崎俊也(日本文学文化学科3年) |
優秀賞 | 漢仮交「武蔵野」(国木田独歩) | 大園鈴夢(日本文学文化学科3年) |
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漢仮交「武蔵野」(国木田独歩) | 佐藤舞里菜(日本文学文化学科3年) | |
漢仮交「武蔵野」(国木田独歩) | 黒川亜美(日本文学文化学科3年) | |
漢仮交「荒海や」(松尾芭蕉) | 江連一大(日本文学文化学科3年) | |
漢仮交「武蔵野」(国木田独歩) | 中島大河(日本文学文化学科3年) | |
漢仮交「武蔵野」(国木田独歩) | 西村香菜子(日本文学文化学科3年) | |
漢字「無題」(夏目漱石) | 佐藤龍太(日本文学文化学科2年) |
武蔵野文学館公開講座
日本文学に関する講座を開講しています。
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むさし野文学館
様々な作家を育んできた武蔵野の地にて、文学と文化を継承し、理解を深めるため2018年4月に開設されました。
むさし野文学館では、本学にて教鞭を執られていた文芸評論家の故・秋山駿氏、及び装幀家の秋山法子氏よりご寄贈いただいた書籍等約1万4300点のうち、大部分を展示。
蔵書だけに限らない文学や文化にまつわる展示も行っています。
むさし野文学館 MUSASHINO-B PROJECT.
https://www.musashino-bungakukan.jp/
※ご利用の方は上記URLから予約をお願いします。
お問い合わせ
武蔵野文学館
〒202-8585 東京都西東京市新町一丁目1番20号
TEL:042-468-3350 (武蔵野学部事務課)
E-mail:m_gakubu@musashino-u.ac.jp