2019年度
日本企業のM&Aの変化と展望
概要
企業買収(M&A)は、買う側・買われる側の両方の立場で、日本企業にとってますます身近なものとなってきている。背景には、日本社会の人口減少や産業構造の大規模な変化がある。そのため、まず、①買う側の立場として、日本企業の生き残りにとってM&Aは欠かせない。このことは同時に、②M&Aの対象となる(買収提案を受ける)日本企業が今後増加することにもつながる。本研究会では、日本企業のM&Aの利活用について考える際に、過去10-15年の日本企業のM&Aの変化を定量的・定性的にとらえ、現状の整理に基づいて今後のあるべき方向を議論した上、研究会としての提言を取りまとめることを目標とする。
プロジェクトメンバー
プロジェクトリーダー | Bruce Aronson | 国際総合研究所 客員研究員 |
MIGAメンバー | 林 良造 | 国際総合研究所 所長 |
| 森田 恵 | 国際総合研究所 リサーチアシスタント |
研究状況
開催日:2019年4月22日 議題:日本企業のコーポレートガバナンスとアクティビストファンド 講師:北後健一郎氏(企業年金連合会ヘッジファンド投資担当部長コーポレートガバナンス担当部長) |
開催日:2019年5月14日 議題:買収防衛策・取引保護策の現状と将来:若干の比較法的視点と共に 講師:大杉 謙一氏(中央大学法科大学院教授) |
開催日:2019年7月25日 議題:日本企業による海外買収とアクティビズム対応の成否を分けるポイント~株主価値最大化に向けた攻めと守り 講師:別所 賢作氏(マネージング ディレクター/M&Aアドバイザリー・グループ統括責任者) |