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データサイエンス研究科 石橋直樹 教授

データサイエンスを用いて変革の波を起こす 国際的なリーダーを養成

石橋直樹教授

データサイエンス研究科
石橋直樹 教授
情報化社会の大量なデータを科学的に用い、人類のみならず地球生態系をさまざまな側面から持続可能にする学際的な学問、データサイエンス。
2019年4月に学部、2021年4月に大学院データサイエンス研究科を開設の武蔵野大学・石橋直樹教授に話を聞いた。

時代を先読みしたAIキャンパスを構築

データサイエンスは学問としては新しい分野です。大別して、社会科学系、人文系、経済系、理工学系、医学系、芸術学など様々な学術的知見から得られたデータを統計的に処理する数理的アプローチのデータサイエンスと、データベースや人工知能、複合現実、またロボティクスなどコンピュータ・サイエンス的にアプローチするデータサイエンス、社会イノベーションのためのデータサイエンスがあります。武蔵野大学大学院データサイエンス研究科の特徴は、それらを組み合わせたシステム構築やアプリケーション開発などを行い、企業や行政など実社会に提供するところまでを対象としていることです。

実社会にデータサイエンスを活かすという意味では、武蔵野大学アジアAI研究所(AAII)があり、教員たちが国内外の大学・研究所・研究者らと連携し、現在4つのプロジェクトを進行中です。「AIキャンパス・AI都市」は、データサイエンスを使って大学に効果的でスピーディな学修・研究環境をつくるもの。これは図らずもパンデミックの時代に合致するものとなりました。さらに、データサイエンスを用いて「世界規模での海洋プラスチック削減」を実現するシステム構築、データサイエンスと芸術を組み合わせ実際の美術館に装備した「AI美術館」、AIを高度に利用したヘルスケアシステムの提供などです。

本研究科では、AAIIで行う社会実装と関連して、8分野の研究プロジェクトを設けました。自然環境、社会環境に発生する現象・事象の意味をAIに計算させる「セマンティック・コンピューティング」をはじめ「ニューラルネットワークとAIアルゴリズム」、データをビジネス創出につなげる「データオリエンテッド・ビジネスインキュベーション」等があります。これらを通じて、企業や個人が抱える課題を対象とし、データサイエンス的アプローチにより解決する研究に取り組めるようにしております。

加えて、SDGsの17のゴールなど、我々の8つの研究分野でアプローチし、課題解決できるものはたくさんあると考えています。

多様性とグローバルな視点、そして実社会へ貢献

データサイエンスを学ぶ大学院生に特に求めたいことは、多様性、グローバルな視点、そして実社会への貢献、の3点です。多様性としては、本学のみならず他大学を卒業した学生や留学生も集まってくる点が挙げられます。また、授業を全て午後4時以降からにしており、社会人も学びやすいカリキュラムを組んでいます。このように多様な背景を持った仲間と切磋琢磨する環境を整えました。

また、データサイエンス研究にはグローバルな視点が不可欠なので、授業は日本語と英語で提供し、加えて海外の大学と提携した研究インターンシップをカリキュラムに組み込みました。これらの体験を通して国内のみならず海外でも評価を受けられる実力を身につけてもらいます。さらに、前述の大学院の研究分野やAAIIのプロジェクトのように、私たちの未来に役立つものを考えることも大切です。もしも、企業の課題をデータサイエンスで解決したい場合、本研究科は社員を2年間学生として育成する環境として活用できます。我々は持てる多様な研究、教育のリソースを使ってその課題に一緒に取り組み、修了後に大きな成果を企業に反映できると考えています。 データサイエンスは実社会で使われ、社会、環境、人々に幸せを与えるべきものですから。

加えて、武蔵野大学データサイエンス研究科は「幸せ」の対象を人類に限定しません。自分だけが幸せになるのはもはや時代遅れです。それだけでは楽しくない。日常生活で楽しいもの、誰かの役に立つもの、自然環境に優しいものなどをデータサイエンスの切り口で考えていけば、地球生態系をさまざまな側面から持続可能にする研究に行き着くはずです。
「誰ひとり置き去りにしない」イノベーションが求められる今、データサイエンスを用いてこの変革を先へと進めるリーダーが、武蔵野大学大学院データサイエンス研究科から育っていくことを期待しています。
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