研究科概要
世界文学・文化との交流及び高度な研究能力をもった人材を育成
養成する人材像
- 日本文学・日本文化に関する専門的な学識と深い理解を持ち、高い研究能力と応用力を有して日本文学・日本文化の発展に寄与する研究者や、その知識を活用して高度な専門性を発揮できる創作家。
- 日本の文学作品や伝統芸能にみられる多様な哲学や思想、表現方法や様式等を研究することで、古代から現代までの各専門領域における文献的諸問題や文化思想の在り方を明らかにし、広く文学と文化の創造と発展と深化に寄与できる人材。
- 日本文学や伝統文化に携わる研究職、日本文学・文化に関する高度な専門性を有する職業人。
研究科DATA
取得できる学位
博士(文学)
入学定員
2名
修業年限とキャンパス
1年 | 2年 | 3年 |
武蔵野キャンパス |
修了後の進路
昼夜開講制
カリキュラム
授業紹介(例)
近現代文学研究1
近現代文学研究2
児童文学と「声」の関わりを考えます。日本の子どもの文学は、1960年前後に詩的・象徴的なことばで心象風景を描く「童話」から、もっと散文的なことばで子どもをめぐる状況(社会)を描く「現代児童文学」に転換しました。「現代児童文学」は、読者層の中心を、すでに黙読ができるようになった10代前半に引き上げ、子どもに読んであげる「声」と別れることになりました。「現代児童文学」が抑圧してしまった「声」あるいは身体性について、宮沢賢治や新美南吉の「童話」や現代の幼年文学を読むことを通して考え、日本児童文学史を見る観点の形成や、児童文学研究の方法の発見を目指します。
古典文学研究
日本文化研究(オムニバス方式/全30回)
平安時代の装束文化、和漢聯句に見える文学伝統の融合、中世軍記物と絵画資料、歌舞伎と浄瑠璃、古文書・古記録の史料批判と解釈、近現文学と映画など、さまざまなテーマで日本文学と文化について総合的に学び、自らの専門的な研究の背景として、日本文化の幅の広さと奥深さに触れます。
教員紹介
※職位、担当科目は2022年度時点の情報です。
※担当教員等は大学院修了までに変更となる場合があります。
※研究指導が可能な教員とその専門分野、および希望する研究内容についても相違がないことを確認した上で、出願を行ってください。
名前 | 職位 |
| 担当科目 | 研究領域 |
漆原 徹 | 教授 | ● | □日本文化研究 | 古文書学、文献学、日本中世史学、日本法制史、日本政治史 |
菅原 克也 スガワラ カツヤ | 教授 | ● | □文学特殊研究1~3 | 文学理論、比較文学比較文化 |
土屋 忍 | 教授 | ● | □近現代文学研究1 | 近現代文学、表象文化論、植民地文化 |
藤本 恵 フジモト メグミ | 教授 | □近現代文学研究2 □日本文化研究 □文学特殊研究1~3 | 近現代文学・児童文学 | |
三浦 一朗 ミウラ イチロウ | 教授 | ● | □日本文化研究 □文学特殊研究1~3 | 近世文学、読本、近世小説 |
岩城 賢太郎 | 准教授 |
| □日本文化研究 | 中世文学、古典芸能 |
楊 昆鵬 | 准教授 |
| □日本文化研究 | 和漢比較文学、漢文学、中世韻文、和漢聯句 |
藤原 克己 フジワラ カツミ | 非常勤講師 | □古典文学研究 | 中古文学、和漢比較文学 |