人間学専攻[博士後期課程]
研究科概要
「世界の幸せをカタチにする。」ための研究
幸せ・幸福は人類だけでなく生きとし生けるものの共通の理想です。しかし、先端科学技術の発展は「いのち、こころ、からだ」の有様を著しく変容させつつあります。こころとからだの健康や安心は、幸せを支える基盤です。
本専攻では、生や死までも見つめる深い視点からの人間学を研究します。グリーフやトラウマ不安に関する高度な臨床心理の専門家、人間尊重の立場に立って人の行動を解明する研究者等を養成します。
高度な心理療法の研究者
人間の普遍的な喪失や苦痛な体験に関して、また現代社会における不適応や不安に関して、科学的な実証性を踏まえ、その人の生き方や宗教観まで視野に入れて対処できる「高度な心理療法の研究者」
応用心理学の研究者
科学技術や情報環境の高度化による人間対機械のインターフェースの不適応を人間尊重の立場に立って解明する「応用心理学の研究者」
ケアの専門家
犯罪被害や災害のトラウマに苦しむ人や遺された者のグリーフケアを人間のいのちの根源までも視野に入れて行うことができる「ケアの専門家」
研究科DATA
取得できる学位
博士(人間学)
入学定員
3名
修業年限とキャンパス
1年:有明キャンパス
2年:有明キャンパス
3年:有明キャンパス
修了後の進路
大学、研究所の研究者/臨床の専門家・スーパーバイザー など
TOPICS
教育訓練給付制度
2023年度現在、厚生労働大臣指定の教育訓練給付制度を利用することができます。次年度以降の扱いについては、入学後にご案内します。
昼夜開講制
社会人の勤務形態を考慮し、働きながらでも無理なく研究を継続できるよう昼夜開講制を導入しています。
カリキュラム
カリキュラムおよび開講科目は下記の「履修要覧」よりご確認ください。
授業紹介
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人間倫理研究
他者とともに社会を構築して生きる個人の諸問題を考えるうえで重要な“死生の問題”や“他者問題”について、諸立場について一定の理解を得るとともに、問題に向かう基本的姿勢を培います。
グリーフケア研究
悲嘆や遷延性悲嘆症について理解し、遺族や遷延性悲嘆症のクライエントに臨床的に対応できるようになることを目指し、研究指導を行います。
![](/academics/abm00001056.jpg)
社会心理学研究
対人認知、対人魅力、社会的影響過程、説得、意思決定などのテーマを中心に、社会心理学研究の方法論を修得します。
心理療法研究
PTSDの認知行動療法、特にProlonged Exposure法の理論、実際、応用について、症状評価の技術、実際の手技、実習、臨床、およびグループ・スーパービジョン等を通して修得します。
教員紹介
2024年度担当予定教員一覧(担当科目等は変更になる可能性があります)。
※職位、担当科目は2023年度時点の情報です。● : エントリーシートの「希望指導教員」欄に記入可能な教員
※担当教員等は大学院修了までに変更となる場合があります。 ※研究指導が可能な教員とその専門分野、および希望する研究内容についても相違がないことを確認した上で、出願を行ってください。教員情報の詳細につきましては武蔵野大学 研究者情報をご覧ください。
名前 | 職位 | 担当科目 | 研究領域 | |
---|---|---|---|---|
泉 明宏 イズミ アキヒロ |
教授 | ● | □認知神経科学研究 □特殊研究(研究指導)1~3 |
認知科学、認知神経科学 |
一ノ瀬 正樹 イチノセ マサキ |
教授 | ● | □人間倫理研究 | 犯罪と刑罰、音楽、死、意思決定、確率、人格、因果性 |
菊池 安希子 キクチ アキコ |
教授 | ● | リスクアセスメント、認知行動療法、司法犯罪心理学 | |
小西 聖子 コニシ タカコ |
教授 | □心理療法研究 □国際臨床心理学研究 □特殊研究(研究指導)1~3 |
トラウマ・ケア、精神保健 | |
小西 達也 コニシ タツヤ |
教授 | □ターミナルケア研究 | スピリチュアリティとケア、臨床倫理 | |
城月 健太郎 シロツキ ケンタロウ |
教授 | ● | □認知行動理論研究 □特殊研究(研究指導)1~3 |
臨床心理学、認知行動療法 |
辻 惠介 ツジ ケイスケ |
教授 | ● | □社会病理学研究 □特殊研究(研究指導)1~3 |
司法精神医学、精神病理学 |
中島 聡美 ナカジマ サトミ |
教授 | ● | □グリーフケア研究 □特殊研究(研究指導)1~3 |
精神神経科学、臨床心理学、被害者学 |
矢澤 美香子 ヤザワ ミカコ |
教授 | ● | □産業臨床心理学研究 □特殊研究(研究指導)1~3 |
臨床心理学、産業・組織心理学 |
出野 美那子 デノ ミナコ |
准教授 | ● | 臨床心理学、発達精神病理学、子どもと家族の発達と適応 | |
福沢 愛 フクザワ アイ |
講師 | □社会心理学研究 | 高齢者、well-being、比較文化研究 | |
戸松 義晴 トマツ ヨシハル |
客員教授 | □ターミナルケア研究 | ||
打本 弘祐 ウチモト コウユウ |
非常勤講師 | □ターミナルケア研究 | ||
高橋 晃一 タカハシ コウイチ |
非常勤講師 | □人間倫理研究 |