政治経済学専攻[博士後期課程]
2024年度 政治経済学研究科の授業形態について
本研究科では、すべての授業において、授業形態について「教室で対面形式で受講する」形態か、「自宅や職場からオンラインで受講する」形態かを、教員と院生の合意で選択できる方式を採用します。この方式は、新型コロナウイルスの状況とは関係なく採用するものです。 対面と遠隔の混成型授業も可能ですので、社会人の方や遠隔地に居住の方は、状況に応じてオンライン授業を希望してください。 また、本研究科はこれまでにも夕方以降に授業時間を配置して社会人の方のフレックスタイムに対応させるようにしてきましたが、研究科側が設定した時間割も可能な範囲で教員と院生の合意で変更できますので、夜間時間帯の授業が不都合な事情のある方などは、是非相談してください。
研究科概要
政治学と経済学の視座を有し新たな解決策を提示できる人材を育成
現代は、グローバル化によって社会問題の多くが一国や一地域だけで解決できなくなっており、国家、政府、政党、議会などを主たる研究対象としてきた政治学と、市場を通じた個人や企業の行動を研究対象としてきた経済学が、これまで以上に連携することが求められている時代であるといえます。その意味で、この二つの学問分野がそれぞれに発展するだけでなく相互に協力しながら、力を発揮することが求められています。このような、世界で生じている政治・経済の問題を解決するために、本専攻博士後期課程では、高度な専門性をもった政治学と経済学の双方の視座を有し、国内はもとより国際社会においてリーダーシップを発揮できる人材を養成します。
政治経済システムの一元的・総合的な把握・分析という政治経済学の研究のために、主たる指導教員に加え他領域の副アドバイザーを置き、学生が政治学、経済学それぞれの専門研究を押し広げ、政治経済学に取り組むことができるよう研究指導を行います。
研究科DATA
取得できる学位
博士(政治学)、博士(経済学)
入学定員
3名
修業年限とキャンパス
1年:有明キャンパス
2年:有明キャンパス
3年:有明キャンパス
修了後の進路
大学教員/研究所研究員/民間シンクタンク、国際機関、NGO法人等の職員 など
昼夜開講制
社会人の勤務形態を考慮し、働きながらでも無理なく研究を継続できるよう昼夜開講制を導入しています。
TOPICS
教育訓練給付制度
2024年度現在、厚生労働大臣指定の教育訓練給付制度を利用することができます。次年度以降の扱いについては、入学後にご案内します。
「政治学コース」と「経済学コース」
主たる研究領域を政治学と経済学の2領域とし、「政治学コース」と「経済学コース」の2コースを設置しています。
修了後のキャリアを想定した履修モデル
本課程修了後もキャリアアップを図りながら継続的に勤務できるよう、修了後のキャリアを想定した履修モデルを設定しています。
履修モデル1
政治学・経済学の教育研究を担いうる研究者、大学教員、シンクタンク職員を目指す
政治学・経済学の研究手法や先行研究の成果などを取り込みながら、政治システム・経済システムについての研究を進めていきます。そのことによって、平行して行っている博士論文作成に独自性のある研究を展開させていきます。
博士論文作成においては、政治学・経済学の学会発表を多く行うことで、常に学術的な評価を受けることを意識していきます。また、政治経済研究所をとおした研究者間の横のつながりを活用しながら、共同研究にも携わります。
履修モデル2
政治学・経済学の分析手法を身に付けて、社会の多様な方面で活躍する実践家、国際機関・NGO法人等の職員を目指す。また、現職でのキャリアアップを図る
政治学・経済学の研究手法や先行研究などを取り込むことによって、政治システム・経済システムの思考方法や分析手法を修得して、現場での問題解決力を強化します。
博士論文作成においては、現場での課題を織り込み、それを現場の活動や現職での業務にフィードバックすることを意識して纏めていきます。
キャリアイメージ
政治学コース | 経済学コース | ||
修了後の進路 政治学の教育研究を担う人材として、研究者、大学教員、シンクタンク職員となることが期待されます。 |
履修モデル1 | 修了後の進路 経済学の教育研究を担う人材として、研究者、大学教員、シンクタンク職員となることが期待されます。 |
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修了後の進路 社会の多様な方面で活躍する実践家、国際機関・NGO法人職員、あるいは現場の課題に対して、高度な問題解決力を有する人材として、現職でキャリアアップを図ることが期待されます。 |
履修モデル2 | 修了後の進路 社会の多様な方面で活躍する実践家、国際機関・NGO法人職員、あるいは現場の課題に対して、高度な問題解決力を有する人材として、現職でキャリアアップを図ることが期待されます。 |
カリキュラム
カリキュラムおよび開講科目は下記の「履修要覧」よりご確認ください。
授業紹介
政治学演習
政治システムの現状と問題点、その理念的・歴史的背景を明確化し、オルタナティヴを提示できる独創的な分析を行い、先行研究を踏まえたうえで自説を論理的に展開していきます。
経済学演習
経済学の理論及び分析手法を修得、整理し、それを各自の研究や現実の問題に応用し、先行研究を踏まえたうえで自説を論理的に展開していきます。
政治経済学特論1
ゲーム理論や情報の経済学を背景に、政治の経済学に関わる様々な概念(投票理論、交渉理論、コミットメント、インセンティブ、特定利益など)を駆使して、学生が独自の独創的な政治経済学研究を行えることを目指します。
政治経済学特論2
政治学と経済学の双方のアプローチから分析することによって、より深く理解できると考えられてきた社会・政治経済現象について、具体的な例をあげて、近年の政治学において利用されてきた政治経済学の理論やモデルを応用する研究方法を体得することを目指します。
教員紹介
2025年度担当予定教員一覧(担当科目等は変更になる可能性があります)。
※職位、担当科目は2024年度時点の情報です。● : エントリーシートの「希望指導教員」欄に記入可能な教員 ※担当教員等は大学院修了までに変更となる場合があります。 ※研究指導が可能な教員とその専門分野、および希望する研究内容についても相違がないことを確認した上で、出願を行ってください。
教員情報の詳細につきましては武蔵野大学 研究者情報をご覧ください。
名前 | 職位 | 担当科目 | 研究領域 | |
---|---|---|---|---|
石原 真三子 イシハラ マミコ |
教授 | ● | □経済学演習 □博士論文研究指導1~3 |
経済学(労働経済学、社会保障、計量経済学) |
沓澤 隆司 クツザワ リュウジ |
教授 | ● | □経済学演習 □博士論文研究指導1 |
都市・地域経済学、行動経済学 |
齋藤 英里 サイトウ エイリ |
教授 | □経済学演習 □博士論文研究指導1~3 |
経済史、経済思想 | |
下條 慎一 シモジョウ シンイチ |
教授 | ● | □政治学演習 □博士論文研究指導1~3 |
政治思想史 |
髙橋 正樹 タカハシ マサキ |
教授 | □政治学演習 □博士論文研究指導1~3 |
政治学、地域研究 | |
馬場 哲 ババ サトシ |
教授 | □経済学演習 □博士論文研究指導1~3 |
経済史、経済思想 |