研究科概要
教育・研究者や看護実践のリーダー・スペシャリストを育成
教育者・研究者
看護実践のリーダー
*看護管理学を専攻し修了(学位取得)すると、日本看護協会が認定する認定管理者審査の受験資格が得られます。
看護スペシャリスト
**専門看護師とは、複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族および集団に対して、水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識および技術を深めた者のことをいいます。専門看護師は、実践・相談・調整・倫理・教育・研究の6つの役割を果たすことにより、保健医療福祉や看護学の発展に貢献します。本専攻では、2020年度より日本看護協会が認定する専門看護師(精神看護)の受験資格を得るための高度実践看護師教育課程(専門看護師 38単位)の教育課程として認定されています。
教育・研究・実践領域
母子看護学 | 母子看護の対象の特徴と健康問題に対応するために、母子看護における理論および概念について統合的に学修します。さらに、母子の成熟・加齢および成長発達への高度な看護ケアと、看護研究の方法・評価について研究します。 |
地域看護学 | 人々の健康レベルの向上を目指した地域看護介入の評価や介入方法の開発、ならびに在宅療養に必要な看護援助技術の開発や家族指導技術を学修し、地域社会の個人・家族・集団・ポピュレーションを対象とした地域看護の支援技術の開発と評価方法について研究します。 |
成人看護学 | 看護実践の基板となる理論や概念を踏まえながら、地域および施設において様々な健康レベルにある成人期および老年期の対象者(患者と家族)に焦点を当て、生活習慣病の予防とヘルスプロモーションに関するケア、積極的治療期のケア、疾患と共に生き抜くことを支えるケア、緩和ケアやターミナルケアなどについて探求します。 |
精神看護学 | 精神の健康、不健康に関する諸理論および精神看護学に関連する概念を学修し、精神の健康生活状態の評価技術、精神看護のより高度な援助技術を研究します。 |
看護教育学 | 看護教育学は、現代ならびに将来のヘルスケアシステムにおける看護教育に関わる課題に焦点をあてる領域です。 |
看護管理学 | 看護管理学の基盤となる理論と方法論(組織論とリーダーシップ論、保健医療制度論、医療安全と質管理論、人的資源管理論等)を教授し、質の高く効率的な看護と保健医療を提供するために、看護組織行動学、病院管理学、医療情報学を探究します。 |
研究科DATA
取得できる学位
修士(看護学)
入学定員
10名
修業年限とキャンパス
1年 | 2年 |
有明キャンパス |
修了後の進路
TOPICS
教育訓練給付制度
昼夜開講制
長期履修制度
詳細はこちら
カリキュラム
教員紹介
※職位、担当科目は2022年度時点の情報です。
※担当教員等は大学院修了までに変更となる場合があります。
※研究指導が可能な教員とその専門分野、および希望する研究内容についても相違がないことを確認するため、出願前に必ず学部事務課(Tel. 03-5530-7730)にご連絡ください。
名前 | 職位 |
| 担当科目 | 研究領域 |
【母子看護学】 | ||||
坂上 明子 | 教授 | ● | □看護研究 □臨床薬理学 □母子看護学特論Ⅰ・Ⅱ □母子看護学演習Ⅰ・Ⅱ □特別研究 | 母性看護学、生殖看護学、助産学 |
関森 みゆき | 教授 | ● | □看護研究 □フィジカルアセスメント □臨床薬理学 □母子看護学特論Ⅲ・Ⅳ □母子看護学演習Ⅲ・Ⅳ □特別研究 | 生涯発達看護学、臨床看護学、基礎看護学 |
坪田 明子 ツボタ アキコ | 准教授 | □母子看護学特論Ⅰ・Ⅱ □母子看護学演習Ⅰ・Ⅱ | ||
【地域看護学】 | ||||
中板 育美 | 教授 | ● | □看護理論 □地域看護学演習Ⅰ □地域看護学特論Ⅰ □特別研究 | 看護政策、看護行政、看護倫理、 公衆衛生看護、家族看護 |
川南 公代 | 准教授 |
| □看護理論 □地域看護学特論Ⅰ □地域看護学演習Ⅰ | 地域看護学 |
遠山 寛子 トオヤマ ヒロコ | 准教授 | □地域看護学特論Ⅱ □地域看護学演習Ⅱ | 在宅看護 | |
橋本 結花 | 講師 |
| □地域看護学特論Ⅰ | 地域看護学 |
【成人看護学】 | ||||
諸田 直実 モロタ ナオミ | 教授 | ● | □成人看護学特論Ⅰ・Ⅱ □成人看護学演習Ⅰ・Ⅱ □特別研究 | がん看護学、成人看護学 |
菊地 悦子 | 教授 | ● | □フィジカルアセスメント □成人看護学特論Ⅲ・Ⅳ □成人看護学演習Ⅲ・Ⅳ □臨床薬理学 □特別研究 | 老年看護学 |
髙田 幸江 タカダ ユキエ | 准教授 | ● | □成人看護学特論Ⅰ・Ⅱ □成人看護学演習Ⅰ・Ⅱ □病態生理学 □特別研究 | 成人看護学 |
【看護教育学】 | ||||
香春 知永 | 教授 | ● | □看護教育 □看護教育学特論Ⅰ・Ⅱ □看護教育学演習Ⅰ・Ⅱ □特別研究 | 基礎看護学、看護教育学 |
【看護管理学】 | ||||
酒井 美絵子 | 教授 | ● | □看護管理学特論Ⅰ・Ⅱ □看護管理学演習Ⅰ・Ⅱ □看護管理 □看護政策 □特別研究 | 成人看護学、看護管理学 |
志賀 由美 | 准教授 |
| □看護政策 | 基礎看護学 |
【精神看護学】 | ||||
荻野 雅 | 教授 | ● | □看護倫理 □コンサルテーション論 □精神看護学特論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ □精神看護学演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ □精神看護学実習 □特定課題研究 □特別研究 | 精神看護学 |
紅林 祐介 クレバヤシ ユウスケ | 准教授 | □特別研究 □精神看護学特論Ⅰ・Ⅱ | ||
松本 武典 | 兼任講師 | □臨床薬理学 □精神看護学特論Ⅲ □精神看護学演習Ⅰ |
| |
【共通】 | ||||
小西 達也 コニシ タツヤ | 教授 | □看護倫理 | スピリチュアリティとケア、臨床倫理 | |
小迫 冨美恵 コサコ フミエ | 兼任講師 | □コンサルテーション論 | ||
中尾 裕之 ナカオ ヒロユキ | 兼任講師 | □応用統計学 |
修士論文テーマ
- 産褥入院期間短縮への助産師の意識
- 海女と安産-答志の海女の出産体験の語りから-
- ターミナル期がん患者と家族とナースとの関わりのプロセスを通してのナースとしての自己のあり様への気づきーМ.ニューマンの理論を踏まえての振り返りによる考察ー
- 子どもがいるがん患者の家族全体へ寄り添うケアの探求~Ⅿargaret Newman 理論に導かれた実践的看護研究~
- 最後の療養生活のあり様に揺れるがん患者とその家族と訪問看護師との対話を通した看護ケアの研究~ニューマンの健康の理論に基づくケアの試み~
- 子どもを亡くした(両)親へのグリーフケアの探求~ニューマン理論に基づくケアリング・パートナーシップを用いて~
平成24年度(2012年度)
- 看護師経験のあるCRAの特性の明確化に関する研究
- 外来通院血液透析患者家族の生活編み直し体験
- 在宅移行期のケアマネジメントにおける看護職と福祉職介護支援専門員の認識
- 産後ケア施設におけるケアが母親のコンフォ-トに及ぼす影響
- 沖縄県の中学校における中学生のself-esteemと親子の関係性、および性に関する行動の自己決定との関連性の検討
- 化学療法を継続しているオストメイト夫妻への支援と看護師の新たな気づき~ニューマン理論に基づいたケアリングパードナーシップの試み~
- 手術後の心身の変化に適応しようと苦慮しているがん患者への支援と看護師としての自己覚知
- 「余命」を告げられがんと共に生きることに苦悩する患者への関わり-Newman理論の対話による寄り添いのケアを通して-
- 終末期呼吸器系がん患者とのニューマン理論に導かれたかかわりと看護師としての自己内省
- 緩和ケアを主としているがん患者とその家族とのNewman理論に基づいたケアリングパートナーシップ
平成25年度(2013年度)
- 緊急で永久的ストーマ造設となったがん患者とその家族とのケアリングパートナーシップのプロセス-オストメイトケアにNewman理論に基づく対話を組み入れた実践的看護研究-
- 予期悲嘆の中にある老年期がん患者・配偶者とのケアリングパートナーシップ-がん体験をめぐる変化の過程-
- ホームホスピス看護師による療養者への安らぎをもたらす看護
- 真の思いを語ることが少ないがん患者夫婦と看護師とのパートナーシップの過程
- 手術後がん治療を継続している乳がん患者と看護師とのパートナーシップの過程-マーガレット・ニューマンの理論に基づいた実践的看護研究
- ホームレスの受療行動に関する研究
- 2型糖尿病高齢者の療養上の思いに関する研究-「持てる力の発揮」に着目して-
- 幼児期きょうだいと医療的ケアが必要な障がい児とのきょうだい関係についての母親の認識と関わり
平成26年度(2014年度)
- 小児看護実習の中で学生が論理的視点からとらえるプロセス
- がんで配偶者を失った男性遺族と看護師のケアリングパートナーシップの過程-マーガレット・ニューマンの理論に基づいた実践的看護研究-
- 看護学士課程の学生がとらえた基礎看護技術習得に向けた自己学習能力
- 大腸がんの手術後、これから先の不確かさを抱える中年期患者とのケアリングパートナーシップの過程~Newman 理論に導かれて患者の全体像に視点をあてた看護~
- 術後回復遅延で苦悩しているがん患者と看護師のケアリングパートナーシップ~М.ニューマン理論に基づく看護実践に向けての考察~
- がん患者の補完代替医療に携わる看護師の倫理的ジレンマについての実践的な研究
- 統合病院精神科病棟における倫理カンファレンス開催による組織風土の変化-アクションリサーチをとおして-
平成27年度(2015年度)
- 意志が分かち合えず、言い争いが多い在宅療養中のがん患者とその妻への療養生活への支援のプロセス-ニューマン理論に導かれた実践的看護研究-
- 自由な動きを奪われる体験ンをしている在宅療養中のがん患者とその配偶者と訪問看護師のパートナーシップによる対話を通した寄り添いのケア-マーガレット・ニューマン理論に導かれた実践的看護研究-
- 先ゆきの不確かさの中で苦悩する終末期がん患者と夫と看護師のケアリング・パートナーシップのプロセス~Ⅿargaret Newman 理論に導かれた実践的看護研究~
- 0~4か月児の母親の日常生活における育児に対するレジリエンス
- 造血幹細胞移植後1年未満で困難感を抱いている患者と家族とのケアリング・パートナーシップのケア~マーガレット・ニューマン理論に基づいた実践的看護研究~
- 世代間交流施設における利用者評価~高齢者の社会参加と子育て支援の視点から~
- 精神科チーム医療におけるチームメンバーの協働関係を促進するスキル
- 小児看護学実習の中で学士課程の学生が看護体験を倫理的視点で意味づけるプロセス
平成28年度(2016年度)
- 看護継続教育でのリフレクションにおける抵抗の捉え方とその支援
- 認知症患者のもてる力の発揮につながる意思決定支援の構造-一般急性期病院の退院調整看護師の支援-
- 進行がんとなり価値転換に苦悩する成人期の患者と看護師とのケアリングパートナーシップ
- 呼吸困難の体験から窮地に陥っている肺がん末期患者と看護師のケアリングパートナーシップの過程
平成29年度(2017年度)
- 同種造血幹細胞移植看護に携わる看護師の困難感と他領域看護経験の関係についての検討
- 食を伴う苦悩を抱える消化器がん患者とのケアリングパートナーシップ
- 認知症で糖尿病を持つ独居の高齢者が在宅療養生活を継続するための熟練訪問看護師の支援の内容とプロセス
平成30年度(2018年度)
- 看護系大学の保健師教育課程における巡回指導体制での臨地実習の形成的評価
- 500床以上の病院に就業する2年目看護師の動機づけスタイルと学習行動の関連性
- 急性期病院でのがん初期治療を受ける患者の生活習慣立て直し支援としてのケアリングパートナーシップのプロセス
令和元年度(2019年度)
- 外来がん看護の質の向上をめざす看護師らのグループ対話の試み
- 「悪い知らせ」を受けて窮地にある中年期独居男性がん患者とのケアリング・パートナーシップ
- 病棟機能変更の組織編成にかかわる看護師長のマネジメントプロセス~一般病棟から地域包括ケア病棟への変更~
- 中国人看護師が日本の医療機関で働き続ける理由
- がん治療として肢切断術を受けたサバイバーががんと障害と共に生きるプロセス
- 妊産婦急変時の多職種連携における看護職者の体験