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学長ごあいさつ

アクティブな知を獲得し、
世界の幸せをカタチにする

武蔵野大学学長 西本照真

世界の幸せをカタチにする武蔵野大学

本学は、1924年、世界的な仏教学者で文化勲章受章者でもある高楠順次郎博士によって、仏教精神にもとづいた浄土真宗本願寺派の宗門関係学校として設立されました。生きとし生けるものが平和で幸せに、というのが仏教の願いです。その建学の精神を今日的に具現化していくため、2016年4月、本学は「世界の幸せをカタチにする。」(Creating Peace & Happiness for the World)という新ブランドステートメントを宣言しました。武蔵野大学に集う学生、教員、職員、本学に関わりのあるすべての人々が、この願いを自らの願いとして感じ取り、その願いの実現のために知恵を開き合い、手を携えて世界の直面する諸課題の解決に取り組んでいくことを目指します。

アクティブな知を獲得する質の高い教育

これまでの歴史を振り返ると、本学は1997年度まで文学部のみの単科大学でした。1998年以降、次々に新学部・学科・大学院等を設置し、2004年の全学部男女共学化、2012年の有明新キャンパスの開設などをバネにして大学改革を推進してきました。2021年4月には新たにアントレプレナーシップ学部、大学院データサイエンス研究科が誕生し、12学部20学科、13大学院研究科、通信教育部、34研究所・センターを擁する総合大学へと大きな発展を遂げています。同時に、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)として掲げた「アクティブな知を獲得し、創造的に思考・表現する力を備えて、世界の課題に立ち向かう」人材の養成を目指して、教育の質の充実にも取り組んでいます。2021年度は、2050年の未来を想定して、世界の諸課題を担い解決していける人材となるための学び「武蔵野INITIAL」を導入しました。また、それぞれの学科が養成するべき人材像と出口の目標を明確にした学科ブランドビジョンを策定し、PDCAサイクルに基づいて検証を進めながら教育の充実につとめています。武蔵野大学に集った一人一人の学生が、多様なネットワークの中で響き合い高め合い、アクティブな知を獲得し、大学入学の時点で描いた理想の未来像を確実に実現していけるよう、質の高い教育を行います。

世界に羽ばたき、世界を迎え入れる大学へ

有明キャンパス周辺は、羽田空港へも車で約20分という好立地にあり、多様な世界とダイレクトにつながる世界に最も近い、グローバルな総合大学としての地歩を固め、2024年の創立100周年を次の100年を眺望した長期的なパースペクティブの中で迎えるために、全学の力を結集して改革に取り組んでまいります。

武蔵野大学学長 西本 照真(Teruma Nishimoto)

学長プロフィール

専門分野

哲学 (キーワード:仏教学、中国哲学、インド哲学)

学歴

1981年3月 私立広島学院高等学校 卒業
1986年3月 東京大学 文学部印度哲学印度文学科 卒業[学士(文学)]
1989年3月 東京大学大学院 人文科学研究科 印度哲学専攻 修士課程修了[修士(文学)]
1994年1月 米国 Harvard大学 文理大学院 東アジアの言語と文化学科 Visiting Fellow(国際仏教文化協会奨学生)留学
1994年3月 東京大学大学院 人文科学研究科 印度哲学専攻博士課程単位取得後退学
1996年3月 東京大学[博士(文学)]
1997年3月 台湾 師範大学 語学留学

受賞学術賞

1998年9月 第40回日本印度学仏教学会賞
1999年3月 第7回中村元賞