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今を生きる私たち - 西田 侑加 -

学生インタビュー

自分の生き方の軸。
少し見えてきた。

西田 侑加

日本文学文化学科3年
学友会 副会長

なりたい自分像を少しずつ考えるようになって、あらためて学友会で活動してきたことが、自分の生き方の軸に深く関わっていることを感じます。約9,000人がいる武蔵野大学で、学生生活が充実したものになるように、気付かれないようなところで支える学友会の仕事があって、見えないところに、絶対に必要な人がいることを知りました。

2年生のとき、大学祭の広報のリーダーをやったことが、自分の成長には大きな出来事でした。後輩に指示を出したり、そのための書類を準備したり、考えなければいけないことがとても多く、パソコン作業をしながら泣きそうになったこともありました。大変だった反面、それを乗り越えられたことで、落ち着いて状況を把握する力が身につきました。周囲から「ありがとう」と感謝してもらうことで幸せな気持ちになれることや、誰かが必ず誰かの支えになっていることを学びました。

自分が50歳になるほどの未来はなかなか想像できないですが、SDGsの取り組みも浸透してきており、今から行動を変えていけば、地球環境や温暖化の課題もよりよくなっていくのではないでしょうか。ただ、今、何もしなかったら30年後の世界は大きく変わってしまう。そういう時だと思います。

見えない縁の下で、でも欠かせない役割を担って、社会を着実に動かしていく。そんなふうに自分の生き方を思い描いて、今は公務員として働くことを目指し、勉強しています。コロナ禍もありますが、それ以前から日本の社会には経済的な格差の拡大などの課題はありました。幸せではない状況に、自分のできることをやっていきたい気持ちです。

(2020年8月取材)

2050年のあなたへ。