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「世界の幸せをカタチにする。」とはどういうことだろう?

PERSONAL STORY1
世界の幸せに1%でも近づくよう課題発見力を磨き続ける。

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石井紗穂さん
法学部法律学科 2020年卒業


東京都・私立三田国際学園高等学校出身。2016年4月武蔵野大学法学部法律学科に入学。発展途上国の貧困や教育問題に関心があり、所属するゼミナールでは、国際人権法と国際人道法について学ぶ。大学1年次にカンボジアのフィールドワークに参加したことをきっかけに、カンボジアでのボランティア活動を始める。将来の夢は、カンボジアで日本語教師になること。

法律を学び、発展途上国の未来に寄与したい。

中学1年生の時、発展途上国では自分と同じ13歳の女の子が望まない妊娠・出産をしているということを知ったのが、社会への問題意識を持ったきっかけでした。そうした子どもたちを救うにはどうしたら良いか考え、浮かんできたのが法律を学ぶことでした。人権は、人種や民族、性別を超えて、誰にでも認められるものです。発展途上国の子どもたちの人権を守るためにまずは自分自身が法律を学び、どのような貢献ができるか考えたいと思い、法学部に入りました。
2年次から研究室に入り、国際人権法を学んでいます。卒業研究のテーマは「非国際的武装における国際人権法・国際人道法の提供」です。これまでの紛争の判例から法の適用について学ぶことが多いのですが、目を背けたくなる辛い過去の事例もあります。ただ、自分が学んだ法律の知識を、発展途上国の子どもたちに教え、その子たちが国の発展に関わってくれたらと考え、日々勉強に励んでいます。

カンボジアでボランティア活動をスタート。

法律を学ぶ傍ら、発展途上国の子どもたちを直接サポートしたいと考え、2年次以降は計3回、カンボジアに渡り、ボランティア活動を行ってきました。活動のきっかけは、大学のフィールド・スタディーズで同国を訪問したことでした。カンボジアの都市部では著しい発展を遂げていますが、農村部との格差問題などさまざまな課題があることも知りました。また一方では、現地で国の発展に寄与するためエネルギッシュに働く同世代の若者との出会いに触発され、自分もこの国のために役立つことをしたいと思ったのです。

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課題を自ら発見する力を身に付ける。

初回のボランティア活動は、同じような志を持つ仲間とのボランティアツアーに参加しましたが、2回目からは自らの力を鍛えたいと考え、一人で活動を行ってきました。1回目の訪問で知り合った日本語学校の先生からボランティア先を紹介していただき、自分で交渉を行い、長期休暇中に約1か月間ボランティアをさせていただきました。主な活動内容は、孤児院の子どもたちの生活サポートや日本語学校での日本語指導です。
 日本語学校での授業初日、子どもたちは私の授業に見向きもしてくれませんでした。宿泊先に戻り、どうすれば良かったか自分なりに反省し、次の1日に臨みました。翌日からは、授業の1時間前に訪問して子どもたちにクメール語で話しかけるようにしたり、授業で手作りおもちゃを披露したりするうちに、距離が縮まっていき、教室の雰囲気はがらりと変わりました。予め活動内容が決められている訳ではないため、自分で主体的に動くことが重要です。この活動を通して自ら課題を発見して、それを解決する力がついていったと感じます。
 卒業後も、カンボジアでの活動や大学で学んだことをつなげていきたいと考え、留学生に日本語学校を紹介する教育コンサルティング企業に就職することを決めました。常に自ら課題を見出し、カタチにできることを考えて取り組むようにし、世界の幸せに1%でも近づくことができればと考えています。
 


石井さんが考える、「世界の幸せを形にする。」とは?

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