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「世界の幸せをカタチにする。」とはどういうことだろう?

PERSONAL STORY3
患者さんの理想の生活に寄り添ってオーダーメイドの治療を行う。

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森田 彰さん
横浜市立大学附属病院 整形外科 勤務
薬学部 薬学科 2009年3月卒業


神奈川県・私立桐蔭学園高校出身。武蔵野大学在学中は、医薬品情報学研究室に所属。卒業後は星薬科大学大学院に進学。大学院在学中、
獨協医科大学医学部医学科2年次に編入し、2014年卒業。現在は、横浜市立大学附属病院整形外科に所属。専門分野は股関節で、変形性股関節症などの疾患に対して薬物治療や手術を担当。

薬学部を卒業後に、医師の道へ転身。

父が医療系の仕事をしており、兄も薬学部に進学したため、自分も医療の道に進みたいと考え、武蔵野大学薬学部に入学しました。 薬学部を卒業後大学院に進学し、将来は薬剤師になるつもりだった私が、医師を目指すことになったのは、大学院在学中にアルバイトをしたある病院内の調剤薬局で医師の仕事を垣間見て、「患者さんの治療全体に、もっと深く関わることができる医師になりたい」と思ったからです。しかし、6年も薬学を学んできたので、この転換に不安や葛藤がなかったわけではありません。
 そういう中で私が頼りにしたのが、武蔵野大学薬学部時代に教わっていた研究室の先生たちでした。大学卒業後も親しく連絡をさせていただいたり、大学院の勉強などについてもアドバイスをいただいたりと、何かとお世話になっていました。医師になりたいと相談すると「本気ならば挑戦したほうがよい」と励まされ、背中を押してくださったことによって、「医師になるため、医学部に編入しよう」と心が決まりました。


患者さんの幸せな生活をイメージした治療を。

現在、私は大学病院で整形外科医として働いています。整形外科では、主に体を支えたり動かしたりする運動器に関わる治療や手術を行うため、オーダーメイド治療が求められます。例えば20歳と85歳の方では、同じ足の骨折でも、その後どのような生活を送りたいかで治療法が異なります。そのため、患者さんやその家族としっかりコミュニケーションを取り、細かなヒアリングから治療方針を立てていきます。手術や治療を通して「歩けるようになった」「痛みが消えた」と言っていただけるのが一番のやりがいです。
 そうしたオーダーメイド治療の技術を高めるためには、日々勉強が大切だと考えています。先輩医師の手術を見学したり、学会発表にも積極的に取り組んだりして、新たな治療法を模索しています。
 また、患者さんにとって良い治療を提供するためには、周囲のスタッフとの協力が欠かせないと考えています。私は薬剤師の卵として医師以外の医療現場を見ていた経験があるから特にそのように感じるのかもしれません。看護師や検査技師、薬剤師などの専門スタッフともコミュニケーションも大切にし、チームが同じ目標を持って、患者さんのために動いていきたいと思います。

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学生時代の経験は自分の個性に。

整形外科を選んだのは、高校時代サッカーに熱中していた自分にとって、最も関わりのある診療科だったからです。患者さんもスポーツによる怪我で来院する方が多いため、自分の経験を元に治療方針を考えることもあります。当時は、サッカーの経験が社会に出てから役立つとは考えもしませんでしたが、それが治療という別の目的で生かせることを、今うれしく感じています。また、大学で薬学を深く学んだことも、医師として薬を処方する上でとても役立っています。どこで、どのような経験が未来に役立つのかわかりませんね。ですから学生時代には好きなことはとことん追求してほしいと思います。そこで得た経験はきっと社会人になったときに自分の個性として武器となってくれるはずです。
 全国から患者さんの集まる診療科であるため、忙しい日々を過ごしていますが、一人ひとりの患者さんの理想の生活に寄り添った治療や手術ができるような医者をこれからも目指していきます。


森田さんが考える、「世界の幸せをカタチにする。」とは

※本文章中の所属等の表記は取材当時のものになります。
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