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令和3年度 入学式式辞

令和2年度卒業式・修了式式辞2

本日、武蔵野大学に入学された皆さん、ご入学おめでとうございます。武蔵野大学教職員一同、皆さんのご入学を心より歓迎いたします。また、これまで長い間、皆さんの勉学を支えてこられたご家族の皆さまにも、お慶びを申し上げます。

あわせて、海外から入学された皆さんにも、一言お祝いを申し上げます。
 
On behalf of the entire faculty and staff I wish to congratulate and welcome you with open arms to Musashino University. Based on the mission of our school, rooted in Buddhism, our university is ready to support each and every one of you in establishing your ideals and in helping you to realize them in the real world. At the same time we are a university, which aspires for the ideal of Creating Peace & Happiness for the World. In order to achieve this lofty goal we strive to offer educational curriculum of the highest quality and to support you in your personal growth and development. Since you are a college student at Musashino University, please make the greatest effort and achieve the greatest results of your life so far. Best wishes to you all!
 
各位同学好!我是校长西本照真。首先在这里恭喜大家入学武藏野大学。我谨代表我们的全体教职员工衷心欢迎你们的到来。武藏野大学是一所以佛教精神为理念、支援学生树立、挑战更高远的理想的同时,为创造世界和平和幸福为理念的大学。为了实现这个远大的目标,我们将不惜代价为学生提供各种高质量的教育课程。我们支援鼓励每一个学生在这里茁壮成长的同时、也寄希望于你们能尽自己最大的努力、将在大学的这一期间演变为你们人生中,最充实,最有意义、成果最丰硕的时期。谢谢大家。

さて、新入生の皆さん、今年度の入学式は、まだ新型コロナウイルスの感染拡大状況にありますが、感染防止に十分に配慮し、8回に分けて入学式を行い、入学の主人公である新入生の皆さんには対面でご参加いただき、ご家族関係者の皆様にはオンラインにてご参加いただくことにしています。また、昨年度の入学式は緊急事態宣言下で中止とさせていただきましたので、4月4日に5回に分けて、改めて実施することにしています。どのような状況にあっても、武蔵野大学はここに学びたいという皆さんの熱い思いを大切に受け止めて、その時々の状況に応じて最大限の支援をしていきたいと考えております。

1.「世界の幸せをカタチにする」武蔵野大学の一員となるにあたって

本学での学びをスタートする皆さんには、どのような時代に、どのような状況において、何を願って誕生したか、いわば本学の原点について理解していただいた上で、今日からの学びをスタートさせていただきたいと思います。皆さんも、この世に生まれる時は、親御さんをはじめ多くの方々の限りない願いの中で産声を上げたことでしょう。皆さん方のお名前にも、深い願いがこめられています。この私を生み出し、育み、働いてきた、限りない願いを感じながら生きるというのは、その人の人生に深みを与えてくれるように思います。それと同様に、本学に学ぶ皆さんは、本学で学ぶものにかけられた願いを、しっかりと受け止めていただきたいと思います。そのことによって、皆さん方の大学生活が一層充実したものとなることでしょう。

本学は、1923年9月1日に起こった関東大震災の翌年、1924年に東京の築地本願寺で産声を上げました。震災から半年後、ようやく復興に向けて歩み始めた頃、築地本願寺境内に仮設されていた日本赤十字社診療所跡を仮校舎として本学の前身である武蔵野女子学院はスタートしました。一言で申し上げれば、深い悲しみの中で、復興を願いつつ、これからの時代を担っていく志ある子女を教育したいという願いのもとに設立されました。この学校を始められた学祖の高楠順次郎博士は、世界的な仏教学者であり、文化勲章を受章された方でありますが、「理想が高まるに従って人格が高まり、人格が高まるに従って高い理想が現出する」と述べ、仏教の開祖である釈尊(しゃくそん)を理想の人格として仰ぎ、私たちもその理想に向かって、人格向上の歩みを進めることこそ人生の意義であると説いています。そのような学祖の願いを受けて、武蔵野大学では建学の精神について、仏教の根本精神である四弘誓願(ほとけのねがい)を基礎とする人格教育にあると定めています。四弘誓願というのは、本日皆さんにお渡しする礼讃抄やブランドブックにも書かれていますが、次のような願いです。

四弘誓願

武蔵野大学は、この四弘誓願を基礎とする仏教の建学の精神を受け継ぎ、今日的に具現化していくため、4年前の2016年4月、新しいブランドステートメントとブランドマークを発表いたしました。ブランドステートメントは、「世界の幸せをカタチにする。」(Creating Peace & Happiness for the World)、ブランドマークは虹色の螺旋によって表された武蔵野大学のイニシャル「MU」です。武蔵野に集う人々のいのちの色、多様ないのちの輝きが一つになって、武蔵野大学を構成している。本学に集う者すべてが、感性と知恵と響創力(響き合いながら幸せのカタチを創造していく力)を繋げ、連帯しながら、未来へと永続的にブランドステートメントの達成に取り組んでいく、その願いと決意を表しています。そして、その真ん中には地球が描かれています。地球に生きるすべてのものが幸せであるように、との願いがこめられています。逆に言うと、世界の幸せをカタチにしたいという願いに共鳴するものがここ武蔵野大学に集っている。世界的な視座をもって生きていきたいという大きな志のあるものがここに集っている。入学したみなさんもその一員であり、一人一人がHappiness Creatorとして、自分のできるところから世界の幸せのカタチづくりに取り組んでいく。これが武蔵野大学に集うものの姿です。 
 
このような本学の願いと取り組みは、国連が2015年に採択した「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」、いわゆるSDGs(Sustainable Development Goals)の「誰一人取り残さない」という基本理念、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標」と軌を一にするものです。武蔵野大学では昨年3月に「武蔵野大学SDGs実行宣言」を発表しましたが、貧困や飢餓、経済格差、健康と福祉、質の高い教育、ジェンダー平等、気候変動、地球環境、エネルギーなど、世界が直面する一つ一つの課題と目標は、皆さんの所属する学部・学科・大学院研究科の学びや研究の内容と密接にかかわっています。本学では、12の学部、20の学科、13大学院、24の研究所・センターが、それぞれのSDGs実行宣言を策定し、SDGsのどの目標の達成に向けて取り組んでいくのか、明確にして教育・研究を進めていこうとしています。本学での学びは、皆さんの知的好奇心を大いに満たすものであると信じていますが、同時に、自らの学びが世界的な課題の解決にどのようにつながっているのか、たえず意識しながら、学びを深めていただきたいと思います。

2.「武蔵野INITIAL」の第一期生として、チャレンジングな学びを

そのようなハピネス・クリエイターが集う武蔵野大学ですが、今年度入学された皆さんは、10年ぶりに改訂して新たにスタートさせる全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL」を受講する第一期生ともなります。INITIALには、「最初の」「はじめに」、あるいは「頭文字」などの意味がありますが、武蔵野大学に入学したすべての学生が本学の学びをスタートさせるにあたって共通に身につけてほしい科目群から成り立っています。この課程の特徴をいくつかご紹介しますと、第一に、文理を超えて「AI×専門」のデジタル人材を輩出していくためのサブメジャー情報科目群「AI活用エキスパート」を開設いたしました。それぞれの学科に所属されている皆さんは、それぞれの学科の専門をメジャーとして学びますが、これからのデジタル・AI時代を担うに必要なスキルを副専攻として学ぶことができる仕組みです。第二に、2030年に向けた国連のSDGsの取り組みを推進するため、SDGsの理念を学び、自ら問題意識を持って主体的に学ぶ姿勢と実践力を身に付ける「Creating Happiness Program (CHP)」を開設しました。これまでのように人文科学、社会科学、自然科学など幅広い教養を学ぶ一般的な教養科目ではなく、すべての科目が、これからの時代において解決すべき実践的な課題とリンクしたSDGs科目になっています。第三には、実際の社会を見て、体験し、自らの専門の学びの有用性を感じ、将来のキャリア選択のきっかけとしていく「フィールド・スタディーズ」などの科目群が含まれています。もちろん、本学の建学の精神である仏教を学び、自身の生き方を考えていくための「仏教(生き方を学ぶ)」という科目も1年次と3年次に配置されています。武蔵野大学の教養教育は、単なる一般教養ではなく、ディプロマ・ポリシー(全学生が卒業の時点で身に付けるべき力)「「アクティブな知」を獲得し、創造的に思考・表現する力を備えて、世界の課題に立ち向かう」を達成するための実践的な教養教育を目指しています。

3.2050年の世界、2050年のあなたと対話しよう

最後にもう一点、皆さんの入学にあたって、ぜひお伝えしておきたいことがあります。それは、皆さん方は、今から30年後の2050年という未来を眺望しながら、武蔵野大学での学びを深めていただきたいということです。2050年というのは、皆さんの大半が、50才前後になっている頃かと思います。これから30年間の日本と世界を担う中核になっていくのは、皆さんの世代です。未来を切り開いていくのに必要な基礎的な力を、ぜひこの大学生活の中で身につけていただきたいと思います。その願いを込めて、今、学内に張りめぐらされているこのようなポスターに書かれたブランドメッセージ「2050年のあなたへ。」を読み上げて、皆さんへの入学のメッセージといたします。
2050年のあなたへ。

20歳の学生であるあなたが50歳になる、2050年。あなたを取り巻く世界は、どんな世界だろうか。

気候変動による異常気象、災害が頻発し、資源や食料を奪い合う国家間の紛争が多発し、

あなたを含む、多くのいのちが危機を迎えている。今の私たちはそんな可能性を決して否定できずにいる。



人間が生きるということそのものが、動植物のいのちをいただくことで成り立っているように、

生きとし生けるものが繋がっている世界。

「自分さえよければ」が誰かから生じれば、その繋がりごと壊れてしまう。

無関心でいられる安全地帯など誰にもなく、「自分」さえも生を持続させることができない。



そんな世界にしないためのたたかいこそが、これからの学問。

誰かの痛みを放っておけない感性と、「ひとりよがり」から踏み出していく勇敢さをもって、

私たち、武蔵野大学は挑み続ける。

国連が提唱するSDGs達成への取り組みや、課題解決力を持ったクリエイティブな実践者を輩出する

未来創造型プログラムなど、2020年、私たちの全学的なアクションが始まっている。




困難はある。でも武蔵野で学んだ者はあきらめない。

「世界は、幸せか」と問い続け、応え続けていく。

私たちにはできる。



世界は、幸せか。
どうかみなさん、それぞれの学部・学科の学びの中で、皆さん自身が最高の成長を果たすとともに、世界の平和と幸せをカタチにし、今日、世界が直面する諸課題を解決していくという本学の使命を実現するために、ともに歩みだしていきましょう。今、皆さんは、これまでの偏差値で輪切りにされた教育体制から、自由を獲得しました。どのような夢を抱き、どのような目標に向かって、チャレンジしていくか。まっさらな大学生活に、未来図を描いていくのは皆さん自身です。
 
今日、今、この一瞬から目標をしっかりと立て、自らの、そして世界の未来を思い描いて、ああ、この大学に学んで本当によかったと卒業の時点でいえるような大学生活を自身の手で切り開いていってください。教職員一同、皆さんの夢と理想の実現を全力で応援いたします。改めて、入学おめでとう。一緒にがんばりましょう。
令和3(2021)年4月2日、3日
武蔵野大学学長 西本 照真
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