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医療経済評価 国際総合研究所

経済・社会 / ヘルスケア

2020年度 医療経済評価

概要

安倍内閣により「健康・医療戦略」が重点分野に指定され、2019年度より厚労省・中医協の費用対効果評価を用いた新たな薬価算定ルールが制度化された。その制度化の本質は「科学的根拠に基づく医療政策」の理念の第一歩を実現した点にあると言える。一方、2020年2月より発生した新型コロナ感染症(COVID-19)のパンデミックは、医療だけでなく、経済、産業、人々の生活様式まで世界のあり方を全く変えるような危機を世界にもたらしつつある。そこで本研究では、「科学的根拠に基づく医療政策」の観点から、COVID-19に対する公衆衛生学的、医療経済学的な最適戦略を検討する。また、厚労省の関係職員や欧米の医療技術評価専門家を招聘し、ウイズ新型コロナ時代の英知を探る国際シンポジウムを開催する。

プロジェクトメンバー

プロジェクトリーダー 鎌江伊三夫 国際総合研究所 研究主幹

研究状況

国際シンポジウム出席

2019年度
医療経済評価

概要

安倍内閣により「健康・医療戦略」が重点分野に指定され、2019年度より厚労省・中医協の費用対効果評価を用いた新たな薬価算定ルールが制度化された。その方式の特徴は、世界でもユニークな価値(実質は費用対効果)に基づく価格算定である。しかし、財務省には、費用対効果の評価を価格算定ではなく、保険適用の可否の判断に用いるべきとの主張が従来から存在する。そこで本研究では、厚労省の関係職員、英国、米国の医療技術評価専門家を招聘して、その対立する論点に焦点をあてた国際シンポジウムを開催し、2019年度4月から中医協により本格導入された費用対効果による薬価決定法を批判的に吟味すると同時に、今後のあるべき方向性を模索する。

プロジェクトメンバー

プロジェクトリーダー 鎌江伊三夫 国際総合研究所 研究主幹

研究状況

国際シンポジウム出席

  • 会議名:医療技術評価国際シンポジウム
  • テーマ:「医療技術評価の制度化ーその論点と今後の方向性」
  • 日時: 2019年12月3日(火)10:55-14:45
  • 会場: 東京大学福武ホール 福武ラーニングシアター
    http://www.pp.u-tokyo.ac.jp/en/events/2019-11-11-22933/