研究所紹介
研究所紹介
設立目標
薬学の最先端研究を行い、その成果を薬学部教育に還元し、質の向上につとめる。
産学官の共同研究を積極的に推進し、その成果を社会に還元する。
最先端の薬学研究を極める産学官共同のラボラトリー
薬学研究所は3研究部門と1客員研究部門から成り立っています。
1.超微量分析研究部門
生体成分、環境物質、医薬品などの超微量分析法の教育・研究
2.老人・女性薬学研究部門
老人や女性に関する薬物の体内動態の教育・研究
3.医薬品開発研究部門
薬剤師による医薬品開発に関する新しいアプローチ法の教育・研究
活動内容
薬学系統合研究発表会・講演会
薬学研究所の構成研究室からの年度末の研究成果発表に加えて、薬学部臨床薬学センターならびに薬学キャリア教育研究センターと連携して活動発表会を開催しています。また、外部講師も招聘して特別講演会も企画しています。
薬学教育への還元
薬学研究所の発表会には、薬学部学生も参加し、最新の研究成果にふれて大きな刺激を受けています。また、研究成果は、薬学部の授業・実習にも積極的に還元されています。
産学官連携
ハイテクリサーチセンター整備事業での実績を生かし、新たな研究拠点としてのあゆみを進めています。また、客員研究部門の受入を積極的に進めています。
所長メッセージ
教員自らが研究者として、“知”を生産することにより心技を磨く
伊藤 清美 薬学研究所所長
本学の薬学研究所は、薬学部設置の前年、平成15年4月に設立されました。初代所長の今井一洋教授(後に薬学部長、現、客員教授)は、「日々新たな“知”が付け加わる薬学を教育する教員は、その“知”の真贋(しんがん)を自ら見極めて取り入れなければなりません。教員自らが研究者として、“知”を生産することにより心技を磨く場として、当研究所は成り立っています。薬学を深く理解した薬学部教員が学生を教育するシステムを当初から導入した本学の試みは全国的に先駆けたユニークなものです。」と述べています。
平成16年度から20年度に文部科学省の私立大学学術研究高度化推進事業「ハイテク・リサーチ・センター(HRC)整備事業」に選定され、採択課題「老年性疾患に関する分子基盤研究と治療法に関する研究」では、顕著な成果(原著論文121報・学会報告316件等)があげられました。平成20年度には山下直美教授が第二代所長に、平成30年度には市瀬浩志教授が第三代所長に就任し、研究の継続に尽力されました。平成21年度および25年度には最新の大型研究設備の整備が行われ、継続的に年間40報前後の英文原著を研究成果として公表し、社会に発信してきました。
本研究所は特徴ある3研究部門からなりますが、互いに密接に関連して研究を進めています。薬学部と兼務する専任教員のほか、学外の産官学の研究機関に所属する研究者が研究所所属の客員教員・客員研究員として参画し、活発に共同研究を進めています。平成24年度には、プロテオアナリシス客員研究部門を加えて、積極的に産学共同研究も推進しています。また、令和2年度からは薬学系統合企画として複数の共同研究ユニットが発足し、専門分野の異なる複数の研究室での共同研究が展開されています。さらに、本研究所設立当初から毎年、研究成果発表会が開催されており、平成30年度からは薬学系統合研究発表会・講演会として本学大学院薬科学研究科・薬学部臨床薬学センター・薬学部キャリア教育研究センターと合同で開催され、活発な意見交換が行われています。この研究発表会・講演会には薬学部生も参加し、第一線の研究者として研鑽する教員にふれることで大きな刺激を受けています。
日本は超高齢化社会を迎え、医療提供者に求められるニーズも多様化しています。本学の薬学部が育成を目指している「創造力豊かな実践力のある薬剤師」が真価を発揮する時代です。学生の創造性に直結する“研究マインド”の醸成に取り組むためにも、薬学研究所における研究活動が一層発展するよう、最善を尽くす所存です。
皆様方の一層のご理解とご支援をいただきますようお願いいたします。
沿革
2003(平成15)年 |
4月1日 |
薬学研究所設立(初代所長:今井 一洋教授 就任) |
---|---|---|
2004(平成16)年 |
4月7日 |
文部科学省 私立大学学術高度化推進事業「ハイテク・リサーチ・センター(HRC)整備事業」に採択される(研究代表者:今井 一洋) |
2006(平成18) 年 |
9月30日 |
HRC 第1回公開シンポジウム―老年性脳疾患に関する分子基盤研究と治療法の開発― 開催 |
2007(平成19)年 |
6月8日 |
文部科学省「私立大学学術高度化推進事業」研究進捗状況に係る中間評価で総合評価 A |
2007(平成19)年 |
11月30日 |
薬学研究所5周年記念誌 発行 |
2008(平成20)年 |
3月7日 |
HRC 第2回公開シンポジウム―分子で探る老化現象― 開催 |
2008(平成20)年 |
4月1日 |
薬学研究所二代所長:山下直美教授 就任 |
2009(平成21)年 |
2月27日 |
HRC 第3回公開シンポジウム―老年性脳疾患に関する分子基盤研究と治療法の開発:まとめと展望― 開催 |
2010(平成22)年 |
3月2日 |
平成21年度薬学研究所・薬科学研究科研究進捗状況報告会 開催 |
2011(平成23)年 |
3月8日 |
平成22年度薬学研究所・薬科学研究科・臨床薬学センター研究進捗状況報告会 開催 |
2012(平成24)年 |
2月29日 |
平成23年度薬学研究所・薬科学研究科・臨床薬学センター研究進捗状況報告会 開催 |
2013(平成25)年 |
2月28日 |
平成24年度薬学研究所・薬科学研究科・臨床薬学センター研究進捗状況報告会 開催 |
2014(平成26)年 |
2月27日 |
平成25年度薬学研究所・薬科学研究科・臨床薬学センター研究進捗状況報告会 開催 |
2015(平成27)年 |
2月25日 |
平成26年度薬科学研究科 研究進捗状況報告会 開催 |
2015(平成27)年 |
2月26日 |
平成26年度薬学研究所・臨床薬学センター研究成果発表会 開催 |
2016(平成28)年 |
2月24日 |
平成27年度薬科学研究科 研究進捗状況報告会 開催 |
2016(平成28)年 |
2月25日 |
平成27年度薬学研究所・臨床薬学センター研究成果発表会 開催 |
2017(平成29)年 | 2月22日 | 平成28年度薬科学研究科 研究進捗状況報告会 開催 |
2017(平成29)年 | 2月23日 | 平成28年度薬学研究所・臨床薬学センター研究成果発表会 開催 |
2018(平成30)年 | 2月21日 | 平成29年度薬科学研究科 研究進捗状況報告会 開催 |
2018(平成30)年 | 2月22日 | 平成29年度薬学研究所・臨床薬学センター研究成果発表会 開催 |
2018(平成30)年 | 4月1日 | 薬学研究所三代所長:市瀬浩志教授 就任 |
2019(平成31)年 | 2月19日 | 2018年度薬学系統合研究発表会・講演会 開催 |
2019(平成31)年 | 2月20日 | 平成30年度薬科学研究科 研究進捗状況報告会 開催 |
2020(令和2)年 | 2月18日 | 令和元年度薬科学研究科 研究進捗状況報告会 開催 |
2020(令和2)年 | 2月20日 | 2019年度薬学系統合研究発表会・講演会 開催 |
2021(令和3)年 | 2月16日 | 令和2年度薬科学研究科 研究進捗状況報告会 開催 |
2021(令和3)年 | 2月18日 | 2020年度薬学系統合研究発表会・講演会 開催 |
2022(令和4)年 | 2月14日 | 令和3年度薬科学研究科 研究進捗状況報告会 開催 |
2022(令和4)年 | 2月17日 | 2021年度薬学系統合研究発表会・講演会 開催 |
2023(令和5)年 | 2月14日 | 令和4年度薬科学研究科 研究進捗状況報告会 開催 |
2023(令和5)年 | 2月17日 | 2022年度薬学系統合研究発表会・講演会 開催 |
2023(令和5)年 | 4月1日 | 薬学研究所四代所長:伊藤清美教授 就任 |
2024(令和6)年 | 2月13日 | 令和5年度薬科学研究科 研究進捗状況報告会 開催 |
2024(令和6)年 | 2月20日 | 2023年度薬学系統合研究発表会・講演会 開催 |
動物実験施設
本学では「動物の愛護及び管理に関する法律」等の関係法令に基づき、十分に整った飼育環境と厳密な管理体制のもと、動物福祉に配慮した倫理的で高度な動物実験を行われており、薬学の教育・研究の進歩と発展に寄与しています。動物の飼育は、温度、湿度等が適切な状態になるように常に制御された環境で行われています。また、施設は病原体の侵入を防ぐための特別な構造を持ち、定期的な微生物モニタリングを実施しています。
また、動物実験を適正に実施するため、学内規程に基づき動物実験委員会を設置し、動物実験に関する必要な事項について審議・調査等を行っています。
規程
- 武蔵野大学動物実験等に関する規程(平成28年9月1日改正)(222KB)
- 学内動物実験施設及び実験室に関する内規(平成28年4月1日改正)(131KB)
- 武蔵野大学動物実験施設における震災等への対応に関する内規(平成28年4月1日改正)(124KB)
活動
- 動物実験計画の審査ならびに調査
- 施設等及び実験動物の飼養保管状況の管理・確認
- 動物実験等及び実験動物の適正な取扱い並びに関係法令等に関する教育訓練
- 自己点検・評価 ・平成27年度動物実験に関する自己点検・評価報告書 (175KB)
- 第三者による検証 ・動物実験に関する外部検証結果報告書 (1.74MB)
- その他動物実験等の適正な実施のために必要な活動
- 動物実験委員会構成員 ・武蔵野大学薬学部動物実験委員会概略図 (49KB)
関係法令・指針等
- 動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)
- 実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準(飼養保管基準)(環境省) (138KB)
- 東京都動物の愛護及び管理に関する条例(動物愛護条例)(東京都)
- 研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針(文部科学省)
- 動物実験の適正な実施に向けたガイドライン(日本学術会議) (92KB)
- 遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(カルタヘナ法) (238KB)
注意:文部科学省等の競争的資金等を原資とする研究において、動物実験に関する関連法令・指針等に違反し、研究を実施した場合は、当該研究費の配分停止や配分決定の取消が行われる可能性があります。今後も遵守をお願いいたします。
リンク
武蔵野大学 研究支援部 武蔵野学部事務課(8:45~17:00 月~金、土祝日は除く)
TEL: 042-468-3350 FAX: 042-468-3040
E-mail:pharmacy@musashino-u.ac.jp
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