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数理工学センター

センター長挨拶
数理工学は
基礎科学から
社会への応用への
第一段ブースター
数理工学センター長 坪井 俊
工学部 数理工学科 特任教授
撮影:河野裕昭
2020年度に武蔵野大学数理工学センター長を前任の薩摩順吉先生から引き継ぎました。

20世紀初頭に世界に先駆けて日本の大学に工学部が設置されました。工学部は最新の技術を現場に活用することや技術開発の場として産業を牽引して参りました。その工学部の教育の中で特に重視されたのが、微分積分、線形代数、基礎物理、基礎化学でした。数理工学はこのような基礎科学を現実の社会に応用するための第一段階を担うものです。人類の物理、化学、生命科学についての知見は大きく広がり、また、21世紀に入り数理統計や情報科学の基礎科学としての重要性が増してまいりました。

巨大データに対し人工知能を使いこなして対処することも、これからの社会においては必要な能力とされます。その能力の中で、ものごとを論理的に把握し、現象を説明するモデルを構築し、そのモデルとの対比で理解を深め応用を探っていく数理工学の方法は必須のものとなって参ります。

このように現代社会で必要とされる数理工学の教育研究について、教育を担う数理工学科、大学院数理工学専攻とともに、研究面で数理工学を深める場が、武蔵野大学数理工学センターです。数理工学センター設立の経緯につきましては、薩摩順吉先生の文章をご覧いただきたく存じます。

数理工学センターが全国ひいては世界の数理工学研究の拠点となるなるよう国内外の研究機関との連携を積極的に進めてまいる所存です。

今後とも皆様のご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

数理工学センター設立の経緯

2015年4月、武蔵野大学工学部数理工学科を開設しました。
設立趣意書では、数理工学科は「数理工学の専門能力を身につけ、持続可能な社会構築に向けて主体的に参画する人材、例えば自然現象や社会現象をモデル化して理解し、システム設計に応用することができる人材や、蓄積されたデータ同士の相関関係などを分析し、問題の本質を捉えた上で課題解決できる人材(データサイエンティスト)を育成する」ことを目的としています。
数理の中には数学はもちろんのこと、物理や情報も含みます。数理工学科では、高度情報化社会で不可欠な数理工学的手法を習得します。対象は三つに分けることができます。

一つは自然現象・社会現象の本質を抽出して数理モデルを構築し、その数理的解析から得られる知見をシステム設計に応用する現象数理。
二つ目はたとえば、輸送問題におけるネットワーク形成や、物流拠点の最適配置に対して、代数的な考え方を用いて解決策を考える構造数理。
最後は、蓄積されたビッグデータについて、データ同士の相関関係などを分析し、問題の本質を捉えた上で課題解決を図る統計数理です。

こうして設立された数理工学科の教育を研究面から支えるために、学科開設と同時に研究拠点として設置したのが、数理工学センター(英語名: Musashino Center of Mathematical Engineering, 略称:MCME)です。
現在の数理工学は生命情報科学、環境物理学、渋滞学、高度医療情報解析等のように社会と密接な関係を有する分野との連携も広がってきています。また、現代社会は数理工学を学んだシステムエンジニア、金融アナリスト等のように複数の研究分野の垣根を越えたこれまで以上に幅広く専門的かつ高度な知識や技術を習得した人材を必要としています。
そのため、数理工学センターでは学生へのコンピュータに関する専門的な知識・技術をサポートする教員を配置し、研究支援を実施することにより、今後要求される人材を社会へ送り出すことも目的としています。
数理工学センターは、2015年10月明治大学先端数理科学インスティテュートと、研究活動の推進とその成果の普及を促進し、学術研究の発展に寄与することを目的に、研究協力に関する協定を締結しました。
この協定により、今後同大学との研究協力によって異分野融合の研究などを行い、幅広い研究分野が推進されることを期待しています。
このように数理工学センターは、専門的知識、高度な技術を有する優秀な人材を育成することや数理工学に関連した研究を発展させることはもちろんのこと、学内外から数理工学分野等に関するさまざまな情報・知見・知識の研究情報を集約した上で、その情報を基に研究をさらに発展させ、情報発信を積極的に行うことにより、数理工学研究の循環を生みだすことも目指しています。
さらに、この研究の循環が、本学が位置する有明という東京湾岸の立地を生かし、学問領域にとどまらず産学官が融合した新たな環境をつくり、臨海副都心に誘致された企業等と連携して情報発信を行い、日本のみならず世界の数理工学研究の中心拠点となることを目指しています。

前数理工学センター長
薩摩 順吉

研究員

 

氏 名

所属等

センター長

坪井 俊

本学工学部数理工学科 教授

センター員

阿部 修治

本学工学部数理工学科 教授

センター員

上山 大信

本学工学部数理工学科 教授

センター員

木下 修一本学工学部数理工学科 教授

センター員

櫻井 健成本学工学部数理工学科 教授

センター員

高石 武史

本学工学部数理工学科 教授

センター員

西川 哲夫

本学工学部数理工学科 教授

センター員

渡辺 知規

本学工学部数理工学科 教授

センター員

松家 敬介

本学工学部数理工学科 准教授

センター員

佐々木 多希子

本学工学部数理工学科 講師

センター員

森 竜樹

本学工学部数理工学科 助教

客員研究員

薩摩 順吉

東京大学 名誉教授
本学 名誉教授

客員研究員

竹内 康博

青山学院大学理工学部 客員教授

客員研究員

田中 健一郎

東京大学 大学院情報理工学系研究科 准教授

客員研究員

友枝 明保

関西大学 総合情報学部 教授

客員研究員

松木平 淳太

龍谷大学先端理工学部 教授

客員研究員

森田 善久

龍谷大学先端理工学部 教授

客員研究員

山中 卓青山学院大学理工学部 准教授

客員研究員

四ッ谷 晶二

龍谷大学 名誉教授
(令和3年5月28日現在)
お問い合わせ
数理工学センター
住所:〒135-8181 東京都江東区有明3丁目3番3号 有明キャンパス 
TEL:03-6865-8051 
e-mail:mcme@musashino-u.ac.jp
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