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コーポレートガバナンス改革の実行・運営の状況と課題 国際総合研究所

経済・社会 / コーポレートガバナンス

2022年度
”企業価値の持続的成長”概念の再定義と今後の企業経営の課題

概要

2014-15年から始まった今回のコーポレートガバナンス改革は大きく進展した。
こうした中、今後の課題として、「2020年度からのコロナ情勢により企業経営の環境が大きく変化、Beyondコロナに於いて企業がいかなる課題を持ち、それにどう対応をするか」、またより中長期的には、「今回のコーポレートガバナンス改革の原点である財務価値をベースとする企業価値の持続的成長に対して、ESG、SDGs等の非財務資本による価値創造の考え方や人的資源、知的財産等無形資産への投資の再評価の動きにどう対応するか」等の基本認識の下、以下の具体的検討課題を議論・検討する。

プロジェクトメンバー

プロジェクトリーダー 藤田 純孝 国際総合研究所 フェロー
MIGAメンバー 森田 恵 国際総合研究所 リサーチアシスタント

2021年度
”企業価値の持続的成長”概念の再定義と今後の企業経営の課題

概要

2014-15年から始まった今回のコーポレートガバナンス改革は大きく進展したが改革の深化の視点で新しい諸課題が顕在化
一方、2020年度からのコロナ情勢により企業経営の環境が大きく変化、Beyondコロナに於いて企業がいかなる課題を持ち、それにどう対応をするか
他方、今回のコーポレートガバナンス改革の原点である財務価値をベースとする企業価値の持続的成長に対して、ESG、SDGs等の非財務資本による価値創造の考え方や人的資源、知的財産等無形資産への投資の再評価が出てきた
更に、経営のグローバル化が進む中、現下の世界情勢下地政学的リスクを含めいかなる経営上の課題があるかも検討が求められる
上記の視点・認識の下に、より具体的には下記を含む諸課題を検討・議論する:

  1. 経営のグローバル化、事業規模の拡大・多様化の下、海外子会社を含め企業価値成長を実現するためのグループガバナンスの在り方
  2. 日本企業の経営の質の向上のために経営人材の強化・流動化、人的資源最適化と活性化(含グローバルHR管理)の視点より課題を分析
  3. 持続的成長視点からの事業ポートフォリオの最適化・組替え
  4. サステナビリティ関連(ESG・SDGs, 無形資産、IFRS財団による開示基準設定の動きetc、それらに対する取締役会の監督)の課題
  5. 企業と投資家の対話の深化(含対話ガイドラインの改訂での課題への対応)
  6. (上記諸課題に対応する)取締役会の機能強化
    機関設計の在り方、取締役会の構成(多様性、スキル)、評価と選任の仕組み、実効性評価と改善、執行力の強化と監督、マネジメントモデルvsモニタリングモデル
  7. 社外取締役の在り方
  8. その他の課題
    会計監査の信頼性確保に向けて、株主総会運営の課題と在り方、開示制度の課題、 経営陣の報酬制度と課題、 multi-stakeholder論、リスクマネジメントの在り方、市場再編関連の課題、会社法改正、コーポレートガバナンスコード改訂関連その他の課題、etc。

プロジェクトメンバー

プロジェクトリーダー 藤田 純孝 国際総合研究所 フェロー
MIGAメンバー 森田 恵 国際総合研究所 リサーチアシスタント

2020年度
新時代のグループガバナンス、事業ポートフォリオ見直しと本社機能の課題 及び Beyondコロナにおける企業経営の課題

概要

日本企業のコーポレートガバナンス改革は一定の成果を上げ、今や形式から実質への深化が問われるフェーズに入っている。経営のグローバル化、事業規模の拡大・多様化の流れの下、海外子会社を含め
企業グループ全体の価値向上/成長をいかに実現するかの視点でグループガバナンスの在り方について
下記を含む課題を議論しガイドライン的提言の策定を図る:

  • 「攻め」と「守り」の両面でどのような課題があり、如何にガバナンスをmanageするか
  • 事業ポートフォリオの最適化・組替えをいかに図るか
  • グループ全体の人的資源の最適化・活性化における課題と対策
  • グループ全体の実効的な内部統制をいかに構築するか
  • 親子上場問題について

プロジェクトメンバー

プロジェクトリーダー 藤田 純孝 国際総合研究所 フェロー
MIGAメンバー 森田 恵 国際総合研究所 リサーチアシスタント

2019年度
コーポレートガバナンス改革の実行・運営の状況と課題の分析

概要

日本企業のコーポレートガバナンス改革は2014-2015年の日本版スチュワードシップコード、会社法改正、コーポレートガバナンスコード制定によって大きく進展した。
一方で、コードが求める資本効率を意識した中長期の企業価値成長、株主権利の確保、情報開示、取締役会運営、投資家との対話促進等が経営者のマインドセットの問題を含め外形のみでなく、実態として改革が進んでいるか検証し、対処すべき諸課題を欧米におけるガバナンス改革の新しい潮流なども含めて、産官学の識者の参画を得て研究する。

プロジェクトメンバー

プロジェクトリーダー 藤田 純孝 国際総合研究所 フェロー
MIGAメンバー 森田 恵 国際総合研究所 リサーチアシスタント

研究状況

第18回
開催日:2019年9月9日
テーマ:「自由討論」
【議事概要】

第17回
開催日:2019年7月31日
テーマ:「コーポレートガバナンスと TSR」
講師:今井 陽一郎 氏(Effissimo Capital Management 代表パートナー)
【議事概要】

シンポジウム開催

日 時: 2019年11月1日
会 場: 於 東京大学 福武ラーニングシアター
テーマ: 「非連続なイノベーションとコーポレートガバナンス改革の新展開」

基調講演:「Society5.0の時代に相応しい新たな社会のカタチ」
冨山和彦 経営共創基盤 代表取締役
パネルディスカッション:「コーポレートガバナンス改革 -今後の課題と方向-」
パネリスト:太田 順司 (株)東芝 社外取締役
スコット・キャロン いちごアセットマネジメント(株)代表取締役
武井 一浩 西村あさひ法律事務所 弁護士
中原 裕彦 経済産業省大臣官房審議官
     藤田 能孝 (株)村田製作所 常任顧問
モデレーター: 藤田 純孝 日本CFO協会 理事長
【開催報告】

2018年度
コーポレートガバナンス改革の実行・運営の状況と課題

概要

日本企業のコーポレートガバナンス改革は2014-2015年の日本版スチュワードシップコード、会社法改正、コーポレートガバナンスコード制定によって大きく進展した。
一方で、コードが求める資本効率を意識した中長期の企業価値成長、株主権利の確保、情報開示、取締役会運営、投資家との対話促進等が経営者のマインドセットの問題を含め外形のみでなく、実態として改革が進んでいるか検証し、対処すべき諸課題を欧米におけるガバナンス改革の新しい潮流なども含めて、産官学の識者の参画を得て研究する

プロジェクトメンバー

プロジェクトリーダー 藤田 純孝 国際総合研究所 フェロー
MIGAメンバー 森田 恵 国際総合研究所 リサーチアシスタント

研究状況

第16回
開催日:2019年3月13日
テーマ:「働く株主で山を動かす」
講師:中神 康議 氏(みさき投資(株) 代表取締役社長)
【議事概要】

第15回
開催日:2018年10月25日
テーマ:「ガバナンス法制の論点について (後半)」
講師:武井 一浩 氏(西村あさひ法律事務所 パートナー弁護士)
【議事概要】

第14回
開催日:2018年8月29日
テーマ:「ガバナンス法制の論点について (前半)」
講師:武井 一浩 氏(西村あさひ法律事務所 パートナー弁護士)
【議事概要】

第13回
開催日:2018年5月30日
テーマ:「コーポレートガバナンス改革を巡る最近の事情」
講師:中原 裕彦 氏(東京大学公共政策大学院特任教授、内閣府参事官)
【議事概要】