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デジタルビジネス 国際総合研究所

経済・社会 / 情報

2024年度 デジタルビジネス創出の活性化について

概要

Chat-GPTの公開を皮切りに「生成AI」(Generative AI)への注目が高まり、急速に世界中に普及し始めている。「生成AI」は、業種を問わずあらゆるホワイトカラーの業務にインパクトを与える可能性が高いが、その活用において独自のリスクが存在するため、国際的に様々な議論が巻き起こっている。G7では、2023年に「イノベーションの機会を活用する一方で、AIシステム設計開発においては、法の支配・人権・多様性等を尊重すべき」という指針案が整理された。また、欧州では「AI規制法」によって当該技術の活用を制限しようとする動きもある。
本研究会では、2023年度に引き続き、「生成AI」を中心テーマに据えて、そのポテンシャルを正しく理解し、これを有効に活用するためにどのような政策の方向性が考えられるか、技術面・法制度面・利活用面等から、有識者を招聘し、議論を行っていく。

プロジェクトメンバー

プロジェクトリーダー 宇治 則孝 国際総合研究所 フェロー
MIGAメンバー 林 良造 国際総合研究所 フェロー客員教授
浜口 友一 国際総合研究所 客員研究員
  三谷 慶一郎 国際総合研究所 客員研究員
  中島 一郎 国際総合研究所 客員研究員
  レストレンジ美抄子 国際総合研究所 リサーチアシスタント
共同研究 株式会社NTTデータ
  株式会社NTTデータ経営研究所

2023年度
デジタルビジネス創出の活性化について

概要

コロナ禍やロシアのウクライナ紛争等をはじめとする不確実性の高い環境変化は、企業のビジネスに大きなインパクトを与え続けている。このような状況に立ち向かうためにデジタル技術を活用した変革、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進は企業にとって重要な経営課題になりつつある。

また、日本社会全体におけるデジタル投資は近年伸び悩んでおり、諸外国に比較しても必ずしも活発な状況とは言えない。スイスのIMDによる「デジタル競争力ランキング」においても日本は低い評価に留まっている。

本研究会では、このような問題意識のもと、これまでの研究会活動を総括しつつ、VUCA時代を見据えた企業および社会のデジタル活用の方向性について議論していきたい。

具体的には、下記のような論点を想定している。

  • 日本企業・社会におけるデジタル活用能力に関する課題の整理
  • 課題に関する解決の方向性
  • 日本のデジタル政策の方向性 等

プロジェクトメンバー

プロジェクトリーダー 浜口 友一 国際総合研究所 フェロー
MIGAメンバー 林 良造 国際総合研究所 フェロー客員教授
  三谷 慶一郎 国際総合研究所 客員研究員
中島 一郎 国際総合研究所 客員研究員
  レストレンジ美抄子 国際総合研究所 リサーチアシスタント
共同研究 株式会社NTTデータ
  株式会社NTTデータ経営研究所

2022年度
デジタルビジネス創出の活性化について

概要

コロナ禍において、非対面・非接触で社会生活を維持していくために、結果的にデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進は、様々な場面において加速されつつある。一方、社会的な情報システムがうまく活用できず、不具合が起きた事例が目立ち始めている。(例えば、ワクチン接種記録管理、感染状況把握、医療現場支援、それぞれに複数の情報システムが存在し、かつこれらの連携が取れていないこと等が問題視されている)「デジタル敗戦」という言葉に象徴される通り、日本の企業・社会におけるデジタル活用能力は残念ながらまだまだ不十分であると考えられる。

本研究会では、このような問題意識のもと、これまでの研究会活動を総括しつつ、コロナ禍における、ニューノーマル時代を見据えた企業および社会のデジタル活用の方向性について議論していきたい。
具体的には、下記のような論点を想定している。

  • 日本企業・社会におけるデジタル活用能力に関する課題の整理
  • 課題に関する解決の方向性
  • ニューノーマル時代に向けた日本のデジタル政策の方向性 等

プロジェクトメンバー

プロジェクトリーダー 浜口 友一 国際総合研究所 フェロー
MIGAメンバー 林 良造 国際総合研究所 所長
  三谷 慶一郎 国際総合研究所 客員研究員
中島 一郎 国際総合研究所 客員研究員
  森田 恵 国際総合研究所 リサーチアシスタント
共同研究 株式会社NTTデータ
  株式会社NTTデータ経営研究所

2021年度
デジタルビジネス創出の活性化について

概要

デジタルトランスフォーメーション(DX)は、既に企業や行政機関における経営上の大きなテーマになりつつある。しかし、残念ながら必ずしも日本国内におけるDXは十分に推進されていないように見受けられる。
一方、今般のコロナ禍によって、企業は非対面・非接触を前提とした活動を行わざるを得ない状況に突入した。また、交通関連、外食関連等といった産業においては、市場そのものが大幅に縮小し、新しいビジネス創出を行うことが大きな経営課題になりつつある。この両面から、企業におけるDXは半ば強制的に加速する可能性が高い。
本研究会では、昨年に引き続き、コロナ禍における、ニューノーマル時代を見据えた企業のデジタル活用の方向性について議論していきたい。(研究対象企業としては、既存の大企業、スタートアップ企業および、DX政策に関わる政策官庁を予定)
具体的には、下記のような論点を想定している。

  • ニューノーマル時代を見据えた企業におけるデジタル活用の推進状況と課題の整理
  • 課題に関する解決の方向性
  • ニューノーマル時代に向けた日本のデジタル政策の方向性 等

プロジェクトメンバー

プロジェクトリーダー 浜口 友一 国際総合研究所 フェロー
MIGAメンバー 林 良造 国際総合研究所 所長
  三谷 慶一郎 国際総合研究所 客員研究員
  黒河 昭雄 国際総合研究所 客員研究員
共同研究 株式会社NTTデータ
  株式会社NTTデータ経営研究所

2020年度
デジタルビジネス創出の活性化について

概要

指数関数的な発展に伴い、デジタル技術は単なる省力化の道具ではなく、新しいビジネス(デジタルビジネス)を創るための武器に変化しており、企業においてはデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が経営上の大きなテーマになりつつある。本研究会では、デジタルビジネス創出をテーマとして、議論を進めてきた。
さて、今般のコロナ禍を発端として、持続的に、「非対面・非接触」を前提としたオルタナティブな社会を早急に構築していくことが必要だという機運が高まってきた。図らずも、デジタル技術を活用した様々なサービスがクローズアップされることになった。
他方、今般の厄災下の状況を見る限り、残念ながら国内においてはデジタル技術の持つポテンシャルをまだまだ活かしきれておらず、これを妨げる様々な課題があることも認めざるを得ない。(ビジネスプロセスや行政手続がデジタルネイティブにはなっていないこと/プライバシー確保とデータ活用との最適なバランスが取れていないこと/対面での活動を重視しすぎていること等)
2020年度は、アフターコロナを見据えた日本のデジタル活用の方向性について論じていきたい。
具体的には、下記のような論点を想定している。

  • コロナ禍で露見されたデジタル活用を妨げる企業・社会における課題の整理
  • 個別課題に関する解決の方向性
  • アフターコロナに向けた日本のデジタル政策の方向性 等

プロジェクトメンバー

プロジェクトリーダー 浜口 友一 国際総合研究所 フェロー
MIGAメンバー 林 良造 国際総合研究所 所長
  三谷 慶一郎 国際総合研究所 客員研究員
  黒河 昭雄 国際総合研究所 客員研究員
共同研究 株式会社NTTデータ
  株式会社NTTデータ経営研究所

研究状況

第4回
開催日:2021年2月17日
テーマ:「経済産業省『未来の教室』プロジェクト-教育イノベーション政策の現在地点-」
ゲストスピーカー:浅野 大介氏(経済産業省商務・サービスグループサービス政策課長(兼)教育産業室長)
【議事概要】

第3回
開催日:2020年11月26日
テーマ:「Afterコロナの日本のオープンイノベーションについて」
ゲストスピーカー: 川島 健氏(株式会社InnoScouter代表取締役)
【議事概要】

第2回
開催日:2020年10月19日
テーマ:「ニューノーマルを先導するテレワーク」
ゲストスピーカー:小豆川 裕子氏(常葉大学経営学部経営学科教授)
【議事概要】

第1回
開催日:2020年9月23日
テーマ:「オープンソースとオープンデータによる、コロナ下における官民連携」
ゲストスピーカー: 関 治之氏(一般社団法人コード・フォー・ジャパン代表理事)
【議事概要】

シンポジウム

開催日:2021年3月10日
テーマ:「ニューノーマル時代のコーポレート・トランスフォーメーション」
ゲストスピーカー:
藤川 佳則氏 (一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻(一橋ICS) 准教授/イェール大学経営大学院客員准教授)
市村 雄二氏 (コニカミノルタ株式会社常務執行役)
深田 昌則氏 (パナソニック株式会社アプライアンス社 ゲームチェンジャー・カタパルト代表)
【議事概要】 【シンポジウムリーフレット】

2019年度
デジタルビジネス創出の活性化について

概要

指数関数的な発展に伴い、従来効率化のための道具とされていたデジタル技術は、新しいビジネスそのもの(デジタル・ビジネス)を創出するための武器に変化してきている。
昨年度までに、デジタル・ビジネスの現況と展望について、ベンチャー企業からの視点、大企業からの視点、さらには昨今急激な台頭を見せる中国国内の視点からの大きく3つの側面から研究を進めてきた。
これらの活動から得られた成果を踏まえ、2019年度は、具体的に日本国内においてデジタル・ビジネスの創出を活性化させるための方策について議論を行いたい。
具体的には、下記のような作業を想定している。

  • デジタル・ビジネスと一般的なビジネスとの相違点の整理
  • 内外の事例等から読みとれるデジタル・ビジネスの成功要因の分析
  • 日本の産業構造・企業構造を踏まえたデジタル・ビジネス推進のための処方せんの検討
    また、研究成果は、最終的には企業・政策官庁等に向けた具体的な提言としてとりまとめることを想定している。

プロジェクトメンバー

プロジェクトリーダー 浜口 友一 国際総合研究所 フェロー
MIGAメンバー 林 良造 国際総合研究所 所長
  三谷 慶一郎 国際総合研究所 客員研究員
  黒河 昭雄 国際総合研究所 客員研究員
共同研究 株式会社NTTデータ
  株式会社NTTデータ経営研究所

研究状況

第6回
開催日:2020年2月14日
テーマ:「ソフトウェア開発について」
ゲストスピーカー:川口 耕介 氏(CloudBees.Inc CTO)
【議事概要】

第5回
開催日:2019年11月26日
テーマ:「中国深圳視察報告 第1回~4回までの振り返りとディスカッション」
スピーカー:三谷 慶一郎 氏(株式会社NTTデータ経営研究所 情報戦略事業本部 アドバイザー 兼 PAセンター/エグゼクティブオフィサー エクゼクティブコンサルタント)
【議事概要】

第4回
開催日:2019年10月8日
テーマ:「100BANCHでの取り組みについて」
ゲストスピーカー:則武 里恵 氏(パナソニック株式会社 コーポレート戦略本部 経営企画部 未来戦略室)
【議事概要】

第3回
開催日:2019年9月10日
テーマ:「これからのデジタル時代を乗り切る組織と人材のあり方」
ゲストスピーカー:ピョートル・フェリクス・グジバチ 氏(プロノイア・グループ株式会社 代表取締役)
          丸山 咲 氏(モティファイ株式会社 取締役)
【議事概要】

第2回
開催日:2019年8月23日
テーマ:「ANAデジタル・デザイン・ラボが描く「未来のエアライン」」
ゲストスピーカー:津田 佳明 氏(ANAホールディングス デジタル・デザイン・ラボ チーフ・ディレクター 兼 アバター準備室長)
【議事概要】

第1回
開催日:2019年7月29日
テーマ:「未来のくらしをカタチにするイノベーションの土壌と風土づくり「Game Changer Catapult」新規事業創出イニシアティブ」
ゲストスピーカー:深田 昌則 氏(パナソニックGame Changer Catapult代表)
【議事概要】

2018年度
デジタルビジネスの現況と展望・課題

概要

IoT,AIなどに代表される技術の発展・普及により,旧来のいわゆる「情報サービス産業」と一線を画する「デジタル・ビジネス」が出現し,産業構造や経済社会にインパクトを与えていると考えられる。このような背景認識を前提として,これまで、新興企業および大企業をそれぞれ対象として、デジタル・ビジネスの創出に関する環境適応のあり方について研究を行ってきた。2018年度は、これまでの成果を踏まえ、昨今急速に存在感を増している「中国」のデジタル・ビジネスに焦点をあて以下のような観点を中心に、さらに議論を深めていく。

  • 中国におけるデジタル・ビジネスの現況を把握し,活発に新興企業が出現し、かつ成長している背景等について有識者を招いて検討を行う
  • 上記から得られた示唆を基に,日本がデジタル・ビジネス領域において国際競争力を維持・強化していくために必要な政策の方向性を検討する

プロジェクトメンバー

プロジェクトリーダー 浜口 友一 国際総合研究所 フェロー
MIGAメンバー 林 良造 国際総合研究所 所長
  三谷 慶一郎 国際総合研究所 客員研究員
  黒河 昭雄 国際総合研究所 客員研究員
共同研究 株式会社NTTデータ
  株式会社NTTデータ経営研究所

研究状況

第6回
開催日:2019年3月1日
「最終報告」

第5回
開催日:2019年1月21日
テーマ:「地域資源を活用しながら、多様な人材が新しいコトを生み出す現状と政策面からの支援」
ゲストスピーカー:村上 敬亮 氏(内閣府地方創生事務局 審議官(国家戦略特区担当))
【議事概要】

第4回
開催日:2019年12月3日
テーマ:「深圳でのイノベーション速度を生み支えるエコシステムの理解」
ゲストスピーカー:高須 正和 氏(株式会社スイッチサイエンス Global Business Development)
【議事概要】

第3回
開催日:2018年11月9日
テーマ:「イノベーション都市深圳市でのメイカー主導の実態の現地調査」
スピーカー:研究会メンバー[益子恵、朝倉実紗、大谷真菜](株式会社NTTデータ経営研究所 デジタルビジネスデザインセンター)
【議事概要】

第2回
開催日:2018年9月28日
テーマ:「成熟化が進む中国人・中国人の内面の変化」
ゲストスピーカー:中島 恵 氏(ジャーナリスト)
【議事概要】

第1回
開催日:2018年8月31日
テーマ:「デジタルビジネスを牽引するプラットフォーマー」
ゲストスピーカー:岡野 寿彦 氏(株式会社NTTデータ経営研究所 金融経済事業本部)
【議事概要】