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英語・英米文学科

英語・英米文学科のめざすもの

英語・英米文学科が特に重視しているのは、英語によるコミュニケーション能力をつけ、国際的に活躍できる人材養成です。聞く、話す、読む、書くの4技能について、バランスのとれた英語力を身につけます。単に英語という「技術」を磨くだけでなく、真の国際感覚を養うために、現代の英語圏文化、英米の伝統文化・文学、さらにビジネスや英語教育についてもしっかり学べるカリキュラムを用意しました。

学科の特色は次のとおりです。

(1) 国際的に活躍できる人材の育成のために、徹底的に英語の運用力を育成するカリキュラムを編成しました。

(2) 1、2年次では「基礎ゼミ」と「英米PRE−SEMINAR」を開設し、少人数教育による人間的触れ合いのある教育をめざし、英語学習の基本と英語圏文化の基礎知識を身につけます。

(3) 3、4年次においてコース制を設け、将来の進路に沿って〈ビジネス英語コース〉〈英米文学・文化コース〉〈英語教育コース〉の3コースよりコース選択ができます。

また、本学留学規定を活用して、協定留学、認定留学により、英語圏の大学で履修した単位を30単位を上限に卒業要件単位として認定できます。

カリキュラム編成の考え方

カリキュラムは学科の趣旨・目的と、大学審議会の答申における「教養教育の重視」や「専門教育の見直し」をふまえて編成しました。

(1) 基礎となる英語を1、2年次で徹底的に習得します(英語基礎科目)。3、4年次においては、その英語力を活用し、将来の職業に対応できる英語力を養うための教科(コース共通必修・コース共通演習科目)、高度な学問研究、および専門的職業に役立つための英米の文学・文化、ビジネス、英語教育について学べる教科(コース共通講義・コース別指定科目)を用意しました。

(2) 共通科目は大学審議会の答申の「教養教育の重視」をふまえ、語学・コンピュータ科目(コミュニケーション科目)を充実させ、現代社会が直面する基本的な諸課題についての授業(セルフディベロップメント科目)を行い、社会の実践的な教育力を活用した科目(ソーシャルスタディ科目)、将来やキャリアについて考える科目(キャリア開発支援科目)も設けました。(H21、20、19入学生)

また、2010年(平成22年)度入学生からは、上記の「教養教育の重視」という考えをさらに深めるべく、学部・学科の枠を超えて、基礎課程科目を学修する全学共通基礎課程「武蔵野BASIS」科目群が展開されています。

(3) 1、2年次は、英語と英語圏文化・英米文学の基礎的知識を幅広く体系的に学び、のちの専門分野での学習に役立てられるよう、科目を充実させました(学科基礎科目)。

(4) 1年次、2年次での基礎英語力をつける方法として、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能の総合教育を次のように行います。

  • 日本人教員による4技能総合教育(「TOEIC基礎演習1・2」)
  • ネイティブ・スピーカーによるコミュニケーション教育(「Practical Communication1・2」)。「TOEIC基礎演習1・2」「Practical Communication1・2」とも、統一テストを行い、この結果を元にグレード別クラス編成を行います。

(5) 自己の英語の運用能力を適正に判断するため、1年から4年まで在学時に、TOEICを学内で受験します。また、秘書技能検定、ビジネス文書技能検定などの学内受験も可能です。

各学年の到達目標

1年次に「基礎ゼミ」、2年次に「英米PRE−SEMINAR」を設け、3年次、4年次の学科教育への方向づけのための少人数教育を重視し、教員と学生との双方向教育を行います。

英語基礎科目については、2年次までの英語力の到達目標を明確にし、進級関門を設け、グレー
ド別クラス編成により徹底した指導を行います。

各学年の到達目標

到達目標1年2年3年4年
英検2級2級準1級準1級
TOEIC450550650730
TOEFL(CBT/iBT) 157/55173/61197/71213/80

3、4年次においてビジネス英語コース、英米文学・文化コース、英語教育コースの3コースを置き、学生の将来の進路希望にもとづきコースを選択します。

また3、4年生はコースや履習科目にかかわらず、TOEIC公開テスト受験が、全員必須となっています。

各コースの特徴

コースⅠ:ビジネス英語コース

ビジネス英語コースがめざすのは、「英語を特技とし、国際ビジネスで活躍できる人材の育成」です。このゴールを達成するため、学生諸君の「英語力」「ビジネス知識」「ビジネスセンス」を高める講座が設けられています。まず、英語力を高めるために「BUSINESS READING」等のスキル科目を多数履修するほか、「INTENSIVE TOEIC」で就職活動に必要なレベルの資格取得を図ります。これらの科目の履修により、卒業時まで英語漬けに近い環境で過ごすことができます。また、ビジネス知識の向上のため、「情報社会論」「企業分析入門」等の科目で基礎力を充実させ、「産業論」等で業界別の知識を深めていきます。さらに、「ビジネス・コミュニケーションゼミ」や「チュートリアル」で、実務経験豊かな教師陣から少人数指導を受けつつビジネスセンスを培っていきます。外国人教員はもちろんのこと、日本人教員も授業中に英語を積極的に用いて授業を行っているのも特徴的です。大変に刺激的でやりがいのあるコースで、ある程度の英語力が必要なため、3年次進級時に最低でもTOEIC 500点 / 英検2級程度の英語力を有していることが必須です。

コースⅡ:英米文学・文化コース

英米文学・文化・歴史に深い関心を寄せる学生のために設けたコースです。「ゼミ」モデルの柱は、3・4年合同の授業「英米文学・文化ゼミ1・2」です。3年生と4年生が協同で学習し、協力し合って学習活動に取り組みます。勉強面でも人間関係面でも本来の大学らしい授業です。個人ないしグループで資料集め・研究発表を行い、夏には合宿をしたりします。ゼミの最終目標は「卒業論文」です。3年次に基本的な研究姿勢を身につけ、4年次から本格的に卒論テーマに取り組み、4年間の成果をここに集約します。

また、文学・文化コースの「チュートリアル」モデルを履修すると、コース学習を柱として、「チュートリアル1・2」で、ゼミの卒論指導と同じ個人指導により各学期に1本、2年間で4本のレポートを仕上げるので、文章力・論理力・要約力の実力アップが目に見えて伸びることでしょう。

この2つのモデルに共通していることは、コース指定科目・共通講義科目・演習科目などで、英語力・文化力・社会力を強化していくことです。卒業時までに、十分に専門知識を蓄え、自信を持って社会へ、あるいは進学へと歩むことができるように工夫してあります。そのために「現代イギリス論」「現代アメリカ論」「テーマ別演習」など、文学・文化コースは英語力を基礎として、広く英語圏の文学・文化・歴史を学べるカリキュラムを用意しています。

コースⅢ:英語教育コース

英語教育や英語学習に関心のある人のために設置されたコースです。このコースでは、広い意味での「英語教育」を考えています。つまり、中学・高校の英語教員を志望する学生はもちろんのこと、児童や幼児に教える、あるいは生涯学習として高齢者に教える、会話学校・塾で教えるなど、さまざまなタイプの英語教育に関わることを考えている学生、さらには「英語をいかに身につけるか」ということに関心のある学生も対象としています。したがって、教職課程を履修しているかどうかは関係ありません。「実用音声学」「英語指導技術」「学習英文法」「児童英語教育」「第二言語習得」「教職対策英語」などの科目により、英語を教える際の基本的な技能と知識を身につけます。いずれも実践的な内容です。特に、教職課程履修者は「英語指導技術」「学習英文法」「教職対策英語」は必ず履修しましょう。基本となる英語力は、必修のスキル科目や「翻訳演習」「通訳演習」等の共通演習科目を履修して磨きをかけます。さらに、英米文学や英米文化の分野、「英語文化特殊講義」などからも履修して、幅広い教養を身につけるよう努力してください。

クラス分割について

1 各学年アドバイザーについて

学年別アドバイザー

学年クラス構成アドバイザー
4年ビジネス英語コース
英米文学・文化コース
英語教育コース
所属ゼミ・チュートリアルの担当教員がアドバイザーとなる

 2 クラス指定科目の分割について

学年語学分割 分割基準
4年Self Expression習熟度別5分割クラス指定
(4月に別途掲示する)
 Business 演習科目4月に別途掲示する(3分割s , a , b)

なお、学年・コースにかかわらず、全員が在学中にTOEICを受験します。詳細は機会を設けて別の資料で説明します。

3 TOEICスコアによる履修免除の手続きについて

「INTENSIVE TOEIC」には、TOEICスコアで一定の基準を満たせば、履修を免除して単位認定(S評価)をする制度があります。それぞれの科目の基準スコアは、毎年見直され修正されますので、年度当初の掲示(MUSCAT)に注意してください。

なお、履修免除を希望する場合は、履修登録期間内に学科に申し出て、手続きをする必要があります。

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