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文学部

本学文学部は、1965年(昭和40年)に、創設者高楠順次郎博士の「仏教主義により本来の母性たるべき女子の智能を啓き、以ってその徳を涵養する」という建学の精神に基づき、学識・情操・品性豊かな優れた人材の育成を目標に武蔵野女子大学文学部として開設され、2003年(平成15年)に現在の名称に大学名を変更した。開設以来約50年にわたり、日本文学を中心に教育・研究を行い、国語科教員の育成などを通して教育の発展にも力を尽くし、社会に有為な人材を提供してきた。

そして2004年(平成16年)には、武蔵野大学の共学化に伴い、専門教育の教育内容をいっそう充実し、就職・キャリア開発、大学院進学をめざすカリキュラム改訂を行った。その改訂を一層効果あらしめることを目的に、さらに2011年(平成23年)には新たな改訂も行った。

文学部の教育は、社会人として必要な教養や知識を身につける「武蔵野BASIS(共通科目)」と、各自の専門を深める「学科科目」から成り、これに教職・司書などの資格を獲得するための「資格科目」が加わっている。

文学部の専門教育は、1年次の入門ゼミ、2年次のプレゼミ、3・4年次のゼミ・卒論ゼミを中心として、各学年ごとに配置されたさまざまな専門科目を履修することで、学生各自の興味・関心・能力・将来に応じてコースを選択し、各自の専門性を深めることのできるカリキュラムを自主的に構築して学べるようになっている。ゼミおよび専門科目は主として時代ごとの日本文学および日本語学を学ぶコースと、能や歌舞伎などの古典芸能、書道などの日本文化を学ぶコース、さらには小説、現代詩、短歌、俳句、児童文学など創作を学ぶコースがあり、履修定員のあるゼミ以外の授業は、各自の興味に応じて自由に選択することができる。文学部に学ぶ学生は、教職員・先輩の指導のもとで、学科のカリキュラムの特徴や運用の方法をよく理解して、自分の将来を見据えた意義のある勉学を真摯に行ってほしい。

21世紀は新たな可能性が開ける時代のはずだった。ところが21世紀の幕が上がってみると、国外では相変らず戦争やテロがあり、国内では厳しい格差社会という現実がある。このような現実のなかで一人前の人間として自己を確立し、真に世の中で役立つ人間として自己確立していくためには大変な努力が必要だ。「男女共同参画社会」の実現が強調されているとき、目標を定めた勉学によって、世の中に通用する知恵と力を身につけてもらいたい。また、この情報化・グローバル化の時代、世界はますます相互依存の性格を強めてきている。このような時代に生きる学生諸君は、いやおうなしに世界の趨勢をしっかりと把握する必要がある。激動する世界と社会の流れに流されることなく自分自身をしっかりと見つめ、常に高い目標を掲げて、自らの人生を希望と誇りをもって一歩一歩着実に歩んでほしい。

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