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法律学科

新世代の法律学科

1 法律学科の目的

人間は一人では生きていくことができません。そこで、社会という「人の集まり」を作って暮らしているのが現実です。その社会の安全を維持しながら、一人一人の自由な活動を保障し、社会全体を発展させていくためのルールが法律なのです。
したがって、法律を学ぶ人は、他者と共に生きることを学び、安全な暮らしと自由な生き方の調和を学ばなければなりません。そして、その「安全」と「自由」を手に入れることが、幸福な人生の第一歩となるのです。しかし、自分一人が幸福であっても、この社会は機能していきません。自分の幸福を、周囲の人の幸福に広げていくことが重要なのです。
法律学科では、このような共生の視点をもちつつ、現代社会の危機管理をはかり、安心安全な市民社会を構築することのできる人材の育成を目的としています。


2 法学教育のパラダイムシフト

では、そのような人材を育てるためには、どのような法学教育をすることが必要でしょうか。これまでの法学教育は、ややもすれば、権威主義的に、学者の学説や判例を教授するというところがありましたが、法律学科では、以下のような徹底した「学生目線の教育」へと転換を図ります。

  ・「法律は面白くて役に立つ」ことを学生諸君に実感させる。
  ・「学説」を教えるのではなく、「生きていく知恵」を教える。
  ・ルールを覚えるのではなく、ル一ルの必要性を考え、ルールを作り出せる「発想力」 「想像力」を重視する。
  ・他者との「共生」の気持ちを培うために、「相手の立場でものを考える」ことを重視する。
  ・集団の中の個人の役割を意識して、コミュニケーション能力を高める教育をする。
  ・ゼミなどの少人数教育では、学生諸君が自己を理解し、自分の選び取ろうとする人生を探せる「自己発見」に努めさせる。
  ・自分の進むべき進路に必要な法律科目を重点的に学べるカリキュラムを提供する。
  ・企業エクス夕ーンシップなどで、自分の進路のシミュレ一ションができるようにする。


カリキュラムの特徴

1 ビジネス志向と資格志向

法律学科のカリキュラムでは、ビジネス志向の学生と資格志向の学生が自主的に授業選択できるように配慮しています。
ビジネス志向の学生においては、民法、会社法、知的財産法、消費者法、金融法、IT関係法などを履修するとともに、近隣の企業・金融機関等でのエクスターンシップ(学外研修)を通じて、法律学の知識をビジネスにどう生かすかを学ぶことができます。
公務員試験やその他の国家資格を志向する学生においては、六法(憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法)や行政法を履修するほか、「地方公務員特殊研究1~4」などを受講することで、資格試験合格のための知識・能力を修得することができます。

2 アジア法

本学の建学精神に照らし、アジア法の研究・教授に力を入れています。中国、韓国、ラオス、ベトナム、カンボジアなど、アジア諸国の法制度について法整備支援や開発法学も含めて学ぶことができます。

科目履修のポイント -必修科目と選択科目

1 必修科目

必修科目には、武蔵野BASIS科目、法学部・経済学部コア科目、そして学科科目があります。
武蔵野BASIS科目については、すべての科目が必修科目となります。法学部・経済学部コア科目である「共生原理」も必修科目です。
学科科目では、基礎科目群の「法学1(法学の基礎)・法学2(法学概論)・民法1A(総則)・民法1B(総則)・憲法1(統治)・憲法2(人権)・刑法1(総論)」、「企業エクスターンシップ」、「資格ガイダンス」、「プレゼミ」、最先端研究の「ゼミナール1・ゼミナール2・ゼミナール3・ゼミナール4・卒業論文」が必修科目となります。
必修科目は大学教育や学部・学科教育に必要な科目なので、他の科目で代替することはできません。


2 選択科目

選択科目は、基幹科目群、展開科目群、隣接科目などから自主的に選択し、受講する科目です(基幹科目群、展開科目群については、選択条件がありますから注意してください)。個人の興味・関心、将来の進路との関係から選択するのが一般的です。時間割の空き時間を埋めるために、科目を選択するようなことは望ましいことではありません。

少人数教育とアドバイザー制度

法律学科には、少人数によるゼミナール制度があります。


1 プレゼミ

2年生後期に行われるゼミで、3年生から入るゼミナールへの準備段階となるゼミです。ゼミナールで学ぶテーマの基礎知識、プレゼンテーションやディスカッションの方法などを学びます。


2 ゼミナール

3年生になると、それぞれの問題関心、研究テーマに即してゼミナールを選択します(「ゼミナール1」「ゼミナール2」)。4年生では、「ゼミナール3」「ゼミナール4」を履修し、3年生までに学んだことをもとに、大学4年間の学習成果の集大成である卒業論文を完成させます(「ゼミナール1」「ゼミナール2」「ゼミナール3」「ゼミナール4」とも、同じ教員の指導を受けます)。


3 アドバイザー制度

プレゼミやゼミナールの担当教員がアドバイザーとなり、学習方法、学生生活、進路等の相談に応じます。アドバイザーごとに、オフィスアワーが設けられていますので、この時間を利用してアドバイスを受けてください。

エグゼクティブ・スカラシップ・プログラム

①国家公務員(総合・一般)、②地方公務員(上級)、③公認会計士、④税理士受験を目指す学生のために、エグゼクティブ・スカラシップ・プログラムが設けられています。
特別編成クラスにより、国家公務員、地方公務員、公認会計士、税理士試験の合格をめざします。編入制度を含む詳細については、「エグゼクティブ・スカラシップ・プログラム」を確認してください。
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