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日本語・日本文学科

日本語・日本文学科

本学科では、日本語・日本文学と日本文化を学ぶことを通じて、豊かな感性を養い、人間についての確かな問題意識を育み、読解力・表現力・創造力・批評力を身につけるために、さまざまな内容の科目を開講しています。

教授陣には、作家の三田誠広教授をはじめ、能楽のリチャード・エマート教授のほか、著名な小説家、文芸評論家、書道家、童話作家、詩人、歌人、俳人などの創作家、あるいは文学・言語・文化研究者などがそろっていて、それぞれの分野で懇切な指導を行っています。

必修科目と選択科目

必修科目としては、文学と言語に関する基礎力を修得するために「日本語・日本文学入門ゼミ」と「日本語学概論」を設け、専門科目の基礎を養うために「古代文学」「中古文学」「中世文学」「近世文学」「近・現代文学」を用意しています。選択科目には、当学科の伝統的特色をなす能・狂言をはじめ歌舞伎・民俗学・書道などの科目があります。また、「日本事情」など日本語教育関連科目もあります。

ゼミについて

「入門ゼミ」「プレゼミ」「ゼミ」「卒論ゼミ」と、縦断的に各学年にゼミが設置されています。全員が履修する必修科目であり、もっとも文学部らしい舞台と言えます。1年次の「入門ゼミ」は、複数の講師による日本語・日本文学に関する多種多様な講義がオムニバス形式で展開されます。2年次には、「プレゼミ」として開講されている科目の中から2科目を選択します。「プレゼミ」では、日本語・日本文学に関する内容とともに、発表の仕方やレポートの書き方、資料の調べ方などもしっかりと学びます。3年次には、各自の卒論のテーマを考慮した「ゼミ」1科目を選択します。3年次の「ゼミ」は、原則として4年次の「卒論ゼミ」へと連続し、専門的テーマを探求します。3〜4年の「ゼミ」および「卒論ゼミ」では、原則として担当教員がアドバイザーとなります。

コース制

【日本文学コース】【伝統文化コース】【日本語教育コース】という3コースがあり、その中から1コースを選択します。各コースに設置されている学科科目で基礎知識を学び、小説・詩歌、能・狂言・書道、日本語学・日本語教育学などを研究します。その上で、さらにオプションとして選択することのできる【文芸創作コース】や【国語科教職コース】では、より実践的なレベルの力をつけます。日本語・日本文学科では、以上のようなコース制により、総合的なコミュニケーション能力を育成し、言葉により「世界」を読み、言葉により「世界」を創ることのできる人材育成をめざしています。

学科行事

伝統ある日本語・日本文学科では、学科科目に関わる独自の行事を開催してきました。武蔵野大学国文学会主催の「武蔵野文学賞」(小説・詩・短歌・俳句・書道)には、毎年力作が寄せられています。関連して、武蔵野文学館の設立も決定し活動を開始しました。文学や歴史をテーマにした研修旅行やゼミ合宿なども毎年行われています。また、能舞台での能と狂言の鑑賞会、束帯・唐衣裳の着付け実演、日本の語りを聴く会、日本文学公開講座なども恒例の行事となっています。とりわけ本学の誇る能楽資料センターが主催する公開講座は、一般の市民の間でも好評です。

学科科目の履修が重要なのはもちろんですが、こうした伝統的な行事の数々が、伝承すべき日本文学・日本文化に触れる貴重な機会になり、本学科を支えてきたことも強調しておきたいと思います。

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