HOME教育学部経営学部会計ガバナンス学科

教員・ゼミナール紹介

教員情報の詳細につきましては武蔵野大学 研究者情報をご覧ください。
鷹野 宏行
会計ガバナンス学科長、教授

ゼミ及び講義の内容

私自身の専門領域は、財務会計論であり、特に、非営利組織体の財務会計基準の研究を中心に進めている。研究のライフワークとしては、協同組合に注目している。協同組合は、株式会社と似て非なる組織、NPOとも似て非なる組織であり、数の多さに比べて研究の素材として取り上げられることが少ない非営利組織である。
ただし、ゼミナールでは、通常の企業会計領域についてまずもって学習し、そののち、ゼミ生の希望も酌んで輪読の素材を決める。また、卒業論文のテーマも学生の意思を尊重して決定する。

高校生及び大学生へメッセージ

商業高校で勉強する簿記は、普通高校では授業自体がありません。ただ、簿記はどのような組織に入っても必ず役に立つ大事な知識です。
私は高校時代、文武両道を実践してきました。何事もやはり体が資本です。勉強だけをやってきた大学生よりも、スポーツにも取り組む高校生活を送った大学生のほうが魅力を持っているように感じます。まずは体を鍛え、勉強を頑張ってください。大学を選ぶ際には、偏差値だけでなく、特徴的な教育をしている大学にも、ぜひ目を向けて研究してみてください。
青栁 達朗

ゼミ及び講義の内容

租税実体法は条文は長く難解で、条文の数も膨大であり、全容を理解することは非常に困難です。それだけに租税法の基礎理論を習得し、基本的な考え方を確立することが重要です。また、法が具体的に適用された事例である判例研究が重要です。具体的なゼミの実施内容は、専門書の輪読と判例研究を柱としてソクラテスメソッドで進めていきます。

高校生及び大学生へメッセージ

法律学の学習全般に言えることですが、租税法の分野においても、基礎知識の習得から初めて、具体的な事例を研究することが重要です。租税法は人間の経済活動に密接に関連しており、経済社会全般に対する視野が拡がることは保障します。
鵜川 正樹
教授、公認会計士、税理士

ゼミ及び講義の内容

ゼミ及び講義では、考える会計を目指します。主に財務会計、財務分析、公会計の分野を中心に学びます。財務会計では、会計基準の内容を体系的に理解することで会計学の全体像を把握できるようにします。財務分析では、企業の経営戦略が財務諸表にどのように表れているかそのつながりを理解できるようにします。公会計(政府・地方自治体会計)では、企業会計との相違、財務諸表の見方や活用方法を理解できるようにします。ゼミでは、学生の希望に沿って、各分野において、基本書の輪読、グループ・ディスカッション、レポート(卒業論文)作成の指導を行います。

高校生及び大学生へメッセージ

これから学ぼうとしている学生はもちろん、この社会を生きる人にとって、 いつの時代にあっても大切なことは、社会の中で大きな目標を目指して働くことで、自分自身も充実するという連鎖ではないかと思います。そのようなことができれば、社会の役に立つということと、自分自身の充実ということが矛盾なく繋がっていることになり、心を安定させて生きていくことができるでしょう。そのためには、社会と自分との関係をしっかりつかまえて、客観的に物事を判断できる能力を身につけなくてはいけません。自分の好きなことや興味のあることに全精力をかけていきたいという思いをもつことが大切であると思います。
船越 洋之

ゼミ及び講義の内容

私の教育方針は、学生が少しでも専門知識と専門技能を身につけ、最終的に就職できるようにすることです。そのため、ゼミでは様々な資格取得にチャレンジしてもらっていますし、講義でも資格取得のことを念頭に置いた運営をしています。またゼミでは、管理会計に関する専門書などを輪読し、ゼミ生が執筆する卒論のテーマを見つけてもらい、最終的に卒論執筆に導いています。就職関連の指導も希望があれば行っています。さらに今年から電卓の伝道師として、電卓検定の普及に努めたいと思っています。

高校生及び大学生へメッセージ

大学というところは基本的に自由です。しかし、高校までと違って自主性を尊重しますから、自分がやりたいと思わないとおそらくはつまらないし、情報は基本的に自分で探す必要があります。会計ガバナンス学科では、会計に関する様々な専門教育を学びますが、特に電卓検定や簿記検定などの資格取得を奨励しています。皆さんもまずは目標を見つけてください。そしてそれを実現するために必要な資格や学習方針を決めて、積極的にチャレンジしてください。若いときの苦労・努力は将来必ずどこかで活きてきます。
海野 正

ゼミ及び講義の内容

講義は、主にコーポレート・ガバナンス、企業の社会的責任の分野を担当します。将来、会計・監査・税務のプロフェッショナルや「会計リテラシー」を身に付けた様々な分野の専門家として、企業の運営に関与する場合に必要不可欠な経済や社会、特に企業や資本市場に関する事項について、理解の基礎を提供したいと考えています。例えば、企業と市場関係者が尊重すべき規範・倫理観、そして投資家の投資判断や企業の経営判断の基礎となる資本コストなどファイナンスの基礎を含みます。
ゼミでは、関連する各分野からテーマを選択し、参考文献の輪読、グループ・ディスカッション、レポート(卒業論文)作成の指導を行っています。

高校生及び大学生へメッセージ

世界の経済や産業は、「VUCA(変動、不確実、複雑、曖昧)の時代」とも呼ばれる、激しい変革の時期を迎えました。同時に、ESGに関する情報を理解することの重要性が増しています。ESGは環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)の頭文字を取った言葉で、環境や社会への配慮、企業統治の向上を通じ、企業の価値を高めようとする取り組みを指します。
こうした時代の将来の中核人材となる皆さんには、目の前の短期的な変化に振り回されることなく、10年20年の長く広い視点で物事を考えること、バランス感覚を持ち構造的な変化の先にある世界を客観的に想像すること、さらに、自分が社会課題に参画していく意識を持つことが求められます。このための「事実を把握・理解し、考えをまとめ・共有し、さらに他者との交わりの中で確かなものに組み立てていく」学びの機会を共有していきましょう。
鈴木 純一

ゼミ及び講義の内容

私の研究分野は金融論と経営論にまたがる領域です。特に、社会的共通資本の考え方に共感し、地域の共生や共創につながる「人を幸せにする」金融や経営を目指して、地域活性化、事業承継、高齢者支援、介護事業などの研究をしています。
講義では、金融制度や金融リテラシー、企業ファイナンス、財務・非財務情報の役割などについて、分かりやすく解説します。
ゼミでは、学生自身がより深く考え、自分から行動を起こすきっかけになるよう、現実社会の課題を経済統計や財務データを使いながら分析するとともに、組織の経営理念やガバナンスのあり方などを議論しながら、一緒に調査研究を進めていきます。

高校生及び大学生へメッセージ

近年、世界各国において資本主義が見直されています。個人の自由な発想や企業のイノベーションが経済の成長や社会の発展をもたらす一方、地球環境への負荷や、経済面や教育面での格差が無視できない状況になっているためです。
その対策として、SDGsやESG金融の考え方が浸透しつつあり、企業においては、株主だけでなく、従業員、取引先、消費者、地域住民など様々なステークホルダーの立場を考えながら、地球全体の長期的な持続可能性を追求する時代が到来しています。
こうした時代に羽ばたいていく皆さんには、他人との「絆」を大切にして、「日日是好日」の気持ちで有意義な学生生活を送ってほしいと願っています。
星野 雄介

ゼミ及び講義の内容

私は、実際にデータを集め、分析し、何かを発見する、という「調査研究」に集中しています。企業の決算書や公開資料の分析にとどまらず、その矛先は、マーケティングや若者文化にまで及ぶでしょう。このような調査研究に集中する理由は、①知識は古びるため、②知識は忘れるため、です。しかし調査研究スキルは汎用的なので、これを身につけられたら、今の知識が古びた将来においても、皆さんは自分自身をアップデートさせながら活躍することができる、と信じています。

高校生及び大学生へメッセージ

何かに打ち込んでください。勉強でもいいし、勉強以外でもいいでしょう。高校卒業時に、あるいは大学卒業時に胸を張って「こんな学生生活だった」と言えるような時間を過ごして欲しいと思います。
そして、人とのかかわりを大切にしてください。1人はどこまで行っても1人です。自分を成長させてくれるのは他人です。家族や親友や恋人だけでなく、同じ学校、学科、クラス、サークル、などの様々な縁も大切してください。
あとは、他の先生方がおっしゃる通り、勉強するといいんじゃないかな。
髙橋 里枝
准教授、税理士

ゼミ及び講義の内容

私の研究の専門分野は、租税法です。みなさんは、「税」に対してどのような印象を持っていますか。「払いたくない」、「興味なし」、「嫌い」といったネガティブなイメージを持っているかもしれません。嫌いな食べ物は、食べなければいい。ファッションに興味がなくても、困ることはない。しかし、「税」は、嫌いだから、興味がないからといって、避けられるものではありません。「税」は、私たちの人生や企業経営に密接に関係しています。
私の担当する税に関する講義やゼミでは、様々な取引に重要な影響を及ぼす税に関する問題について、法律学の視点からだけではなく、会計学や経済学などの隣接分野と関係づけながら学びます。
また、私は、勉強やゼミ活動などについて、みなさんに「主体的」に取り組んでほしいと思っています。社会人になれば、言われたことを言われたとおりに行うことは当然であり、言われたこと以上のことをして初めて評価されます。今から、自ら調べ、自ら考え、自ら行動する練習をして下さい。

高校生及び大学生へメッセージ

「税」に対して上述したイメージ以外にも、「難しい」という意見もあるかと思います。現在の租税法令は、一読しただけでは理解できないほど複雑です。大学院へ進学する場合や税の専門家を目指すのであれば、この複雑な租税法令に向き合わなければなりません。しかし、これらはいずれも日本語で書かれた文章です。日本語を丁寧に読み解くことで理解できるようになります。
榮田 悟志
准教授 公認会計士

ゼミ及び講義の内容

様々な方向から多面的に考え、比較し、研究し、行動することをテーマとしています。具体的なゼミの実施内容は、専門書の輪読、あるテーマを取り上げた議論、グループで調査を行い発表する、卒業論文の作成、簿記大会への参加、ゼミ単位でのイベントへの参加などを行います。
専門書の輪読は、財務会計論、管理会計論、監査論、経営学、医療法人会計、公益法人会計、社会福祉法人会計、仮想通貨会計などを予定しています。議論のテーマは社会問題全般を対象とし、学生からもテーマを受け付けます。
ゼミを通じて人間性を高めるとともに社会を生き抜く力をつけて頂きたいと考えています。

高校生及び大学生へメッセージ

周りの目を気にせずにやりたいこと見つけて納得するまで掘り下げてください。大学受験の勉強や部活動で気になったことを納得するまで考え抜いてください。
会計という技術を身につけ、高い人間性を持ち合わせ、高い夢や目標を掲げ、社会の中心で活躍し世界を幸せにして頂きたいと考えております。卒業後の進路として、公務員になる、民間企業へ就職する、資格を取得する、大学院へ進学する等になりますが、希望する人生を歩むためには学修をしなければならないという現実に目を背けずに前向きに前進しましょう。
佐藤 正隆

ゼミ及び講義の内容

管理会計の授業では、企業の業績評価と意思決定に関わる理論と計算方法について学習します。具体的には、責任センターと業績評価指標、CVP分析、差額原価収益分析、設備投資の意思決定等です。企業で実施している業績評価方法や意思決定方法は、学生の身の回りの環境でも適用できます。授業では、管理会計の考え方を身近に感じてもらうために、企業で実施されている考え方と、学生の日々の意思決定や身の回りの環境で実施される評価方法とを照らし合わせることで、学生の理解力促進のために尽力しております。

高校生及び大学生へメッセージ

誰にも負けないと自信をもてる科目や分野を作り、専門性を磨きましょう。そのためには、高校や大学で多くのことを学び、自分に適性のある科目や分野を模索する必要があります。仮にコアとなる科目や分野が見つからないとしても、努力をし続けていれば自信がつきます。入試、資格試験、スポーツの大会等の乗り越えなければならない壁は高いかもしれませんが、諦めずに努力していれば、納得のいく結果へと繋がると思います。
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