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2023.11.29

薬学部薬学科の阿部教授と赤石准教授が共同研究で硫化水素とポリサルファイドが神経伝達物質の放出を制御することで記憶促進と統合失調症への影響があることを発見しました

薬学部薬学科薬理学研究室の阿部 和穂教授と赤石 樹泰准教授は、山口東京理科大学薬学部薬理学教室の木村 英雄教授(本学客員教授兼任)、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神薬理研究部の古家 宏樹室長らとの共同研究で、脳内の硫化水素とポリサルファイド※1が神経伝達物質※2の放出を制御することで記憶形成に関与するとともに、その不足によって統合失調症様行動を誘発することを発見しました。その研究成果は、2023年10月31日に国際学術誌「Scientific Reports」のオンライン版で公開されました。詳細は、国立精神・神経医療研究センターから発信されたプレスリリース(関連リンク)をご参照ください。

※1 ポリサルファイド…硫化水素(H2S)よりもS原子の数が多い過硫化物。H2Sとポリサルファイドは、3-メルカプトピルビン酸イオウ転移酵素によって生合成されます
※2神経伝達物質…神経細胞から放出され、その神経細胞と隣接する別の神経細胞または効果器細胞との間で形成されたシナプスと呼ばれる接合部で、情報を伝達する役割を果たす物質です。GABA、グルタミン酸、グリシンは代表的な神経伝達物質です

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