トップNews & Events

2024.02.15

学生が秋田県鹿角市の企業とユニークな燻製商品「燻製ラムレーズン」を開発中!

文学部日本文学文化学科4年生の長田 千弘さん、工学部環境システム学科2年生の目時 大翔さん、経営学部経営学科2年生の陳 銀嬌さんは9月4日~13日に行われた発展FS*(フィールド・スタディーズ)「起業家目線で、地域の新たな魅力を発見!」に参加し、秋田県鹿角市の燻製専門店『燻製屋 猫松』で新商品の開発に取り組みました。現在「燻製ラムレーズン」の商品化に向け、企業との共同開発を進めています。

*発展FS:基礎FS(1年生対象)での学びをさらに深めるため用意された2・3・4年生対象の課外学習プログラム。企業・自治体・団体と連携した産学・官学連携のプログラムや国内・国外の修学関連施設を訪れて学びの理解を深めるプログラムなどがある。

サムネイル(640×400)

「燻製ラムレーズン」開発の背景

『燻製屋 猫松』では「リビングで猫と寛ぎながら楽しむ燻製」をコンセプトに、手作りで無添加の燻製商品「いぶりがっこ」や「ナッツ」「塩」等を販売しています。中でも「いぶりがっこ」は大人気商品です。しかし、いぶりがっこは生産時期・生産数が限定されている「シーズン商品」のため、オフシーズンは販売商品が少なくなってしまうという課題がありました。

「燻製ラムレーズン」の開発について

鹿角_インタビュー写真(480×320)

学生はまず、新商品となる食材を決めるために、普段『猫松』の商品を置いている鹿角市内の道の駅でヒアリング調査を行いました。そこで得た「健康意識」「手のひらサイズ」「1,000円以内」といった回答から、6つの素材(チーズ、高野豆腐、はちみつ、オリーブオイル、レーズン、タマネギ)を選定しました。
その後、6つの素材で実際に燻製商品を作り、鹿角市の職員と試食会を行いました。アンケートの結果、「レーズン」の評価が最も高く、新商品は「燻製レーズン」に決まりました。
商品の決定後は、原材料となるレーズンの品種の選定、製造方法の試行錯誤を重ねました。その中で、味や燻した時の香りの良さから「ラムレーズン」を採用することなり、現在「燻製ラムレーズン」として商品の開発を進めています。

図1(480×320)

「燻製ラムレーズン」の販売について

image_123650291(320×320)

商品のイメージ
そのまま食べてももちろんおいしい「燻製ラムレーズン」ですが、学生たちは「鹿角市は観光客が夏に一番多いこと」に着目し、「燻製ラムレーズン×アイスクリーム」の販売も考案しています。アイスクリーム以外にも、ヨーグルトやナッツ、チーズに合わせてもおいしい商品です。商品の完成は2024年3月を予定しており、現在は保健所と相談しながら商品の保存性の確認やパッケージデザインの校正を進めています。販売は秋田県鹿角市内の道の駅や東京都内のセレクトショップ、オンラインで行う予定です。

参加学生のコメント

私たちは、鹿角市にある燻製専門店『猫松』との共同で新商品を開発しました。3日間のインターンシップを通じて、燻製の奥深さと、新しい味の可能性を探求する機会に恵まれました。この度、私たちが手がけた商品が3月に発売されることになり、大変光栄に思っています。『猫松』のブランドやコンセプトに基づき、新しい風を吹き込むことに成功したと自負しています。私たちの商品が、多くの方々に楽しんでいただけることを心から願っています。皆様のご期待に応えられるよう、引き続き努力してまいります。

関連リンク

大学案内
入試情報
教育
学部
大学院(研究科)
研究科(一覧)
研究
研究所・研究室・センター
学生生活・就職

大学案内

入試情報

教育