「世界の幸せをカタチにする。」
学生たちの挑戦 Vol.13
2018.8.1 <世界の幸せをカタチにする。><学生たちの挑戦>
江東区・森下商店街
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武蔵野大学
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武蔵野大学
街とゼミがコラボレーションする
江東区での学外学習活動
本学では、社会に出て活躍するための「アクティブな知」を獲得し、自ら進化し続けられる力を身に付け、大きく成長することを学びの大切な役割と考えています。街や地域社会、海外・企業のリアルな現場に立ち、文化や歴史、人の繋がりを知ることが、社会の課題解決に繋がっていきます。この学びを実践しているゼミの1つに法学部政治学科 後藤新ゼミがあり、有明キャンパスがある江東区の森下商店街振興組合が主催する朝顔市に毎年参加。商店街のもつあたたかな雰囲気と伝統、そして、住民の方たちと協働した新たな街づくりなど、学外学修を通じ自ら探究する学びにつなげています。本学では、「アクティブな知」を実践し、地域社会の活性化のお手伝いとともに、様々な経験を通して成長する学生と地域の活性化を支援していきます。
歴史から、社会問題にアプローチしていく
法学部政治学科 後藤 新ゼミ
近代日本政治史、近代日本外交史が研究テーマのゼミです。ゼミ生は、それぞれに興味のある社会問題や出来事を研究の題材にして、プレゼンテーションと討論を繰り返し、課題解決にむけた考えの基礎を固めていきます。「学生の就職活動」「フィギュアスケートと街の関係」「皇位継承の問題」「群馬県における高崎と前橋について」などテーマは多様ですが、共通して大切にしているのは歴史を紐解くこと。これまでの歴史を振り返り、なぜ今こうなっているのかを考え、社会問題にアプローチしていく力を身につけています。森下商店街との協働は、後藤新講師が、江東区のある委員会で本間修理事長と知り合ったことからスタート。歴代のゼミ生が参加し、資料やインターネットだけでは分からないリアルな地域の姿を学ぶ、ゼミの伝統行事になっています。
一体感を感じた街のつながりが、
どうやって生まれているのかを紐解いていきたい。
法学部 政治学科 3年
片倉 拓海さん
今回、参加した朝顔市で一番印象に残っていることは、商店街のみなさんの一体感です。まるで、普段から同じひとつの店で働いているんじゃないかと思うほどでした。これには、普段からの密なコミュニケーションや、街を盛り上げたいという目標の共有など、たくさんの要因があると感じます。自分は今後、「会社の労働環境」をテーマに研究を進めていこうと思っているので、商店街のみなさんの一体感を紐解くことは、研究の参考になるはずです。今回のような機会があれば、受け身にならず、積極的に参加し、学んでいこうと思います。
片倉 拓海さん
今回、参加した朝顔市で一番印象に残っていることは、商店街のみなさんの一体感です。まるで、普段から同じひとつの店で働いているんじゃないかと思うほどでした。これには、普段からの密なコミュニケーションや、街を盛り上げたいという目標の共有など、たくさんの要因があると感じます。自分は今後、「会社の労働環境」をテーマに研究を進めていこうと思っているので、商店街のみなさんの一体感を紐解くことは、研究の参考になるはずです。今回のような機会があれば、受け身にならず、積極的に参加し、学んでいこうと思います。
伝統と若い世代が混ざり合う、
商店街の新たな挑戦から学んでください。
森下商店街振興組合 理事長
本間 修さん
後藤ゼミとの協働は、今年で4年目になります。毎年、一生懸命手伝ってくれていますし、お客さんとも積極的に触れあい、この機会を上手に活用してくれているなと感じています。日本の商店街はどこも、街の担い手不足に悩んでいます。森下商店街では、この街に根付く伝統を残しながら、新たな住民の方々に伝え、お互いの良さを活かし合う新たな街づくりに挑戦しています。時間をかけ丁寧に繋がれてきた伝統や、自分たちは何をしなくてはいけないかを常に考えている街の姿勢など、たくさんのことを学べる街だと思います。繋がり続けながら、たくさんのことを吸収し新しい課題解決を導き出してほしいと思います。
本間 修さん
後藤ゼミとの協働は、今年で4年目になります。毎年、一生懸命手伝ってくれていますし、お客さんとも積極的に触れあい、この機会を上手に活用してくれているなと感じています。日本の商店街はどこも、街の担い手不足に悩んでいます。森下商店街では、この街に根付く伝統を残しながら、新たな住民の方々に伝え、お互いの良さを活かし合う新たな街づくりに挑戦しています。時間をかけ丁寧に繋がれてきた伝統や、自分たちは何をしなくてはいけないかを常に考えている街の姿勢など、たくさんのことを学べる街だと思います。繋がり続けながら、たくさんのことを吸収し新しい課題解決を導き出してほしいと思います。
担当教員の声

法学部政治学科 講師
後藤 新
この4年間で、卒業生を含めゼミ生たちは、森下商店街の方たちが大切に紡いでこられた人と人との繋がりや街の歴史に触れ、学生だからこそできる貴重な経験を積むことができています。今回も、学生たちはどう動けばいいか自分たちで考え実践していて、普段の座学では見られない学生たちの一面を知ることができ、嬉しく思う瞬間がたくさんありました。学生たちにはこの繋がりから、街に出て、自分の目で見ること自分の耳で聞くことの大切さに気づいてほしいと思っています。社会は人と人の繋がりで出来ています。自分自身が現場にたち、いろいろな人たちとコミュニケーションすることで、たくさんの発見があります。どんな些細なことでもかまいません。感度を高くし、自分なりの発見を大切にして、それらを日々の研究に活かしてほしいと願っています。