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Vol.08

「地球はお母さん」

毎月一度、第二日曜日に、幸福デー、ピースデー、アースデイの主催者が一緒になって、「渋谷のラジオ」でのラジオ番組を放送しています。先日、グリーンズ代表・編集長で武蔵野大学サステナビリティ学科教員の鈴木菜央さんをゲストに迎えての生放送を行いました。その時の鈴木さんのお話が印象的だったので紹介しましょう。

グリーンズというのは、環境や平和など、社会課題解決につながる活動を取り上げるウェブマガジンを毎日配信している非営利組織です。その理念は「いかしあうつながりがあふれる幸せな社会」を目指すこと。共感します。幸せ(ウェルビーイング)の研究を行ってきてわかったことは、要するに人は「やりがい」と「つながり」があると幸せであること。多様なみんなが多様につながり、その個性や夢や志を伸ばし、活かしあうことができれば、人は幸せになっていきます。つまり、グリーンズの理念は、まさに幸せの条件そのものです。しかも、自分たちが幸せになることだけを目指しているのではない。自分たちの周りの人も、社会も、地球全体の生きとし生けるものも、みんなが幸せな世界を目指している点が素晴らしいですね。

鈴木さんはおっしゃっていました。「世界の幸せのことばかり考えていて、自分の幸せをおざなりにする人がいます。逆の人もいます。すべての人が、自分の幸せと、まわりの幸せと、世界の幸せのために行動するにはどうすれば良いのか、そのことを今考えています」

共感します。そして、鈴木さんは、こうもおっしゃっていました。

地球はお母さんだと考えれば良いと思っています。人間は、子供たち。子供たちの中にはやんちゃな子もいます。子供たち同士で争ったり、時にはお母さんを傷つけたりする子もいます。でも、子供のやんちゃなんて可愛いもの。お母さんは、それをこれまで見守ってきました。しかし、子供はやがて成人し、お母さんよりも力が強くなり、お母さんを傷つけることもできるようになってしまいました。人間はもっと大人になるべきです。お母さんに対して何をすべきか、そして、子供たち同士で何をすべきか、自分自身のために何をすべきかを、もっと真剣に考えるべき時です。

おっしゃるとおりですね。鈴木さんが番組の中でリクエストされた曲は、ジミー・クリフの「I can see clearly」。雨が去ったことが、はっきり見える。私が進む道にある障害物がすべて見える。心の中にあった暗い雲は去っていった。これからは、明るい、明るい、晴れ渡った日がやってくる。未来の希望の歌ですね。私たち人類と生きとし生けるものに明るい未来がやってきますように。

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