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Vol.26

「ネガティブな会話はいらない」

毎回、ウェルビーイング(幸せ、健康、良い状態)について語ってまいりました、みんなのウェルビーイング。今回は、ネガティブな表現とポジティブな表現について考えてみましょう。

みなさんは、ネガティブな表現を使いますか?「あの報道はけしからん」「あの上司はだめだ」「あの友人は態度が悪い」「自分はどうして失敗ばっかりなんだろう」「もっと〇〇だったらよかったのに」「もっと△△しておけばよかった」。他人に対しても自分に対しても、ネガティブな表現は、しようと思えば無限に出てくるのではないでしょうか。

しかし、世の中のネガティブとポジティブを決めているのはあなた自信です。世の中に、そもそも、いいことも悪いこともありません。生物や人間が共に生きているだけです。これに対して、人間が価値判断をするから、人間の頭の中にネガティブとポジティブが生じているというだけのことなのです。

たとえば、「あの報道はけしからん」は、報道を見た人の頭の中にありますよね。報道した人は、けしからん報道をしようとしたわけではなく、自分達の信念に従って行ったわけです。その信念が、報道者と、見た人とで異なっているから、けしからんとなっているわけで、もともとけしからんはどこにもなかったんです。けしからんという発言がSNSで広がると一つの世論を形成したりしますが、どんなに大きな社会現象になろうと、それはもともと、誰かの頭の中で考えたことです。

他のどの例も同様です。「あの友人は態度が悪い」と思っているのは、思っている人の頭の中であって、態度悪くなろうと思っている人はいません。だめになりたいと思っている上司もいません。
自分へのネガティブも同じです。「自分はどうして失敗ばっかりなんだろう」と思っているのはあなたの頭だけ。いやいや、失敗したという事実があるではないか、と思うかもしれませんが、たとえば仕事の目標を達成できなくて、失敗したという事実も、人間が頭で、目標を決め、それ以下だと失敗と決めただけです。どこにも失敗なんてないんです。エジソンは、100回の失敗を、100回のチャレンジと、100回の結果に過ぎないと言いました。失敗なんて、ないんです。「もっと〇〇だったらよかったのに」「もっと△△しておけばよかった」も同じです。あなたの頭がそう思っているだけ。

これらすべてのネガティブな思い込みを手放せば、幸せになります。全部楽しみながらポジティブに変換することをお勧めします。「私のネガティブはダメだ。ポジティブにしなければならない」のようなネガティブなあり方だと幸せではないので、楽しみながらやることがポイントです。
「あの報道はそういう立場からのものなんだね」「あの上司もあの人なりに頑張っているね」「あの友人は態度が悪いように見えちゃうので成長できるといいね」「自分のこれまでの失敗は将来への糧だね」「もっと〇〇だったらさらによくなるね」「△△する余地がまだ残っているので、これからやるぞ」
 
すべての言葉と行動は、必ずポジティブに変換できます。すべてがポジティブな生活は可能です。楽しみながら、ぜひやってみてください。
 
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