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Vol.33

「はたらく人が幸せな会社」

先日、社員が幸せな会社で有名な、ネッツトヨタ南国さんに見学に行きました。実は、株式会社eumoの活動として、私は毎年、ネッツトヨタ南国、伊那食品工業、西精工の三社の見学に伺っています。

みなさんにも、ぜひ見学に行っていただきたいです。文字で書いても実感できないことが、目で見ると明らかにわかるからです。

たとえば、社員の方々がイキイキとされています。こう文字に書くと、うちの会社だってイキイキしている、と思う方もいらっしゃると思います。そうかもしれませんが、これらの会社の社員の方は、本当にすごくイキイキされているのです。見たことがないくらい。

ネッツトヨタ南国の横田英毅さんは、もともと社長、会長をされた方で、今は相談役をされていますが、徹底的に権限の移譲をされています。上が権限を持っていて、命令して仕事をさせるとやりがいを感じにくい。主体的に働いてもらうためには、権限を移譲する方がいい。それを徹底的にやった結果、社員は横田さんを見ても「あ、横田さんだ」とやっと気づく感じになり、懇親会でもみんながビールを注ぎにこないと言います。戦略的存在感のなさとも表現される達人の境地です。ここまで存在感を消して、社員の主体性を育むことができるのかと信じられないくらい、徹底しています。仙人のようです。これも、書いても伝わりにくいですよね。お会いしてみると、本当にそうなんです。

お客様の幸せよりも、社員の幸せを優先するともおっしゃいます。これも非常識のようですが、社員が幸せでないと、心からお客様のために働くことができないから、まずは社員の幸せが一番なのだということなのです。徹底しています。

また「全社員が人生の勝利者になることを目指す」と公言されていて、社員の雑談の中でも、「あなたにとって人生の勝利者とは?」という熱い会話が普通に交わされています。こちらも見に行くとわかります。

幸せの研究者として、「成長」や「貢献」が個人の幸せのために非常に重要であることは知っていますが、これを横田さん以下社員の皆さん全員が実践されている会社です。

妻と私の本『ウェルビーイング』にもこれら三社の事例について触れていますので、ぜひご覧ください。いや、本よりも、実際。行くと、「理想的な会社とはこういうことか」ということが実感としてわかります。百聞は一見にしかず。幸せな会社も、幸せな人も、すごい会社や人を見ることがおすすめです。

芸術も、スポーツも、料理も、伝統芸能も、そうですよね。いいものに触れて、目を肥やすこと。そして、切磋琢磨すること。これらにつきますね。

はたらく人が幸せな会社

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