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2023.10.03

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【第3弾】全国46校 総勢1,000人の元球児が開催を待ち望む「あの夏を取り戻す」プロジェクト~コロナ禍で中止となった甲子園の実現に向けて~

2020年5月、新型コロナウイルス感染症の流行により、夏の全国高校野球(以下、甲子園)が戦後初めて中止となりました。当時の高校球児たち、特に3年生にとっては「甲子園」という夢の舞台が失われた瞬間でした。
あの夏から2年半余り。当時の想いを消化できていない本学アントレプレナーシップ学科3年生の大武 優斗さんは当時の甲子園を実現するため「あの夏を取り戻せ 全国元高校球児野球大会」というプロジェクトを発足し、責任者として進めています。現在、SNSやメディア等への掲載・出演を通して全国から関心が集まるこのプロジェクト。その全容を大武さんに伺いました。

今回は【第3弾】として、代表の大武さんとともにプロジェクトを進める副代表の2人にお話を伺います!(【第1弾】はこちら)/(【第2弾】はこちら)
【第3弾】プロジェクトを支えるメンバー

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「あの夏を取り戻せ 全国元高校球児野球大会」概要

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2020年、甲子園の代わりとして行われた各都道府県での独自大会優勝チーム、及び勝ち残った49校(東京・北海道各2校)を集め、阪神甲子園球場(以下、甲子園球場)で甲子園を実現するというプロジェクトです。当日はセレモニーの実施やノックなどの練習を予定しており、別日程・別会場で各チームの交流戦の実施も検討しています。

———一緒にプロジェクトを進めている2人のメンバーについて

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小泉 真俊さん

アントレプレナーシップ学部 アントレプレナーシップ学科2年生。私立中央学院高等学校卒業。高校時代は野球部に所属。「あの夏を取り戻せ 全国元高校球児野球大会-2020-2023-」運営統括本部、副代表。

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宇佐美 和貴さん

アントレプレナーシップ学部 アントレプレナーシップ学科2年生。東京都立小山台高等学校卒業。高校時代は野球部に所属。高校を卒業後、旅館の仲居として働く。その後大学へ入学。「あの夏を取り戻せ 全国元高校球児野球大会-2020-2023-」運営統括本部、副代表。

———プロジェクトにおける2人の役割を教えてください

宇佐美さん:私たちはプロジェクトの運営統括本部、副代表として、事務的な作業の全般を担当しています。プロジェクトは運営責任者の大武さん、運営統括本部と4つの運営チームで成り立っており、統括本部では各チームの進捗管理やチームに振り切れないあらゆる業務を担っているイメージです。具体的には各チームとのミーティング、協力団体との打合せ、メディアに露出する際の準備などを行っています。

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———2人がプロジェクトに参加したきっかけを教えてください

宇佐美さん:私がプロジェクトに参加したきっかけは、昨年6月に大武さんがアントレプレナーシップ学部全体のグループチャットに投稿した「宣言文」を見たことです。大武さんと面識はなかったのですが、私自身も高校野球をやっていたので「一緒にやりましょう」とすぐに連絡を取りました。

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大武さんが送った宣言文
小泉さん:参加校が集まった去年の10月頃、アントレプレナーシップ学部全体が入るLINEグループに大武さんから「プロジェクトを手伝ってくれませんか」という連絡がありました。「ここでやるときだ」と思い、30秒くらいで返信しました。後から、この連絡には宇佐美もすぐに返信していたと聞いて、当時から同じことを考えていたのだなと思いました。この話を大武さんにしたら、小泉と宇佐美を正式に運営メンバーに入れるためだけに全体グループにLINEを送ったんだよって言われて、手の平で転がされている感じがしてちょっと悔しかったです(笑)

———1日どのくらいの時間プロジェクトに関わっていますか

2人:今は起きている時間ずっとプロジェクトに関わっています。授業との両立で少し大変ですが、高校野球が活きているなと思います。自分たちタフだなって(笑) この夏はあの夏に捧げます。
小泉さん:宇佐美に関しては夜中までプロジェクトに関わっていて、いつ寝ているのかなと思う時があります。これだけ熱中できる人と一緒にやっている自分はすごく幸せだなと思います。

———2人がここまでプロジェクトに熱中する理由を教えてください

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高校時代の宇佐美さん
宇佐美さん:高校野球をする中で経験した「戦後初の甲子園中止」と今進めている「甲子園を取り戻すプロジェクト」は人生で1度きり、今しかできない経験だと思います。高校野球をやってきた人間として、後悔しないように、このプロジェクトを絶対成功させたいという気持ちが私の原動力です。また、私は高校を卒業してから旅館で仲居をしていた時期があり、その時に大学に通うなら普通とは違う刺激的な4年間を過ごしたいと思っていました。入学後、何かやりたいなと思っていた時にぴったりなプロジェクトに出会えたので、今熱中できています。
小泉さん: まだ甲子園の使用が決定していないときに、開催場所として他の球場も検討していて電話をかけたことがあります。しかし、当時はまだ実態がないプロジェクトだったため全然取り合ってもらえなくて、とても悔しい思いをしました。また、大武さんを含めた3人でメディアに毎日100件電話をしていた時期もあります。そのうち1、2件しか取材に繋がらなくて。この悔しかった思いが今自分を動かしていると思います。プロジェクトを絶対に成功させて、見返したいみたいな。

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高校時代の小泉さん

———プロジェクトを進める中で学んだことはありますか

小泉さん:千里の道も一歩からというように、大きなプロジェクトではありますが、1つひとつのタスクを確実にこなしていくことが大切だなと日々実感しています。また、「諦めなければ運が回ってくる」と思っています。メディアへのアプローチを始めてから2週間が経った時、プロジェクトをニュースウォッチ9に取材していただきました。アナウンサーの方が野球好きの方でたまたま繋がったという形です。これだけ聞くと「運がよかったね」と思われますが、その裏側には何千件というメディアへのアプローチがあります。偶然ではありますが、諦めずに続けた結果だなと思っています。
宇佐美さん:無理を可能に変える力です。実現不可能ということも知恵を出し合って試行錯誤したり、数をあたってみたりして可能に変える力を身に付けたなと思います。今クラウドファンディングを行っていて、目標額の7,000万円に対して現時点で1,150万円集まっています。目標額の達成は難しいと言われることもありますが、私は絶対に達成できると思っています。このマインドを手に入れられたことは大きいなと思います。

———2人から見た大武さんについて教えてください

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宇佐美さん:押し進める力、自ら切り開いていく力が半端ないです。臆病になることがなくて、ものすごい度胸で進んでいくのですごいなと思っています。このプロジェクトを成功させるためには手段を選ばず、少し失礼なお願いでも必要だと思ったらできる人間です。
小泉さん:大武さんの切り開く力がすごすぎて、自分たち2人のまとめる力が圧倒的に足りないなと思っています。この前も宇佐美とちゃんとまとめられる人間になろうと話していました。これが自分たちの役割であり、自分たちにできないことを大武さんがやっているので、きちんと役割を果たしていきたいなと思います。

———大武さんから見た2人について教えてください

■プロジェクトに参加してほしいと思った理由
2人が野球を本気でやっていたことを知っていたので、自分の気持ちが分かるはずだと思い、一緒にプロジェクトを進めたいと思いました。結果的にしっかり巻き込む事ができて良かったです(笑)
■2人の存在について
相棒です。宇佐美と小泉が居なかったらこのプロジェクトは成り立ちません。2人が一番分かっていると思いますが、僕が出来ることは少ないです。例えば、タスク管理表を作ったり、提案資料を作ったり、全て2人がやってくれています。本当にいつも感謝しています。2人が大切な命と時間をこのプロジェクトに使ってくれている、そんな感覚があります。そこには責任があると思っています。また、優秀な2人を始めとする最高なプロジェクトメンバーと共に今進めていて幸せだなと思います。
■2人へのメッセージ
1年間、苦楽を共にしてきました。11月29日に全て報われると思っています。11月29日に後悔しないように残り少ない時間を大切にしよう。また、このプロジェクトを成功させた時に何かが見えると思うから、またみんなで新しい社会を切り開こう。先が長い関係になると思うので、これからも多くの最高の景色を共に見たいと思っています。

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関連リンク


・【第1弾】全国46校 総勢1,000人の元球児が開催を待ち望む「あの夏を取り戻す」プロジェクト~コロナ禍で中止となった   
 甲子園の実現に向けて~
 https://www.musashino-u.ac.jp/news/20230307-08.html

・【第2弾】全国46校 総勢1,000人の元球児が開催を待ち望む「あの夏を取り戻す」プロジェクト~コロナ禍で中止となっ     
 た甲子園の実現に向けて~
 https://www.musashino-u.ac.jp/news/20230425-01.html

・あの夏を取り戻せプロジェクト クラウドファンディングサイト
 https://ubgoe.com/projects/444

・あの夏を取り戻せ全国元高校球児野球大会実行委員会 公式X(旧Twitter)
 https://twitter.com/remember__2020
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